かけそばMMA

かけそばをメインに、MMA・格闘技のこともたまに書きます。

五味隆典「プロとしてのレベル、UFCのレベルではなくなっているのかな」

2017年09月24日 | UFC

 五味さんのコメント抜粋。

「日本で最後にやれてよかったです。プロとしてのレベル、UFCのレベルではなくなっているのかなと。これからは今日、一緒に出場した若い子たちに協力していくべきなのかもしれないと思っています。彼らに、日本にベルトを持って帰ってきてもらえるように協力していきたいですね」
引用元:UFC日本大会で秒殺KOされた五味隆典が「日本で最後にやれてよかった」

 

五味さんがここまで客観的に自分の力を評価しているのを、初めて聞いたかもしれない。

UFC来てから、特にネイト戦以降はガッカリする結果ばかりだったけど、レガシー捨ててUFCという一番きつい舞台に乗り込んでいった覚悟に拍手を送りたいです。

五味ちゃんは僕のヒーローだったよ!


UFC 200 - Tate vs. Nunes

2016年07月10日 | UFC

ブロック・レスナー VS マーク・ハント

ハントが負けると、悔しさではなく、途方もない悲しさが沸いてくる。

パウンドって、殴る腕以外は相手を制するために使うから、立った状態でのパンチのような全身を連動させる威力は出せない。というのが格闘技的には常識だろう。

しかし、レスナーの肩から腕のサイズ感はもはや、足である。

レスナー対ミオシッチ、ヴェラスケス、ファブリシオ、非常ーに興味深い。

 

ダニエル・コーミエ VS アンデウソン・シウバ

字面だけでなんかもう凄いね。

内容的にはコーミエの完勝だったけれど、コーミエでもアンデウソンをパウンドアウトできないのか、という驚き。

ワイドマン然りソネン然り、アンデウソンと戦った選手は、なんで攻めているのにあんなに疲れが出てくるんだろうな。

 

ケルヴィン・ガステラム VS ジョニー・ヘンドリックス

終始意地がぶつかり合った、バチバチの熱戦。

しかし、体重超過している事実から、常に冷めた目で見ている自分がいた。

ガステラムは、あの大きな体躯で、動きがものすごく軽やか。

選手にはそれぞれ、「ボリュームの全盛期」みたいなものがあるように思う。

タイトルを獲った頃のベンヘンがまさにそうで、あの頃は一人だけ一階級上に見えた。

以前のジョニヘンは、もっと筋肉がパンパンに張っていた印象があった。

レスリング・フィジカル・ボクシングという、大まかな武器の括りは似通った両者だが、かつての王者を勢いのある若者が乗り越えるという栄枯盛衰的なストーリーが、試合を見ながら脳内をフワフワと流れていった。


UFC - The Ultimate Fighter 23 Finale

2016年07月10日 | UFC
ウィル・ブルックス VS ロス・ピアソン

ベラトールの元王者アルバレスがUFCチャンプになったことで、ベラトール直近の王者であるブルックスにはいやが上にも期待がかかるUFCデビュー戦。
が、蓋を開けてみれば、なんだか凡庸な選手に見えてしまった。
常に相手をよく見て、要所でダメ―ジを与えるグラインダー。というのがブルックスの印象だったのだが、まぁファイトスタイルそのものは変わっていないとはいえ、相手を完封した印象はなく、3Rはピアソンのパンチをかなりもらっていた。
というかピアソンはハンドスピードあるし、細かくて精度の高いパンチ打てるから、ブルックスが圧倒して当然みたいな見方も行き過ぎだったかもね。
次はトップコンテンダーと当ててくれないかなあ。アンジョスとか、ファーガソンとか・・・まぁ本音はアルバレス戦が見たいんだけど(笑)

グレイ・メイナード VS フェルナンド・ブルーノ

メイナードのグラスジョー説が囁かれていることを知ってか、序盤から大振りのフックをこれでもかと振り回すブルーノ。
そしてフックの応酬に付き合ってしまうメイナード。
ブルーノのフックは相手を全然見てないし、無駄な動きも多いのだけれど、メイナードはそれでもちょこちょこもらってしまっている。
2Rからスタミナが切れ始めたブルーノ相手に、メイナードが主導権を握って試合を進めるも、決めきれず、逆転されそうな場面すら何度かちらつく。
判定は文句なしにメイナードだが、これだけ技量の差のある相手にこの内容は、ちょっと危なっかしかった。

