かけそばMMA

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UFC.136 感想 王者エドガー爆誕~ソネンの熱いまなざし~

2011年10月09日 | UFC
○フランキー・エドガーvsグレイ・メイナード

エドガーがポイントアウトする、と戦前予想していた。
前回の対戦を見る限り、試合が進むにつれエドガーがどんどんゲームを支配していったからだ。
エドガーは1Rだけ気をつければいい。時間とともに距離感に慣れてくれば、エドガーの勝率は漸進的に上がる。しかしKOできるパンチを持っていないので、判定でエドガー圧勝。
こういう予想だった。
しかし1Rメイナードがアッパーをぶち込む、ストレートを当てる、膝を入れる!これはメイナードがTKOまで追い込むか!?
と思いきやエドガーの異常なリカバリー能力も前回通りかそれ以上。
2Rに入るとエドガーが覚醒したかのように試合をコントロールしだした。
なんだこれは、こいつら何回やっても1Rメイナード2R以降エドガーの判定勝利ってなるんじゃないのか。
エドガーのトルクがどんどん上がっていくのがわかる。
打ったら避ける、相手が来たらサイドにまわって回避、この速度がとにかく半端じゃなく速い。
このときエドガーは相手の目ではなく足元に視線をやっているように見える時があった。
肌感覚で距離感をコントロールしているのだとしたら、それはもうアンデウソンさん的神の領域である。
しかしパンチは入ってもダウンはとれない、これはこのまま5Rまで圧倒かなーと思った矢先、
タックル仕掛けてからの右でメイナードが崩れる!続けて正確無比な右、右、右、全てが素晴らしくメイナードの顎を捉えて、当然レフェリーが試合を止めた。
ついにチャンピオンエドガーが誕生した!そんな気持ちになった。
BJを圧倒したときも、メイナードにドロー防衛したときも、やはり「当てても倒れない」印象がどうしても残った。
「タッチボクシング」などと揶揄され、自分もそのパフォーマンスの凄さはともかくあまり乗れないチャンプだった。
しかしメイナードを文句なしの失神KOしたエドガーは、「最強」の説得力が十二分に全身から沸き立っていた。
次期挑戦者は、メレンデス?グイダorベンヘン?
いいよいいよ、俄然楽しみになってきた!
個人的にはいきなりエドガーvsメレンデスが見たい。
今のメレンデスは幻想を3重くらい纏っていて、幻想持ったまま最強王者にぶつけて欲しい。
下手にミラーやセローニあたりからやってしまうと、幻想崩壊する可能性が非常に高い。と自分は思う。
このタイミングでエドガーとメレンデスが対峙したときの会場の熱を想像してみてほしい。体温が1℃上がったでしょ?
ライト級は仁義なき完全実力乱戦時代に突入してきた。
こりゃあー楽しまなきゃ損だ!

○チェール・ソネンvsブライアン・スタン
ここまで差があったとは。
スタンドなんて知らねえとばかりに、いとも簡単に倒してしまうソネンは、試合でも空気なんか読まなかった。
最後もしっかり肩固めで一本。
考えてみたら自分はソネンの試合ってアンデウソン戦しかまともに見たことが無い。(それも動画で)
あらためてこの試合運びを見ると・・・万全のアンデウソンさんでもヤバイかも。と思ってしまう。
しかしね・・・アンデウソンさんはもはや「アンデウソンさん」という上位概念なのだよ。
つまりは、
グリーンボーイ<中堅選手<トップコンテンダー<チャンピオン<<<(時空の壁)<<<アンデウソンさん
こういうこと。
KYなくらい強いソネンにもアンデウソンさんは、まぁどうにかしてくれるだろう。
あのTDを防げるのかって不安はあるけど、まぁどうにかなるだろう。
アンデウソンさんもそう思っているはず、「がんばらなくてもそのうちどうにかなるだろう」ってね。ゆとりか。
アンデウソンvsソネン機運は1周まわって絶頂です!

○ジョ・ローゾンvsメルヴィン・ギラード
予想はしてたけど・・・ギラードってイケイケで攻めて近距離で一発もらって下がっちゃうパターンよく見るなぁ。
持ってるものはものすごいのに、全体的に粗すぎる。
ギラードがトップコンテンダーになったらすげー面白いのになぁ。


全試合感想書こうと思ったけど、疲れたので無理です。がんばらなくてもそのうちどうにかなるだろ