「派閥争いパワハラ手術も失敗しないので!!」
内容
蛭間(西田敏行)は憤っていた。東帝大学病院より格下の大学病院が、
世界で注目を浴びる論文を発表したのだ。
蛭間は、黄川田(生瀬勝久)西園寺(吉田鋼太郎)に論文を書くよう命じる。
だが、そのせいで、系列病院から多くの患者を転院させ、
必要な症例を得ようと、多くの手術を医師たちに強いていく。
論文を書かなくて良いという条件で、
大好きな手術ができると未知子(米倉涼子)は大喜びする。
それは、神原(岸部一徳)も同じだった。
外科と内科が競い合うように論文を仕上げていく中で、
外科の西園寺をギャフンと言わせたいと思い始める黄川田。
すると部下の赤井(長谷川朝晴)が内科主導の外科手術を提案する。
協力してくれる外科医はいないかと思われたが、北野(滝藤賢一)が了承。
敬称略
前回までの“ドラマ”染みたエピソードも、それはそれで良いんだけど。
やはり、最低限。。。大門未知子を際立てる必要があるわけで。
今期は、前回、ようやく、それをクリア。
で。今回である。
正直、やはり“大門未知子”に魅せられたい。。。それもあるのだが。
前回、もうひとつの要素が、盛りこまれていた。
それは。。。道化の医師たち。
彼らがいるから、大門未知子も際立つのである。
ただし、それでも、今期。。。
ほとんど描かれていない要素がひとつあった。
それは、今作のアバンでも出てくる“白い巨塔”
そうなのだ。
今期は、院長vs副院長。。。を描いているのだが。
これ、よくよく見れば、医師たち。。。ほぼ無関係なんですよね。
実は、ずっと、そのモヤモヤを感じていたのだ。
本来、描くべきだったのは、
それら“トップ”の対立の影響を受ける医師たちじゃないのか?ってこと。
そして、競い合う医師たちを描くべきじゃ??ってことなのだ。
これは、前シーズンまで、描いて来た“カタチ”
しかし今期は、ドラマにこだわるあまり、
その要素が欠けてしまっていたのである。
もちろん、これまでの話も、面白くないわけじゃ無いんだけど。
なんかね。。。。違うのだ。
そして今回だ。
ようやく、黄川田vs西園寺
これって、もっともっと描くべきだったんですよね。
じゃないと、俳優を揃えている意味が全くありませんから!!
病院のゴタゴタを見せて、未知子で魅せる。
もとの作品に戻ったような印象ですね。