UFC Fight Night 90 - Dos Anjos vs. Alvarez

2016年07月10日 | UFC

エディ・アルバレス VS ハファエル・ドスアンジョス

ドトールでアイスコーヒーを飲みながら、スマホでファイパスにログイン。
優雅にリプレイ観戦しようとしたら、ナチュラルに

Eddie Alvalez WIN

とネタバレしていてげんなり。

内容はアルバレスのフック一発がヒットしてそのまま畳みかけて、レフェリーディーンさんにしては珍しく適切なTKOストップ。
一回きりの勝負をモノにした、文句のつけようのない勝利だが・・・アルバレスが王者と言われるとなんとなくしっくりこない。
かけそば的には、やっぱりペティス戦での、悪い意味での試合巧者という印象が強く残っている。
グラウンドゲームに持ち込んで判定勝ちを手にしたものの、打撃でまるで歯が立たず、グラウンドでさほどダメージを負わせたわけでもなかった、いわゆる漬け勝ち。(言い過ぎ?笑)
いや、でも、その前のメレンデス戦もスプリット接戦だったし、その前はセローニに負けているし、すいません、イチャモンはこの辺にしておきます。
層の厚いライト級では、純粋に対アルバレス見てみたい選手が沢山いるので、これはこれで楽しみであります。
実質最強のヌルマゴには、割と相性良い気もする。


デリック・ルイス VS ロイ・ネルソン

ルイスは打撃も組みも全て荒いのだけれど、とにかくビッグヒット狙いに特化しているので見ているほうは面白い。
パンチ振り回す→組まれたら投げて突き放し→倒されたらエスケープ
本当にこればっかり練習してるんじゃないのかと思わされる。
パンチもハイキックも決して綺麗ではないのだけれど、巨体としなやかさとバネがあるので相手にとっては十分脅威となる。
判定の分かれ目となった3Rは、終盤までロイがコントロールしていたが、最後にもらったパンチのダメージでポイントを失ったか。
ちょっとネルソン可哀想。
ルイスがもうワンランク技術を底上げしたらなァと毎回思う。



ここがすごいよウィル・ブルックス

2014年11月16日 | UFC

ベラトール暫定王者ブルックスが、前回接戦だった元王者チャンドラーを完璧に打ちのめして、堂々正王者となった。
想像を超えるブルックスのパフォーマンスに感動すら覚えてます。

ブルックスのすごい点

・打撃技術の向上
前回ブルックスはチャンドラーの強打を何度も被弾していたが、今回はクリーンヒットはほぼ無かったと言っていい。
元々目が良いのもあるだろうが、常に安全な距離を保っており、その距離設定の精確性と対応の速さが素晴らしかった。
さらに的確で速いジャブ・リーチの長い強烈な蹴りが、チャンドラーの出足を止める大きな役割を果たしていた。
これをスイッチを交えながらだから、やられるほうはたまらない。

・テイクダウンディフェンス
ブルックスとチャンドラーの最も大きな差は、レスリング力と認識していた。
チャンドラーはパンチも蹴りも非常に強いが、それをパワフルなレスリング&コントロールとミックスさせて攻め続けられる非凡さこそ、彼をを単なるレスラーから最新型MMAモンスターに押し上げていたと思う。
それが今回は、ブルックスを金網に押し込むところまではいけても、マットに背をつけさせることはついぞ出来なかった。
結果論だけれど、テイクダウンを取れなかったことがチャンドラーの歯車を狂わせたとも言える。

・アクシデントに対する冷静な対処
今回の試合で一番のピンチは、モロに金的をもらってしまった2Rだったと思う。
1Rからタックルを切り、打撃でペースを握っていたところへ、あのローブロー。
流れ的にもダメージ的にも嫌な展開で、故意でないとはいえチャンドラーからすれば気勢を覆すチャンスだったことは間違いない。
この2Rを切り抜けたブルックスの冷静さと胆力が素晴らしい。
そして試合の終焉に向かう場面、チャンドラーの打った投げをブルックスが切り、ほぼ同時にこめかみにフックを当てると、チャンドラーがレフェリーに向かってストップを要求した。
1、2秒ほど間が空き、レフェリーに止める意志がないことを見て、ブルックスは容赦なく足元のおぼつかないチャンドラーに猛攻を浴びせ、試合を終わらせた。
戦闘の意思を示さない相手を殴りつける姿は気持ちの良いものではないが、ファイターとして機を逃さず詰めに行く姿勢は、ブルックスを王者たらしめた最大の要因だったかもしれない。

・成長スピード
上に「打撃技術・テイクダウンディフェンスの向上」とサラッと書いたけれど、頭でわかっていてもそれを身に付けることこそ至難なわけで、これだけハイレベルな次元で短期間で成長してしまうのが、今のブルックスの何より恐ろしいところであろ。
アルバレスがセラーニ負けてやはりUFC勢強し!と再確認したところですが、それでもブルックスはUFCで見てみたい。
個人的に現ライト級事実上TOP3と見ているペティス・ヌルマゴ・アンジョスには流石に敵う気はしないものの、ベンヘンやセラーニ・トムソン相手なら十分やれるのではないかと思っています。
とUFC対決を急いてしまいましたが、ブルックスさんは「ベラトールを変える」と異名通りのイル・ウィルに気焔を上げているようだし、しばらくは別のフィールドで楽しませてもらいましょう。

ガッテン!


