「復活!!!!失敗しないハケンの女!黒い巨塔に現れた最強の敵…!?金沢~能登…4回転半メダリストの緊急オペ3000万!!」
内容
日本一上手い寿司屋を探す大門未知子(米倉涼子)
しかし、見つけることが出来ず。神原晶(岸部一徳)にも連絡が取れず。
金沢の街を彷徨っていると、男女がキスしている場面に出くわす。
次の瞬間、女性(岸本加世子)は、胸を押さえ倒れ込み、
男性は、逃げてしまうのだった。
未知子は、女性とともに救急車に乗り込み、“クロス医療センター”へ
そこは、“最新医療特区”に認定された拠点だった。
処置をしつつ、センターに到着した未知子。
事務局長・青柳忠志(橋爪功)が、新薬による治療中と止めたにも関わらず
未知子は、緊急のオペを開始。鮮やかな手技で、命を救うのだった。
オペ後、逃げた男が、病院長の黒須貫太郎(ビートたけし)と知る。
「医者のくせに逃げるなんて、最低のクズ」と罵る未知子。
その後、未知子が病院を去ろうとしていると、神原が手土産と請求書を持ち到着。
病院長が旧知の黒須と知り、驚く神原。
すると黒須は、未知子を雇いたいと提案。神原も即決し。。。
気乗りしない未知子の説得をはじめる。
助けた女性が、衆議院議員の一ノ瀬愛子(岸本加世子)と説明
スキャンダルを考えてのことだろうと。
センターでは、外科治療は行っていないということだった。
そして、すでに契約金をもらっていると告げる。
そんななかセンターでは、
国民的フィギュアスケート選手・氷室光二郎(伊野尾慧)のオペが行われる事に。
東京から、麻酔科医の城之内博美(内田有紀)もやってきて、
未知子たちは、センターで紹介されるのだが、
いきなり内科部長・黄川田高之(生瀬勝久)が、未知子たちを拒絶する。
黒須院長の指示で、未知子のオペが発表され。。。。
だが、発表後に、黒須から未知子、神原に1つの提案がなされる。
未知子のオペでは無く、新薬による治療でいくと。
納得してもらえば、全額払うという。
未知子は、オペを行うと氷室を説得したはずだと、提案を拒否。
黒須も納得し、オペが決まったかに思われたが。。。。。
何者かに教われ、利き手を骨折した未知子は、
国立高度医療センター金沢分院の加地秀樹(勝村政信)に連絡を入れるが。。。
それからすぐ、黒須により、内科治療が発表され、姿を消す未知子。
敬称略
脚本は、中園ミホさん
演出は、田村直己さん
シリーズ“初”と言って良い、大門未知子の“失敗”
そんな話ですね。
まあ。。。やっぱり、そういう話なので。
心の傷だとか。。。葛藤だとか。。。そういう描写は必要で。
ただ、今作として、これをokにすべきかどうかが、悩むところだ。
そう。
ドラマとして何一つ間違っていない。
登場人物の内面を見るというのは、ドラマの醍醐味の1つだしね。
でもなぁ。。。。
テンポが良く、勧善懲悪モノという一面もある《ドクターX》シリーズとしては、
今回の雰囲気が違いすぎるのが、悩ましいのだ。
すでに、秋には、新シリーズが始まることが決まっている今作。
“よっぽどのこと”が無い限り、放送されるだろう。
今回の話が、そこに繋がっていくことまで分かっているので、
出来れば、今回の話が。。。。トラウマにならなくて良いから、
大門未知子の“別の顔”を引き出す“きっかけ”になれば、良いのですが。
じゃないと、
今回の話。話自体が面白いだけに、
何かに繋がらなければ、無駄話に近いエピソードになりかねませんから。