「兄に訪れた束の間の幸せ…弟に迫る悲劇の足音!」
内容
隠し子疑惑が、週刊誌に掲載された麗子(大竹しのぶ)
自宅にマスコミが殺到。
戸惑う麗子を見た律(長瀬智也)は、追い払おうとする。
しばらくして、麗子は記者会見を開き。。。。
敬称略
これ、あくまでも、いくつかの要素を絡めた三角関係を描こうとしてるんだよね?
それも、いくつもの三角を。
原作がある事なので、仕方ないことだけど。
いや、大人の事情もあるかもしれませんが。
なぜ、長瀬智也さんと並び立つくらいの俳優を盛りこまなかったんだ?
どうしても。。。サトルを描きたいんだよね?
だったら、最低限、サトルだけでも。。。。
実は、これが、今作の最大の欠点。
たとえば、サトルを、ここまで詳細に描かなければ、不満は無いのだ。
が。。。描けば描くほど、主人公の部分が中途半端になっている。
一番の問題は、。。。初回の序盤なのだが(苦笑)
仮にこれを“主”として物語を動かすならば、
本来、主人公が物語の中心に居なければならないモノなのだ。
じゃなければ、今作ほど、色々描き、群像劇状態になると。
完全に、空中分解している状態になってしまう。
今作は、その絞り込みが出来ていない。
“主”に無関係な話を、盛りこむだけ盛り込んでしまっているため、
何を描きたいのかが、分からなくなってしまっているのだ。
きっと、原作は、こういう状態に近いのだろうけどね。。。。それはそれ。
もっと、上手くやっていれば違ったでしょう。
今回なんて、“主”へ、かなり大きく舵を切っているんだけどね。
もっと、こういう感じならなぁ。。。。。