I LOVE HUNT & GOMI

2014年09月21日 | UFC

期待を超えてすごかったのは、ハントと堀口。

ハントはスピードや反射神経そのものは衰えつつあると思うけれど、それを理解した上で技術と経験を活かし、老獪にではなく真正面からぶつかって勝つ姿が感動するほどカッコイイ。愛してしまう。

堀口は全ての能力がズバ抜けているだけでなく、パンチを効かせたあと詰める力をしっかり持っているのがすごい。
特に今回、詰めに行った際にレイエスが決死の覚悟でフックを振るってきたのに対し、しっかり相手を見て冷静に対処していたところに王者級の器を感じた。

それと田中選手も健闘したね!素晴らしかった。


そしてやはり五味隆典の敗北には、触れずにおくわけにはいきますまい。
レコード上は初のKO負け、内容的にも距離を取られて蹴りを食らい、踏み込もうとしたところに狙いすましたストレートで玉砕。
完敗という意味では、ネイト戦もぐうの音も出ない敗北だったし、体格も技術もスピードも勝る無敗の新鋭ジュリー相手にこういう結果になることは大方のファンも予想されていたと思います。
それでも、若手に打ちのめされ力無く倒れる火の玉ボーイの姿を見て、言いようのない悲しみと嘆息が漏れた。
格闘技ほど栄枯盛衰をまざまざと表す競技は他にない。
スポーツ選手は誰しも、衰えが来ればパフォーマンスが落ち、スコアが陰り、新世代に差をつけられる。
ただ格闘技の場合、その衰えは”拳で打ちのめされる”という原始的な暴力性によって、血と痛みを伴って示される。
その点においては他のスポーツと一線を画すと同時に、その原始性こそが格闘技の魅力であり、それに魅せられて10年近く阿呆のように格闘を見続けてきたと思います。
そして、試合前から終えた後まで絶えず示されたジュリーの五味に対する敬意と、一方的に叩きのめされた五味が試合後ジュリーに見せた屈託のない笑顔の中に、格闘技という生々しい闘争の中に咲く純粋さを再び見ることができた。
五味ちゃんお疲れ様。


特に意味はなし


UFC174 展望

2014年06月14日 | UFC
明日のUFC、カードが思ってた以上に豪華だった。

▽OSP対ジモー
OSPは潜在能力はかなり感じるものの、フィジカル任せな部分は否めない。
対するジモーもパワーファイターで、空手仕込みの打撃はOSPにとって脅威となりそう。
OSPは密かに一皮剥けてほしいファイターの一人。草葉の陰から見守っています。

▽アルロフスキーVSシャウブ
対戦カードの中に燦然と輝くアルロフスキーさんの名前を見たとき、不思議な感慨に満たされた。
モジャヒゲは打たれ強いという定説を、だいぶ前から覆していた悲壮なるジーニアス・ベラルーシアン。
実際あの体躯であのスピードは天性そのものだと思うが、相手の突進に対し真っ直ぐ下がる癖で幾度かのKO負けを喫してきた。(ブレット・ロジャースさん元気かな)
実に6年ぶり(!)のUFC復帰戦の相手は、これまたUFCヘビー級きってのグラスジョー、ブレンダン・シャウブというのが乙でもある。

▽ベイダーVSフェイジャオ
フェイジャオは若干過小評価されてる選手だと思う。
ムエタイベースの打撃は相手を壊しににかかる性質のそれで、膝は特に凶悪。
怪物ロメロやキング!モー!もTKOで下しており、ボクシング×レスリングタイプの相手には相性が良いように思う。(ダンヘンボムには吹っ飛ばされたけど)
フェイジャオ2RKO勝ち予想。

▽ウッドリーVSロリマック
個人的メイン。
オッズでウッドリー優位なのが意外。
ウッドリーは波に乗りまくってるが、爆発力に頼ってる部分がまだあると思う。
ステップインとともに異常なほど伸びる右は脅威そのものだが、対処された場合、凌がれた場合、次の詰める手はどうだろう。
”カナディアン・サイコ”ロリマックの総合力はやっぱり最高クラスだし、あの打撃テクニックは未だにNo.1だと思ってる。
とはいえ安全に試合を運びすぎるゆえに一発もらうと劣勢に転がりやすい欠点があるので、そこに鬼フィジカルのウッドリーがハマったらローリーの失神もありえる。
賭けるならローリーだが、ウッドリーのさらなる覚醒も見たい。

▽マイティマウスVSバガウティノフ
バガウティノフは好きだし期待もしているが、マイティマウスが相手では厳しすぎるかなあ。。
昔々、フライ級離れしたハードパンチとスピード・スタミナ・判断力を備えたベナビデスという王者に比肩せんばかりの男がおったが、あの豪物でさえもマイティマウスに恐ろしい速さのイン&アウト&タックルを幻術のごとく仕掛けられ、挙句は金網際でのカウンターをしたたかもらって大の字に沈んでしまったよ。
というわけで予想は4Rにマウスが一本勝ち。
※ベナビデスは今もバリバリ現役です

