日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

分裂!🗾

2022-09-28 19:19:00 | 日記
安倍晋三氏国葬執行完

 国葬も無事執り行われ、安倍氏は天国へ旅立たれたました。安倍家、統一教会、そして、武道館、その都度ご冥福をお祈り申し上げました。計三回、私の人生の中で初めての経験でした。
 国葬に対する賛否両論ありましたが、反対派が7割以上あった中で強行突破した岸田首相の心境はいかがなものでしょうか。

『晋三様、国葬うまくいきました。あとはお任せを、安らかにお眠り下さい』

そんな感じでしょう。

8年8ヵ月におよぶ長期政権、安倍氏の功罪はこれから問われることになります。

今のところ、言えることは、三つあります。
 
①『アベノミクス』の失敗です。財政出動の大号令のもと、デフレ脱却を目指しましたが叶いませんでした。物価が上がり、収入が増えない、生活が苦しくなる

 『スタグフレーション』

の足跡が近づいてきます。

②安倍氏の一番印象に残っていることがあります。それは

 『スーパーマリオ』

出で立ちで東京五輪を誘致しました。祭りが終わってみれば、利権絡みの犯罪が芋づる式に世間の目にさらされました。アスリートのためではなかった、上級国民の懐を温めるだけの大会でした。

③俯瞰外交を掲げ、世界各国に円を景気よくばらまきました。該当する国々は、その義理を果たすために葬儀に参列したのかもしれません。G7
首脳は不参加でした。

ざっと、指折り数えても、功より罪のほうが勝ってます。でも、日本の大転換期には安倍氏の存在は絶対的必要な人だったような気がします。功罪は別にして、日本を背負ったことは事実です。素直な気持ちで感謝です。



2019年10月4日
安倍元首相所信表明

外交・安全

自由貿易の旗手

「下方リスクから守るために、全ての政策手段を用いる、とのコミットメントを再確認する」
 大阪サミットではG20の全ての国が、世界の持続的な成長を実現するため協調していくことで一致しました。
 懸案の貿易摩擦についても自由、公正、無差別など、自由貿易の基本原則を首脳たちと明確に確認しました。
 我が国はこれからも自由貿易の旗手として、自由で公正なルールに基づく経済圏を世界へと広げてまいります。
 ASEANに中国、インド、豪州などを加えたRCEPについて、関税引き下げにとどまることなく知的財産や電子商取引など21世紀の経済ルールを含めた野心的なものとなるよう交渉を進めてまいります。
 日米の貿易協定が合意に至りました。昨年9月の日米共同声明に沿って、日米双方にウインウインとなる結論を得ることができました。それでもなお残る農家の皆さんの不安にもしっかりと向き合い、引き続き、生産基盤の強化など十分な対策を講じます。

地球儀を俯瞰する外交

 日米同盟を基軸としながら、我が国は、英国、フランス、豪州、インドなど基本的な価値を共有する国々と手を携え自由で開かれたインド大平洋を実現してまいります。
 沖縄基地負担軽減に引き続き取り組みます。普天間飛行場の全面返還に向けて、辺野古への移設を進めます。昨年度の牧浦補給地区に続き、今年度末に予定されるキャンプ瑞慶覧の一部返還に向けて準備を進めます。沖縄の皆さんの心に寄り添いながら、一つひとつ確実に結果を出してまいります。
 現下の北朝鮮情勢については、米国と緊密に連携し、国際社会と協力しながら、国民の安全確保に万全を期します。何よりも重要な拉致問題に向けて、私自身が条件を付けずに金正恩と向き合う決意です。冷静な分析の上にあらゆるチャンスを逃すことなく果断に行動してまいります。
 日中新時代を切り拓きます。来年の桜の咲く頃に、習近平国家首席を国賓としてお迎えし、首脳間の往来だけでなく、経済交流、青少年交流など、あらゆるレベルで交流を拡大し、日中関係を新たな段階へ押し上げてまいります。
 北方四島での共同経済活動が動き始めました。航空機によるお墓参りは3年連続で実現し、長門合意は確実に前進しています。領土問題を解決して平和条約を締結する。1956年宣言を基礎として、交渉を次の次元へと進め、日露関係の大きな可能性を開花させてまいります。
 韓国は重要な隣国であります。国際法に基づき、国と国との約束を遵守することを求めたいと思います。

新たな時代のルールづくり

海洋プラスチックごみが、国際的な大きな課題となっています。大阪サミットにおいて新たな汚染を2050年までにゼロにすることを目指す新しいビジョンを共有いたしました。
 その実現に向けた具体的な実施枠組みにも、G20として合意しました。新興国も含めた世界全体での取り組みを日本としてこれからも後押ししてまいります。
 第4次産業革命が急速に進む時代において、あらたな付加価値の源泉はデジタルデ-タです。Gサミットでは、トランプ大統領や習近平国家首席をはじめ各国首脳が参加する中、WTOの屋根の下、「大阪トラック」を立ち上げました。信頼性を確保しながら、国境を越えたデ-タの自由な流通を確保する。その大きな原則を掲げ、国際的なルールづくりを日本が力強くリードしてまいります。

〆の言葉

首相という人間は、本心を明かすことは絶対にない。真実を語るとすれば、相手に嘘と思わせたいからで、嘘を語るときは、相手に真実と思わせたい策略からだ          スゥイフト「ガリバー旅行記」



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