かけそばMMA

かけそばをメインに、MMA・格闘技のこともたまに書きます。

Strikeforceと戦極の感想。

2009年11月08日 | 戦極
●Strike Force●

○ヴェウドゥムVSペザオン
1Rはペザオンがパンチを入れるも、2,3Rとヴェウドゥムがグラウンドで良いポジションを取り判定勝利。
3Rはペザオンのスタミナも切れ、地力の差が出た感じ。
ヴェウドゥムが下から足効く上に体格もペザオンと同じくらいだから、パウンドで追撃できなかったのがでかい。

○ムサシVSソクジュ
スタンドではムサシが距離をコントロールしてる印象。
やっぱりムサシのほうが総合的に一枚上かな、と思ったが組んだときの力はソクジュが強く、テイクダウンを取られる。
しかしソクジュも上から攻め手がなく、スイープされてしまう。
そして、ここからのムサシのパウンドがすごい。
射抜くようなパウンドの連打に、ソクジュの動きが鈍くなっていき、そのままTKO!またもパウンドで葬った!
やっぱりムサシ強い!
穴があるとすれば立ちレスか。
強力なレスラータイプか、テイクダウンの強い柔術家なら攻略できるかもしれない。
・・・しかしそんな憶測をも打ち砕くムサシが見たいね!
今日のような涼しい顔で。

○シールズVSメイヘム
シールズが手堅くポジションを取って判定勝ちかな、という予想だった。
ほとんどその通りに試合は進み、しかし3R終盤になってメイヘムがバックを取るとそのままチョークに!
極まるかな?と思ったが試合終了。
最後の最後にメイヘムが見せ場を作ってくれたが、判定はシールズかな・・・
と思っていたらラウンドガールが「4」のプレートを掲げている。
これ5ラウンドだったのかww チャンピオンシップなのね。
そして4,5Rもシールズ優勢に進み、シールズ判定勝利。
正直、眠たくなった・・

○ヒョードルVSロジャース
芸術。
ロジャースのフックと同時にヒョードルが飛び込んだ時、重く乾いた音がした。
前回のアルロフを沈めたカウンターといい、この人のKOは芸術的だな。
そして踏み込みのスピードが速い!
飛び込んでのパンチを、よくあんなに綺麗に当てられるなとほれぼれする。
ロジャース幻想が膨らんでいたので、どう転んでもおかしくないと思っていたが、終わってみれば何も問題はなかった。
パウンドをまとめられたときと流血が気になったくらい。
スタンドで何もさせなかったのが大きいね。
次はやっぱり、アリスターとのタイトルマッチか。
うわ~やばい。
もはや誰も手がつけられなくなったサイクロンと世界最強の皇帝。
まぁアリスターは明らかに日本来てから体がものすごいことになったので、アメリカで試合できるのかちょっと疑問だが・・w



●戦極.11●

○ハリドフVSサンチアゴ
なんというアップセット。
ハーフを取ろうとしたサンチアゴを下からのパンチで効かせてしまった。
あまり見たことのない光景だ。
そのままパウンドをまとめてTKO勝利。
でも、タイトルは動かないんだよね。
負けた選手が依然チャンピオンというあまりにも不自然な状態。
挑戦者がタイトルマッチに値しないと言うなら、もっと実績のある選手にやらせてあげればいいのに、このシステムは何もメリットがないと思う。
これ、PRIDEの負の遺産だよな・・・
勝利したハリドフは素晴らしかった。
また見たいな。他の選手とも。

○横田VS光岡
横田は本当にスピードがあって、打撃のフォームが綺麗とかハードパンチャーとかそういうんではないんだけど、このスピードは脅威だと思う。
調子の良いときの三崎を彷彿とさせる。
それにしてもこの2人仲良いのか?
ラウンドごとにやけに丁寧に挨拶していた。
最終ラウンドなんか抱き合っちゃったよ。
試合は終始横田ペースで、まぁそうだよなという感じ。

○日沖VS小見川
日沖はスタンドでは長身をフルに活かし、隙を見てグラウンドで攻めるというある意味理想的な戦い方。
小見川はタイソンのように低い姿勢から懐に入り込んでパンチを狙う。
かなり拮抗していて、個人的にはグラウンドで攻めたぶん日沖かなと思ったが、2-1で小見川。
悪くない試合だったが、もう一つ見せ場が欲しかったな。

○マスヴィダルVS北岡
北岡は序盤は特に誰が相手でも極められそうでスリリングだ。
マスヴィダルの打撃は長いしキレるし、怖さがある。
殴りたいマスヴィダルと、関節を取りたい北岡。非常にわかりやすく面白い試合だった。
北岡失速早すぎだろ!と思ったが、たぶん普通に打撃が効いていたんだろう。
最後のパウンドは強烈だったな~。
パウンドKOはスタンドでのKOよりもある意味恐ろしい。
次は横田が廣田に挑戦する流れのようだが、これ、タイトル挑戦するべきなのはマスヴィダルだと思う。

それでは
おつかれ