UFN42 感想 トップランカーの矜持

2014年06月14日 | UFC
忘れたころに感想。
終わってみればトップランカーが格の差を見せつけた大会だった。
どれもアップセットが十分予想できると踏んでいたけれど、蓋を開けてみれば流石ランカー、凄みを見せつけた。

▽ランク2位ベンヘンvsルスタン・ハビロフ
事前予想でもやはりベンヘン有利は固いと思っていた。(←終わってから言うとまあまあかっこ悪い笑)
両者とも組みの力強さをベースに自分のペースを強引に作っていくという点で、ちょっと似ていると感じていた。
それでもベンヘンはスタミナとスピード、特に後半戦でのスタミナには大きなアドバンテージがある。
対するハビロフは、これまでのベンヘンの対戦相手の中で最もパワー&サイズを備えており、突然振ってくるオーバーハンドは侮れない。
プラスまだまだ成長途上にありそうで、不気味な印象あり。
なのでベンヘン有利と見つつも、ハビロフのアップセットにも若干ワクワクしていた。

実際に1~2Rまではハビロフがペースを握っているように見えた。
しかし3Rあたりから、気が付くといつものベンヘンペースがオクタゴンを呑み込み始め、この辺りから あ、これまた5Rの僅差判定かも と鼻をほじり始める。
と、4Rに訪れたベンヘンのアッパーからの2連打がしたたかにヒット、あれよという間にクリンチから絡めた腕でバックチョークを奪って見せた。
実に4年ぶりのベンヘンのフィニッシュ、まさにスムース!であった。
振り返ってみれば、ベンヘンのボトムからの仕掛け&蹴り上げがかなりプレッシャーを与えていたと思う。
スロースターター×ボトムの強さ×ハードパンチ×首狩りと、ベンヘンらしさをフルコースにしたような試合だった。
20代男子のなりたいボディNo.1!(当社調べ)


▽ランク1位ダドソンvs5位モラガ
これまた1位の貫録を見せつける試合内容だった。
記憶としてはダドソンがとにかく高速で動きまくってる印象しかない。
金的くらってアピールしたときのダッシュも高速だった。
それにしてもフライ級は王者に次ぐ2人(ベナビデスね)がこの階級では考えられないほどのハードパンチャーで、それでも単純なパワーでは劣る王者マイティマウスはこの2人より一回り強いというのが面白い。
噂のマウスは来週ロシアのハードパンチャー・バガウティノフと防衛戦を行う。
マウスがフットワーク差で圧倒する気がしてならないが、どうなるか。
全然関係ないけど、ダドソンvsモラガで勝利者コールの時「ジョーン!」って二人ともジョンで0.5秒くらいふわっとなった。
石の拳ジョン・リネカーもジョンなので、今後もジョン対決が期待できそうですね。


▽ランク5位アンジョスvsハイ
ジェイソン・ハイはウェルター級ではパワー負けしがちな印象があったので、ライト級転向はなかなか楽しみだった。
しかし試合当日向かい合ってみると、ウェルターくだりのハイのほうが小さく見える。
階級制の下での体格差(筋量差)って、もしかしたら体質が占める割合が想像以上に大きいのかもしれない。
当然ながら、前日は必ず同じ体重ということは、試合時の体格差=24時間での増分なわけで。
24時間でいかに体を膨らませられるかどうかは、減量テクニックや体格がもちろん最大の要因だけど、その人の元々持ってる吸収率も相当大きそう。太りやすさってやつ。
しっかり体重合わせてても日本人がパワー負けしがちな理由も、そこにあるのかも?
で、試合に話を戻すと、ハイの動きは相当良く、序盤はかなり攻勢な場面もあったものの、最終的にアンジョスが貫録を見せつけてTKO勝ち。
今回は残念だったけど、ハイはまた次のファイトが見たくなるパフォーマンスだった。
とか言ってたらまさかのリリース。。
試合後に審判を突き飛ばしたため一発アウト。。
個人的心情ではあまりにも厳しい措置だと思うけれど、試合外での暴力、特にレフェリーに対する反抗はいかなる場合も許容しないという、統合されたスポーツイベントとしてのUFCの方針を一種の見せしめの意味もこめて改めて明確に打ち出す決定だった。
仕方ないとはいえ、日本のゆかりもあって好きな選手の一人だったので残念。

明日は五味さんの復帰戦

2014年04月26日 | UFC
昨年サンチェスと激闘の末スプリット判定で敗れて拳を粉砕骨折して、これでもう当分は五味さんの試合見れないんだなあとしみじみ遠くを眺めているうち気づいたらまる一年経ってしまいました。早いもんですね。

復帰戦はヴァリー・フラッグという、サンチェス・ネイト・グイダなど歴戦の相手と比べると一枚劣る選手。(言葉が悪くて申し訳ない)
サンチェス戦はダナ社長も「五味の勝利が盗まれた!」と叫んだように現地でも評価が高かったため、このマッチメイクは少し意外。実際オッズもだいぶ五味にふれています。

