モアイのためいき

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1989夏*北海道*その7*摩周湖

2010-10-08 06:53:05 | 1989年*夏*北海道

1989夏・北海道に入って1週間、

摩周湖の近くのYH(ユースホステル)に宿泊し、

同室の、関西からきた学生二人(それぞれ一人旅)と、

友人タケと私の4人で、

摩周湖へ早朝ウォーキングに出かけることとなりました。

・・・が、朝方、タケが「体調がよくない」と訴え、

心配ながらもタケを置き去りにして出発することとなりました。

ここ数日、自分のペースでタケを引っ張りまわしていたのかもしれません。

タケは普段から気を遣う性質で、

旅の始めのほうから「YHだと気疲れするのかな」と危惧しておりまして、

談話室に行かずに部屋で過ごしたりして、

なんとか楽しい旅にしようと思ったのですが。

昼間も強行スケジュールや、肉体労働(牧場体験とか?)で、

疲れがたまってしまったということもあるかも。

友人と旅してみて、

いわゆるツアー的な、連れてってもらう旅が好きなタイプとか、

あまり目的を決めずに旅を楽しむタイプとか、

YHよりビジネスホテルが気が楽だとか、

色々な人がいます。

自分は比較的YHのような、人と触れ合う旅は好きですし、

地元ならではの穴場情報を教えてもらったり、

手作り感がある旅は楽しく感じます。

それでも、旅の合間にあえてビジネスホテルに泊まることもあったし、

・・・さすがに女子学生一人で温泉宿は、費用などの面からも

できませんでしたが。

YHの旅は、タケにとってはあまりいい旅ではなかったのかなぁと。

さて、摩周湖へ早朝ウォーキングです。

関西の女子学生の方たちは、

ふたりともおとなしくて、3人で何を話しながら歩いたか、

まったく覚えておりません。

ただ、YHから片道4~5㎞ほど、黙々と歩いたのだったかしら。

それとも、YHの情報などを話したりしたんだったか。

摩周湖の言い伝えとしては、

「初めて摩周湖を見た時に湖面が見えたら婚期が5年遅れる」

と聞かされていて、

この頃は結婚願望がそれほど強くなかったので、

婚期が5年遅れることなど気にするわけでもなかったのですが・・・。

それでも、見えないほうがいいような気もしました。

歩いている途中から、

こりゃ~もう、絶対に摩周湖は見えないよ~くらいに、

霧が出てきて、

取りあえず歩く・・・みたいに歩いて、

気がつくと着ている服はかなり湿っていて、

でも雨が降っているわけではなく

これはこれで、「霧の摩周湖」なんだなぁと。

そしてようやく、摩周湖の看板の前に到着しました。

一応、看板と共に記念撮影をしておきました。

どちらの方角に湖があるのかはまったく分からず、

ただただ、霧が深くて、

ミルク色の景色の上方に、太陽があるのは分かりました。

3人でYHまで戻ると・・・、

休んでいたタケは体調はまぁまぁ回復したらしくて、一安心。

タケに「摩周湖は霧で全く見えなかったよ」と報告したら、

「それはそれで(婚期が遅れることはなくて)、よかったね」と。

そう、自分も、見えなくて残念だったと、あまり思わなかったのであります。

ちなみに、摩周湖の湖面はこの1年半後に無事見ることができました。

それは、また別の機会に綴ります。 ~つづく~


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