ブロック・レスナー VS マーク・ハント
ハントが負けると、悔しさではなく、途方もない悲しさが沸いてくる。
パウンドって、殴る腕以外は相手を制するために使うから、立った状態でのパンチのような全身を連動させる威力は出せない。というのが格闘技的には常識だろう。
しかし、レスナーの肩から腕のサイズ感はもはや、足である。
レスナー対ミオシッチ、ヴェラスケス、ファブリシオ、非常ーに興味深い。
ダニエル・コーミエ VS アンデウソン・シウバ
字面だけでなんかもう凄いね。
内容的にはコーミエの完勝だったけれど、コーミエでもアンデウソンをパウンドアウトできないのか、という驚き。
ワイドマン然りソネン然り、アンデウソンと戦った選手は、なんで攻めているのにあんなに疲れが出てくるんだろうな。
ケルヴィン・ガステラム VS ジョニー・ヘンドリックス
終始意地がぶつかり合った、バチバチの熱戦。
しかし、体重超過している事実から、常に冷めた目で見ている自分がいた。
ガステラムは、あの大きな体躯で、動きがものすごく軽やか。
選手にはそれぞれ、「ボリュームの全盛期」みたいなものがあるように思う。
タイトルを獲った頃のベンヘンがまさにそうで、あの頃は一人だけ一階級上に見えた。
以前のジョニヘンは、もっと筋肉がパンパンに張っていた印象があった。
レスリング・フィジカル・ボクシングという、大まかな武器の括りは似通った両者だが、かつての王者を勢いのある若者が乗り越えるという栄枯盛衰的なストーリーが、試合を見ながら脳内をフワフワと流れていった。
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