最近の五味さんは特に、ファンですら実力が読めない部分があるんですが、明日の試合は下馬評ほど楽な内容にはならないと思ってます。
ヴァリー・フラッグの試合はほぼ見たことがないけれど、
打撃は単発ながらKOできる威力は持っており、割とパンチが伸びる。
レスリングはそこそこだが寝技で仕留める極め力は備えている。
スピードはフットワーク・上体のクイックネスともに五味に分があり。
大雑把にそんな印象。

単発だが伸びる打撃、これが案外五味の攻め手を防ぐ気がします。
五味はコンビネーションや打ち分けができるけれど、基本ベタ足で一気に飛び込んでの打撃なので、速いけれど軽い連打相手のほうが得意だと思ってます。

お互いスイングするパンチだと、バチバチの殴り合いよりは間合いを計りながらのスタンディングバウトになりそうな予感。
スタミナも五分と思うので、五味の判定勝ち予想です。

なんだろうか、MMAファンとしてはJJテイシェイラやデイビスvsジョンソンのほうが圧倒的に楽しみなんだけれど、五味さんの試合は絶対見逃せないし、それはエキサイティングな試合の内容・結果よりは、彼の戦っている様をしっかり見届けたい老婆のような心境に近いです。(←だいぶ年下)

それではみなさん、よい週末を。


3年U組 ②

UFC 168 ワイドマンvsアンデウソンII 事実は小説より・・・

2013年12月29日 | UFC
僕はこの試合はリアリズムvsファンタジーだとツイートしました。

クリス・ワイドマンは若くて、最強のレスリングを持っていて、グラウンドの極めも抜群、スタンドのセンスも非凡でパンチ力は一撃でKOするに充分。
ここまでパーフェクトなスキルセットを持った選手はミドル級にはかつていなかった。
そして常に冷静に、勝利だけを信じて戦えるハートも持っている。
これ以上の説得力は無い最強の選手だ。

対してアンデウソンさんはストライカー、この言葉が打撃もレスリングも柔術も出来て当たり前の現代MMAにおいては前時代的で、それでいて史上最強というファンタジックな存在、その打撃もいわゆるボクシングテクニックというのではなく、純粋なムエタイ技術でもなく、めちゃくちゃなスピードやパワーがあるわけでもない、よくわからないけど相手の打撃をことごとく見切りよくわからない圧力で追い詰めて最後は相手を圧倒してしまうという、言葉で説明できない強さを体現していたのが、FANTAGYそのものだった。

ご存じの通り前回ワイドマンがアンデウソンを打ち破ったけれど、世論の多くはワイドマンがアンデウソンを超えたとは認めなかった。アンデウソンの慢心、自滅だったと評した。

そして迎えた2014年年末、改めて完全証明の舞台がセッティングされた。

僕はリアリズムとファンタジーを並べられたら迷わずリアリズムを信じる理屈脳なので、ワイドマンの勝利を予想した。
予想しながら、そのリアリズムの枠を超える、想像外のアンデウソンさんのファンタジーをほとんど渇望に近い感覚で期待していた。

試合は1R、ワイドマンがアンデウソンをテイクダウン、立ち上がったアンデウソンの首相撲にワイドマンが耳の裏に強打をブチ込み、アンデウソンはダウンした。
この瞬間ファンタジーは瓦解し、ああやっぱりという諦めと、この後ワイドマンがアンデウソンをパウンドアウトするであろうシーンを必死に受け入れようとした。
しかしアンデウソン独特のボトムの動きで、致命打はもらわず、逆にワイドマンの顔に下からコツコツ打撃を入れていく。
アンデウソン優勢とは全く思わなかったけれど、妙に落ち着いた表情が僕の空想的な期待をなぞって膨らませた。
そのままブザーでアンデウソンは難を逃れ、結末は2Rに持ち越されることとなった。

今日は会場入りの時からずっとそうだったんだけど、2Rの始まりを待っているアンデウソンの表情が、全てを受け入れた顔に見えて仕方がなかった。それはきっと自分の身勝手な感情移入と思い込みだったと思う。思うけどそう見えた。後進に叩きのめされること、全てが終わる敗北を受け入れているように見えて、といってそれは勝利を諦めたわけではなく、勝ちに行くけれどその結果は神に委ねているような表情に見えた。

そして2R、誰も予想しえなかった結末が、あっけなく訪れた。
ローキックをカットしたワイドマンの脛が、アンデウソンの足首をポッキリと折った。
ポッキリという擬音がしっくりくるあっけなさだった。
興奮も落胆もなくただポカンとしてしまった。

リアリズムがファンタジーをほとんど打ち破ったけれど、リアリズムとリアルはイコールではなかった。
ワイドマンはアンデウソンより強かったと思う。
ローキック対策が功を奏したのかもしれないし、肉体的な骨の強さで勝ったのかもしれないし、そもそもキックではカットで負傷させるのは立派な技術だし、ワイドマンがアンデウソンを打ち破ったことに異論はない。
それでもこのポカンとした感じ、ワイドマンのノックアウトか一本かパウンドアウトか判定勝ちあたりしか想像できなかった自分にとって、予想の斜め上の裏側を突かれたような気分は、最後の最後にファンタジーの粉を一つまみだけ足されたようで、アンデウソンという選手の特異な運命を感じずにはいられない。

