「遙かなる願い」
内容
翔陽大救命救急センターは、ドクターヘリの到着を待っていた。
準備をする白石恵（新垣結衣）藤川一男（浅利陽介）たち。
フェローの名取颯馬（有岡大貴）灰谷俊平（成田凌）横峯あかり（新木優子）は、
今の危機を感じているとは思えず。白石、藤川は焦っていた。
２時間前、部長の橘啓輔（椎名桔平）から三井環奈（りょう）が辞めると
突然、聞かされたのだ。元々、人員不足の上、患者の搬送が多かったのだ。
しばらくして、三井、冴島はるか（比嘉愛未）がドクターヘリで帰ってくる。
すぐに、患者の処置が開始されるのだが。続けて救急車が到着する。
救急車には、かつてのスタッフで、
周産期医療センターで産科医・緋山美帆子（戸田恵梨香）が同乗していた。
救命の危機に、急きょ戻ってくる予定の緋山は、すぐに処置に加わる。
そこに、脳外科の藍沢耕作（山下智久）がやってくるが、
しかし。。。。処置までの時間がかかりすぎ。。。。
橘は、せめて。。。と、藍沢にもどって来ないかと懇願するが。
脳外科では、トロント大への臨床医として選ばれるかどうかの争いがあり。
藍沢は、依頼を拒否する。
敬称略
脚本は、安達奈緒子さん
演出は、西浦正記さん
藍沢達が、救命にやってきて１０年が経過し、
藍沢は脳外科。白石は救命。藤川は整形外科。緋山は産科。
それぞれ別の道を歩みはじめていた。
そんななか、ベテランの三井が救命を辞めることに。
新人は頼りない状態で、白石は孤軍奮闘していた。。。
ま。。。そんな感じ。。。。長い（苦笑）
基本的に、群像劇なので、ゴチャゴチャした状態なのは、仕方ないだろう。
設定として
放送の時間経過と、劇中の登場人物の成長や変化をリンクさせてきた今作《３》
シリーズ物としては、適切だと言えます。
開始時は、新人でしたしね。
新人を育てていく状況になっているのも悪くは無い。
こう言っちゃなんだが。
時間経過で、俳優が、本当の意味で使えるようになっているのも、
ドラマとしても、良いことでしょう。
全体的に良い印象ではある今作だが、
逆のマイナスの印象を探すとすれば、《１》《２》を念頭に置くと、
微妙に既視感があることか。。。。これは、設定上仕方あるまい。
結局のところ。シリーズ物としての弱点である既視感を、
どれだけ払拭できるか？
そこにかかっていると言っても良いでしょう。
ここで、問題があるとすれば。
今回の《３》が、《１》《２》とは脚本が違うと言うことだ。
今回を見た限りでは、雰囲気も含めて、
それほど大きな心配は、無さそう。
もし。それ以上に問題があるとすれば、
群像劇として進化そして深化させてしまっていることが、
どこまで、響くか？でしょうね。
今まで以上に大人の事情も、複雑に絡みそうだし。
たとえば、新キャラたちなんて、そのひとつ。
さあ。。。。どうなるかな。。。。期待と不安が五分五分ってところか。
実は、開始前と、あまり変わらない印象（笑）