Matthewの映画日記?

Matthewの独断と偏見に満ちたお気楽日記

『MW-ムウ-』

2009-07-21 00:57:24 | '09 映画 (邦画)


手塚治虫漫画原作の映画、『MW-ムウ-』を観てきました。




あらすじは、

16年前、ある島の島民全員が死亡する事件が発生。その事実は、政府の手で一夜のうちに闇に葬られ、事件は忘れ去られるはずだった。だが、惨劇のすべてを目撃していた2人の少年が、神の悪戯で生き残っていたのだ…。そして現在。地獄を見た少年の1人・賀来(がらい)は、神の道に救いを求め、教会の神父に。そしてもう1人の結城は、自分の壮大な計画を遂行するためなら、人殺しもいとわない美しきモンスターになっていた。事件を隠蔽した関係者に近づき、次々と地獄へ突き落としていく結城。果たして彼の本当の目的とは…!? ~goo映画より~



原作漫画を読んでいないので、映画のストーリーと、どれほど違うのかはわかりませんが、それでも、手塚治虫先生は、やっぱり凄いと思いました。
手塚治虫“最大の禁忌(タブー)”と呼ばれた問題作。
いつごろ発表された作品なのかは、わかりませんが、映画内容のダークさには、ハリウッド映画や米ドラマ、それこそ漫画などで、今では驚くほどではありませんでしたが、手塚治虫先生に抱いているイメージといえば、『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『ジャングル大帝レオ』などの、勧善作品(懲悪ではない)のイメージからは、程遠い作品だったのは、間違いないです。
手塚治虫先生が社会派(ちょっと違う?)な作品を描かれていることは、知っていましたが、「本当に、先見の明を持たれていたのだなぁ」と思いました。
自分が、結城・賀来の立場になったとき、どっち側になるのかは、わかりません。
(ヘタれなので、たぶん賀来だとは思いますが・・・賀来がヘタれというわけではありません)
こういうことって、今の日本の政治家ならやりかねないところが、怖かったです。
(隠蔽とかって、得意分野そうですから)

この作品で、自分の一番印象に残ったのは、名だたるキャストたちの演技ではなく、上の2枚の写真、下方の真ん中に死体で横たわるエキストラさん(たぶんこの人と思う)の、あまりの死体っぷりな演技(特に目の演技)が、印象に残りました。

ただ、前日に24シーズン7を見てしまっていたので、やっぱり『24』の迫力には、敵わなかったですね。
石橋凌の体当たりな演技、本当にとっても良かったのですが、ジャックに敵うわけがなく、残念でした。
『24』を見ないで行ってれば、もっと「ずげーっ!!日本もここまで来たかーっ!!」って、思えたことは必至ですね。(しかも、よそ様の国であれだけの事っていうのが・・・)


今日の一言、

『24』を見てから、観るな!!


エンドロールの名前表記が、ローマ字だったので、海外上映も最初から狙っているのでしょうか?

MW-ムウ- - goo 映画

公式サイト http://mw.gyao.jp/

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