今後は全くわからない、ただ自分の理屈常識偏重の考えから言えば、年齢やモチベーションを考慮すると、あの大怪我で長いキャリアを終えることを想像してしまう。
もしもそうだとしたらやっぱりアンデウソンのキャリアは、奇異特異だった。スペシャルだった。そしてサイコーだった。
もちろん復帰したとしてもサイコーだけど。

ワイドマンを蚊帳の外のように書いて来たけど、彼もまた特別な選手に疑いはない。
アンデウソンを2度破ったにもかかわらず、オーソドックスな王者戴冠というよりは大きな運命の渦を歩んでいる気がする。
ワイドマンはこれからさらに歴史を作っていくだろう。アンデウソン云々でなく普通にめちゃくちゃ強いので、防衛戦が楽しみだ。


今日は2014年最後の大会だし、一応ブログ書いとくかな~くらいに思ってたけど、メインの天井から金ダライ降って来たような結末に混乱が解けず、他の試合感想全部すっ飛ばして、叙情に寄りまくった感傷的空想的独りよがりな記事になってしまったことを、心よりここに謝罪いたしません。絶対にしない。

ノド渇いた

UFC166 ベラスケスvsサントス~ウェルカム・トゥー・ザ・クレイジーワールド

2013年10月20日 | UFC
本日の筆者まとめ
am4:00 試合前日、興奮して眠れん!
am7:15 アラームで起床。堀口の試合でエキサイティング!
am7:30 1時間半ほど仮眠を取ろう。9時からプレリムだからね!
pm3:30 起床

というわけでWOWOW録画で今見終わりました。

○ロンバートvsマーコート
ウェルターに落としたロンバート、個人的には負けるかもと思ってた。
本人がミドル志望ということと、ウェルターに下げてもなおまだ相手が一回りデカいことから、スピード・爆発力の利が失われると感じたからだ。
蓋を開けてみればその爆発力は健在も健在だった。
あの当たりでKOできちゃうの?っていうくらいの異常な拳、ちょっとぶっ飛んでいる。
まぁマーコートが若干打たれ弱くなっている感もあるけど・・・
ヘクロンミドル時代は序盤に決める気満々で後半失速しがちだったスタイルも、今回は良い感じに力が抜けているように見えた。
神の階級がまた面白くなってきた。

○ダドソンvsモンタキュー
フライ級ながらKOできるパンチを持っているダドソン、貫録のTKO。
前回のマイティマウス戦は満面の笑顔がイッてるみたいで逆に気持ち悪かったけどw、今回はスマイル控え目だったので良かった(笑)

○ゴンザガvsジョーダン
ここ最近のゴンザガの打撃の伸びは目を見張るものがある。
あの巨体でストレートがノーモーション気味に出せるし、今回のKOも下がりながらしっかりフックを当てる技術をマスターしていた。
個人的には勝利後の目と鼻をこれでもかというくらい膨らませる威嚇風ドヤ顔が、正直苦手ではある(笑)

○メレンデスvsサンチェス
元々メレンデス応援していたのに、スタンドのスピード・テクニック差をものともせず血まみれでフルスイングに向かって行くサンチェスを気付けば全力で応援していた。
打ち合いではメレンデスのほうがずっとコンパクトで回転も精度も高く、組み際のパンチも上手かった。
根性というか狂っているというか、この前のドンヒョンやデイリー戦の三崎もそうだけど、技術的に劣位であっても捨て身よろしく食いかかってくる相手というのは、ある意味一番怖いんだろうなと思う。

○コーミエvsネルソン
ネルソンのタフネスとワンパンは最後まで怖かったものの、やっぱりコーミエが完全に圧倒していた。
コーミエは疑いなくヘビー級トップの一人だ。
だけどこの試合ではむしろ危なげなさすぎる試合運びが、同じレベルの相手とギリギリの凌ぎ合いをやったときに仇になる気がしてならなかった。
それは先のサンチェスや、この後繰り広げられる地上最強決定戦で見ることができる、ある種の狂気だ。
・・・もしくはその狂気を剥き出しにするのは格上を打ち崩す時だけなのかもしれないけれど、あ、コーミエ可愛い。

○ベラスケスvsサントス
ベラスケス強すぎワロタwww
もうここまで突き抜けてると、チープな表現でしか感想を表し得なくなる。
サントスも何度かパンチを当てていて、自分はそれで試合が終わると踏んでいたのだけれど、とにかくベラスケスが一切ペースを崩さない。
あの1ミリの隙間も許さない徹底ぶりは、見ているこっちがサントスに感情移入して息苦しくなるほどだった。
サントスは何度もKOされかかっても最後までフィニッシュを狙い続けて、なんかもう異様な空間になってた。
今後は王座戦、ファブリシオ、ミオシッチ、ストルーブと全く違ったタイプの挑戦が見たい。
順当に行けば全員歯牙にもかけずぶっ潰してしまいそうだが、そんな予想がひっくり返されるのもまた格闘技である。

