Matthewの映画日記?

Matthewの独断と偏見に満ちたお気楽日記

政府は何を考えてるのか?

2008-02-26 19:07:18 | 時事ニュース
「コメの作り過ぎはムダ」 農政局ポスターに農業団体抗議 (河北新報) - goo ニュース


精魂込めて作っていらっしゃる農家の方たちに、失礼ですよね。
政府ってやつは、本当に国民の痛みを感じない人種の集まりなのだと、つくづく感じました。

「文言を考えた」って、どこをどう考えたら、こんな無神経な文言を考えつくんでしょうね 

最後の銃弾 / サンドラ・ブラウン

2008-02-24 23:13:32 | '08 読書
最後の銃弾 (集英社文庫 フ 18-18)
サンドラ・ブラウン
集英社


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サンドラ・ブラウンの『最後の銃弾』を読み終わりました。

サンドラ・ブラウン、どちらかというとラブサスペンス(というジャンルがあるかはわかりませんが)の作家さんで、サスペンスよりラブ色が強い(ちょっと官能っぽい)作品を多く書いています。

スー・グラフトンの『ロマンスのR』を買いに本屋に行ったけど、売っていなくて、新刊のコーナーに平積みにされていて、結構な厚さの文庫本だったので、「まっ、いっか」と思って、購入した本です。

あらすじは

殺人課刑事のダンカンが、レアード判事の家で起こった射殺事件を担当したことにより、相棒ディーディーと共に、正当防衛で射殺したと主張する判事の美しい妻の容疑と事件の真相を追っていくうちに、宿敵の犯罪組織のボス・サヴィッチを追い詰め、判事の家で起きた殺人事件の裏にある真実を見つけ出し、そして・・・。

それなりに読み応えもあって、面白かったんだけど、「あんまりラブ要素は要らないかなぁ」と思いました。まぁ、この作者にそれを求めるのは酷か。それなら、相棒のディーディーとダンカンがくっ付いて欲しかったかなぁ。


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『潜水服は蝶の夢を見る』

2008-02-23 21:20:27 | '08 映画(洋画)
今日は『潜水服は蝶の夢を見る』を見てきました。

主人公ジャン=ドー役をジョニーが演じるかもしれなかったと知り、見てみたくなった作品です。
実際にジャン=ドー役を演じたのは、マチュー・アマルリックっていう役者さんなのですが、演技、非常に良かったです。ある意味、ジョニーじゃなくて良かったなと思いました(なんとなくですが、ジョニーだとカッコ良すぎちゃって×だったかも
右目瞼の縫いつけシーンはリアルだった自分が中から見てる感覚がちょっと嫌だった
自分はこの手の映画は苦手ですが、重度の障害を負ったジャン=ドーの視点から描かれているので、悲壮感を感じることなく見ることが出来ました。(ジャン=ドーを見てる視点だったら、見られなかったかも)
家族はどんなになっても生きていてほしいと思いますが、健常者だった本人にしてみたらロックト・イン症候群になったことで死にたいと思うのは当然だろう。しかし、ジャン=ドーが知人からもらった「人間性にしがみつけば生きていける」の言葉通り、想像力(創造力)という人間性にしがみついた結果、生まれた奇跡の作品です。


あらすじは、

仏版『ELLE』の編集者だったジャン=ドミニク・ボビーは、ある日病室で目覚めるが、脳梗塞で倒れたことにより全身の自由を奪われていた。記憶・思考等は正常のまま機能しているが、意思を伝える手段としては自分で、唯一、動かせる左目の瞼のみというロックト・イン症候群(身体の不自由により、意思を外界から閉じ込められてしまう症状)
最初は自分を哀れみ死を望んでいたが、言語療法士の考えたアルファベット(単語に使用される頻度順)の読み上げに瞼で反応し、意思を伝えるすべを手に入れたジャン=ドーは、自分を哀れむのは止め、元気な頃に出版社と契約した本の出版を思い立ち、左瞼の動きのみで筆記者に文章を書き取らせ、一冊の本を出版する。そして・・・


以前に、『ささやく壁』というミステリー小説を読んだのですが、その中の主人公(老婦人)もロックト・イン症候群で、隣の部屋で交わされる犯罪計画を壁伝いに聞いてしまうが、伝えるすべがない。日いち日と計画案が具体的になって行く中、ダメな看護婦と思っていた看護婦(実は優秀?)が、主人公のまばたき運動での意思の訴えに気づき・・・という内容の本を思い出してしまいました。


潜水服は蝶の夢を見る - goo 映画



以下↓ネタバレ



最後ジャン=ドーは、肺炎にかかり、本の出版から10日後に息をひきとりますが、ちょっと解せない。病院に入院していたのに、それこそ意思の伝達の難しい患者なら、検温だとかの体調管理には十分、気をつけるだろうに肺炎って
ジャン=ドーが、自由の利かない身体から、本当に飛び立ってしまったのは残念でした
一冊の本を書き上げた事による、ある意味、自分の人生を語りきったジャン=ドーの最期は決まっていたのかも・・・と思ってしまいました

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角川エンタテインメント


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潜水服は蝶の夢を見る
ジャン=ドミニック ボービー
講談社


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