日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

「かんぽ生命」

2019-09-24 21:42:36 | 日記
勘違いしやすいかんぽ保険

 かんぽ保険のニュースで思い当たることがありました。一昨年、郵便局の生命保険からかんぽ保険に切りかえるとお得ですよと妻に連絡があり、同席して詳しく説明を受け納得したはずでした。後日、確認したら、死亡時の受けとり保険額が前の証書の金額よりすくない数字でした。かんぼに連絡、もとの郵便局と同じ契約に戻すようお願いしました。顛末は忘れてしまいましたが、後味が悪かったことはよく覚えています。保険と携帯電話の細かい契約は苦手です。
 
 かんぽ保険外交員の印象
 
 落ち着いた雰囲気を醸し出し、理路整然と契約内容を説明され、信頼感が感じられます。ただ、ク-ルで、旧郵便局保険外交員のほのぼのさがありません。やはり、郵政民営化により、一企業としてのプレッシャーを感じて、営業されているようでした、かんぽのニュースが報道され、さもありなんと合点がいきました。朝日新聞の記事です。


 日本郵便「かんぽ生命」不正販売のタ-ゲットは、主に地方の高齢者で詐欺的手法を担ったのは、高齢者に身近な郵便局員たちだった
 「郵便局」という地方で、圧倒的な信頼を持つ肩書きを悪用し、営業成績維持のため、組織ぐるみで数字をかさ上げ、契約をとりやすい独居老人を「ゆるキャラ」「半ぼけ」「甘い客」て陰で呼び、ひとり数十件も契約させるなど、特殊グループも真っ青の悪質さ。
 日本郵便は、かんぽ販売のノルマを廃止するというが、問題の本質は「過剰なノルマ」だけでは片付けられない
底流にあるのは、理性とモラルを喪失した日本社会の劣化ではないか。

忠誠心はどこへ行ってしまった!

 郵便局の民営化の前に、中曽根内閣のもとで国鉄からJRになりました。構造改革のもと、官から民へ経営が移りました。国鉄といえば、ストライキと蒸気機関車と夜行列車、改札での職人技の切符切り等が思いだされます。あの頃は、労働者の権利を主張し、労使交渉で妥結していました。JRになり、この頃から、人員の見直し等の合理化計画が始まりました。親方日の丸から切り離され、船出しました。この時から、経営者が利に走るようになり、人よりお金の方に力を入れ始めました。他企業もその流れに逆らわずに進んでいます。このような雰囲気が蔓延していれば、誰も忠誠心を持つことはありません。



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