○堀口vsペイグ
UFC初戦で見事なTKO勝ち、今まで実力も実績もある日本人がことごとくこの場所でライトアウトされていたことを考えると、これは本当に素晴らしいことだ。
とはいえ化け物だらけのトップ陣に食い込むには、序盤のチョーク危機や簡単に上を許してしまうところなど不安はあるけれど、なんかもうそんな素人の小賢しい批評は突っ込むポイントじゃないと思えてきた。
評価はファンなら誰でもできる。全部承知した上で体現しているのが選手である。
23歳でUFC初勝利を挙げた非凡な日本人ファイターに夢を抱く。これでいいのだ。

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終わってみれば神興行だったな。
あそこにいる人たちはみんなクレイジーだわ

UFC166 ベラスケスvsサントス 前日計量

2013年10月19日 | UFC
堀口思った以上に小さいなー・・・初戦絶対勝って欲しいけど。
マーコートは相変わらずデカイ。ヘクロンはウェルターに落として爆発力ダウンしそうな予感・・・
サンチェスvsメレンデスは勿論エルニーニョ応援!
コーミエvsネルソンがヘビー契約って今知ったw ずっとライトヘビーだと思い込んでたわw
メインは地上最強決定戦。
オッズではブラウンプライドだけど、個人的にはドスサントス推し。

UFC 166: Official Weigh-In: http://www.youtube.com/watch?v=NEJAgqU7Uco&feature=share

UFC164 ペティスまさかの一本。晩夏に男達は覚醒する

2013年09月02日 | UFC
○ロズウェルvsヴェラ× TKO
ロズウェルってあんなにハンドスピードあったっけ?
スタミナもあるしいつの間にか怖い選手になったな。
ロズウェル:覚醒

○メンデスvsグイダ× TKO
シミュレーションすると100%メンデスが勝つのだが、グイダには不気味な怖さがある・・
試合前そんなつぶやきをしていたが、やはり試合ではグイダは相当に速いスピードを滞りなく続けて、まさに止まらないHa~Ha、ゴチャゴチャしているようでステップイン・アウト、パンチ蹴りタックルが融合して攻防一体の戦いぶりは実際怖かった。
しかしメンデスさんの覚醒ぶりはそれを歯牙にもかけなかった。
序盤こそやや撹乱された感があったものの、2Rには完全に見切られてた。
レスリングでもメンデスが圧倒、最後は完璧なカウンターフック→パウンドKO。
あのカウンターで死なないグイダもすごいがw、メンデスの追撃がまた完璧だった。
ていうかあの打たれ強さを見てると、五味の膝が効かなかったのも仕方なかったと認めざるを得ないw
次はメンデスvsラマスが組まれそうな予感?
ちょっと今のメンデスはヤバいと思う。
まじでアルドとの再戦が楽しみ。
メンデス:覚醒

○ジョシュvsミア×
ジョシュは今のUFCでもトップと十分にやれるのかまだ疑問が残っていた。
それだけにこの圧勝はセンセーショナル。
強さもそうだが、なかなかKOされないミアを一気に畳みかけたのも凄かった。
そいで、ストップは適切だろ。
打撃でふらついてる選手がヘビー級の膝蹴りを喰らって頭から落ちたんだ。
観客がブーイングするのは仕方ないけど、ダナまで何を言ってるんだ?
「ミアは窮地から逆転する選手だから」という意見も見かけたけれど、それは滅茶苦茶だよね。
この選手は打たれ弱いから早く止めて、この選手は粘り強いからやばそうでもしばらく様子見よう、ってそれレフェリーの仕事じゃないだろ(笑)
これはとてもシンプルな話だ。
ジョシュはやっとUFCで強さを証明した。
ジョシュに何もさせなかったコーミエはやっぱすげーなと思いつつ
ジョシュvsファブ、ミオシッチあたり見たいなー。
ジョシュ:覚醒

○ペティスvsベンヘン× 腕十字
ペティスの一本勝ちは意表を突かれてポカンとしてしまった。
口頭タップだから一瞬会場が「? 」な空気にw
タフなベンヘンでもペティスのミドルで苦悶の表情を見せていたな、あれがフィニッシュに繋がったんだと思う。
あのミドルはクレイジーだ。一方怪我が多いのも一発が強力すぎるからなのかもしれない。
そして負けたベンヘンの清々しさも天晴れ。
超アウェーの中完全敗北でベルトを失って、あの態度は本当に素晴らしいと思う。
試合後のペティスのローガンを待たせながら
「セルジオ!ウォーター!ウォーター!ハリアップ!」
がやけに面白くて、(しかも一口飲むだけ)、日本のみならず海外でもSergio getting Water!とネタになっていた(笑)
これからはもうアンソニー”ウォーター”ペティスでいいんじゃね?wとふざけて考えてみたが、
実際攻撃の流れるような連続、しなやかな蹴り、一瞬で腕を取ったアームバー、なんか案外ファイトスタイル的にもハマっている気がした、アンソニー”ウォーター”ペティス。
ペティス:覚醒

UFN27 コンディットvsカンプマン 感想

2013年09月02日 | UFC
8/28 UFN27 コンディットvsカンプマン
9/1 UFC164 ベンヘンvsペティス
9/4 UFN28 テイシェイラvsベイダー
なんだよこの過密スケジュールw
そのうち1日1大会になりそうな勢い

NC ボウリングvsトゥルジーリョ
座りこんでいるボウリングへトゥルジーリョの2連続の膝が炸裂し、試合はストップ。
膝が顔面に入ったということでノーコンとなった。
個人的にあの膝は一発目はリーガル、2発目はイリーガルだと思う。
一発目でかなり効いてるからある意味もったいなかった。
トゥルジーリョが自身の潔白を証明するため試合後必死にツイッターでgif画像などを持ちだして反則じゃないアピールをしていて、にわかにマットハミル戦で微妙な肘でノーコンテスト喰らっても涼しい顔をしていたJJが想起されわかりやすいほど対照的に映りあくまで抗議するトルジーリョが醜いと感じてしまう一方、自分から主張しなければ不利な立場に置かれる状況においてそれはきっと正しいのだろうとも思った。
裁定は覆らないだろうけどね。

○エルキンスvs日沖×
試合前
日沖は、エルキンスにはKO一本で勝たなきゃダメ!
判定なら圧勝。
エルキンスは技術的には一回り下だと思う、粘り強さ勝負強さを技術差で完全封殺できる相手のはず。
タイトル狙うならば!
と第三者が勝手に鼻息荒くしていましたが結果は、
日沖あーー残念、、、
予想される最悪のパターンがそのまま実行されてしまった・・・地力で勝っても粘り強さ勝負強さで押し切られるという・・。
なんだろう、相手に強引に来られるとペースを渡してしまうのか

試合後会見での記者とダナのやりとり
―ハツ・ヒオキについて聞かせてください
ダナ「彼は良くやったよ!判定はおかしい」
―それはミズガキのことですよね?ヒオキについて聞かせて下さい。
ダナ「オォ、そうだね、OK」

○ドスアンジョスvsセラーニ×
ドスアンジョスの打撃が強すぎてびびった。
俺の脳内保存されたアンジョスと全然違ったぞ。
フックは凄まじいしストレートは伸びるし蹴りも速くて重いし前後 のステップが速い。
デンジャラスファイターじゃねーか・・・
後半やや失速したけど、そこは男前カウボーイが根性みせたってことで 。

○コンディットvsカンプマン× TKO
まさにナチュラルボーンキラーだった。
ただレスリングの課題はまだ残っているようだが。
そしてハーブディーンのストップはベストストップだった

UFN26 - Shogun vs. Sonnen 感想

2013年08月18日 | UFC
マクレガーの上段蹴り見た時戦慄が走った。
なんだろ、回し蹴りほど腰を回しきっていないように見えた、三日月蹴り的な腰のムーブでそのままハイみたいな?
それにしても化物じみてる。
グラウンドでもホロウェイを圧倒。
初のアイルランド王者いってほしい!まじで!

メイデイもアホみたいに強いな・・・時々新世代ファイターが空恐ろしくなるw これがプレリムってw
もしかしてユライアvsメイデイ組まれるか?
ただ相性的にユライアにはグラウンド&パウンドで押し切られそう。

どやったらMJ勝てるかしらん?
試合が始まるまではそう思っていました。
まさかMJがここまで圧倒するとは思わなんだ。
長期戦に強い選手ではないので失速すると思ったが、3Rまで終始MJペース。
この勝ちはデカイぞ・・・!
ローゾンが本調子でなかったという声も上がっているが、そう言われればそうも見える。どうなんだろう?
ローゾンがレスリング→極めタイプでなく打撃→極めのタイプで、その糸口の打撃でスピードに一回り差があったから結果論だけど相性が良かったのかもしらん。
左ストレートの随一の速さと打撃センスにおいては、以前からファーガソン、カスティーリョ戦で十分に見せていた。
負ける時は大体グラウンドでペースを握られて、というのが多かったけれど、その課題はきっとまだ残っているだろう。
MJは1Rダウン奪った後グラウンドでの追撃を避けたけど、
辛めに言うならトップ戦線で戦うにはあそこでいけないのは厳しい。
逆にいえばグラウンドを強化したら割と手がつけられない、そんなMJに今後も期待。
ローゾンさんもまた期待してます。

ソネンまじですごすぎる。
ショーグン相手にあの内容は本当にすごい。
アンデウソンさんとJJが頭おかしかったんやなぁ・・・
ソネンはブラジル対抗戦で盛り上げるのもいいけど、将軍に1R一本取るくらいなんだから普通にトップファイターと見たいぞ?
こんな試合をやってのけた後でヴァンダレイ戦ってちょっと勿体ない気が。