かけそばMMA

かけそばをメインに、MMA・格闘技のこともたまに書きます。

UFC on Fox 8 - Johnson vs. Moraga 感想

2013年07月28日 | UFC
まあギラード勝ったか。
ファンなのに言うのもなんだけど、五味さんとは打撃の爆発力キレが違うな・・
ダンジグKO後の様子が、事故が起きそうで怖かった。
五味vsギラード組まれたら、どう戦えばいいんだろう?
あのベタ足でギラードの獰猛な打撃に対応できるとは思えない
でもあれか、拳の怪我で長期療養してる間にスーパーサイヤ人化しているかもしれないしね!

ミーンズ規格外の体格で体重オーバーはタチ悪いなぁ
カスティーリョ勝ったから良かったけど、体重超過されて負けた相手は浮かばれないよな。
こないだの五味さんとか、トルジーリョとか。

マスビの相手またデカいのかw
マスビもライト級では長身の部類なんだけど。
ディフェンスが上手い選手だと思ってたんだが、今日のマスビはよくパンチもらう、真っすぐさがって被弾の場面が目立った。
その代わりというか攻めはいつもと見違えてアグレッシブだった。
最後はブザーのコンマ1秒前にタップを奪った!
マスビダルかっこ良すぎ!
サブミッションオブザナイトを確信した、が、この後フライ級王者がさらにアメイジングなサブミッションをやってのけてしまう。
とはいえマスビダルのベストバウトと言っていい内容だった。

ロリマクはブーイング受けても仕方ない戦い方だったが、やってることのレベルは凄まじい。
あのジャブはGSPを彷彿とさせる綺麗で射抜くようなショットだ。
体格やフィジカルを含めると、GSPを全て上回っているように思えてならない。
ひとつ前の試合で強さを見せつけたロビーローラーも、ロリマクに触れる気がしない。
GSPとは戦わないと公言しているが、このまま強豪潰しを続けるのだろうか?
あるいはGSPの陥落もそう先ではない予感もするが。

マイティマウスは素晴らしい横綱相撲で、もう彼の試合を見る時は5分5曲入りのアルバムを最後まで聴くつもりで臨むんだが、今回は完璧なフィニッシュを見せてくれた。
一度がっつりカウンターを喰らったものの、リカバリーもまた完璧だった。
なんだか見るたびにマイティマウスの魅力に気付いていく感覚がある。
あと個人的に奥さんがとても綺麗だと思う

UFC.160 ベラスケス&ドスサントス2大政権

2013年05月26日 | UFC
とりとめもなく書く。

ハントは1Rから動きが悪いように見えた。
少なくともドスサントスとは一回りスピード差があった。
というかサントスのスピードは化物だなあれ。
ハントがKOされて顔面ボロボロになってるのを見て、悔しいというより悲しくなった。
いつの間にか俺の脳はハントを身内か何かだと認識していたらしい。

そしてベラスケスはやはり鬼強い。
ハントのカウンターはドスサントスに当たらなかったが、レスリングで撹乱してサントスにビッグヒットを当てたベラスケスの打撃はまた別の意味で最強なのだろう。
単純にスピードも速いが。
ストップに不服の声も多く、個人的にももっと見たかったというのが率直な思いだけれど、レフェリー目線から見たらあれは仕方ない。
適切なストップだったと思う。
完全にベラスケとサントスが頭一つ抜き出ている状態になっていて、面白い半面誰か風穴開けて欲しい気持ちもあり。
多分一番手はJJがヘビーに上げたときなんだろうけど、個人的にはJJでも厳しい気がする。
特にサントスには勝てる気がしない。

KJはもっと善戦するかと思ったが、セラーニ強い。
軸のぶれないパンチとキックの連携を見ていると、ベンヘン相手でも通用しそうに思える。
決して試合巧者ではないものの、強さを追求する頑固な武道家のようなイメージが彼にはある。
パワフルでありながらしなやかな強さを持つベンヘンに真っ向勝負を挑むセラーニが見たい。

メイナードは踏み込みの鋭さとパンチの切れが過去最高に見えた。
そしてそれを完全粉砕してみせたTJ、もうタイトルクラスと認めていいだろう。

ヌルマゴメドフは粗削りかもしれないが、それ以上にあの動きをフルラウンド続けられる体力は異常だ。
ただ体重は守ろうね。

ライト級の戦国時代はまだまだ終わりそうにない。

UFC日本大会 -出血大感謝祭-

2013年03月03日 | UFC
○ハントvsシュトルーフ
マーク・ハントという奇跡。
自分はこれ、ハントに勝ち目無いと思ってたんです。
シュトルーフは距離のコントロールがうまくなってきてるし、最悪引き込めばグラウンドでは負けない。
ミオシッチ戦では長身の活かし方をわかってきた雰囲気があって、こりゃーハント無理だわ。。。と
それがまさか・・・35cmでかい相手をパンチでぶっ飛ばすとは!!
一番驚いたのは、グラウンドの進化。
引き込まれてスイープでマウント取られた時は、あー終わった、と思ったんですが
まさかそこから上を取り返し、パウンドを当てる、サイドを取る。
スタンドでもシュトルーフのジャブが入っていたんだけど、思ったほど蹴りを出さないので難なく懐に入れた。
シュトルーフは近距離でガード固めるだけになってしまったのは、スタミナの問題なのかわかりませんがハントに比べて動きがスローに見えた。
フィニッシュの左フックは、もうねえ、ほとんどジャンプしながらピンポイントで35cm上の顎に当てるって、理屈でわかっても実行できる178cmの選手は一人もいないんじゃないの。
これで38歳というんだから、奇跡と呼ぶ他ない。
個人的にファイトオブザナイト、いやファイトオブザイヤーですね。
ハントはファイトスタイルから試合中の所作、ハードパンチで倒れた相手に追撃せず踵を返すところとか、かわいさ余って120kgって感じ。
今日はハントも相当ダメージあるだろうから、しばらく休んでもらって、次はトップグループと対戦だな!
ハントがタイトル挑戦なんて夢も、段々現実味を増してきた。
スタミナとレスリングの鬼ヴェラスケスに勝てる気はしないけど
何が起こるかわからないのが格闘技って、飄々としながらポジティブ&ネバーギブアップなハントさんに教わったよ。
ありがとうハント!!

○サンチェスvs五味
これまで五味についての憧れや幻想や失望を幾度となくブログに綴ってきたわけだけど
期待しないと言いながらもまたドキドキしながら試合を食い入るように見てしまうのが五味だね、やっぱり。
結果は判定負け・・・今日の五味は動きは良かったと思う。
でもやっぱり惜しいのは技術的な足りなさで、スタンドでもステップが使えないためにリーチ差を埋めきれず、おそらくダメージ差で競り負けてしまった。
レスリングやグラウンドでの対処は良かったけどね。
手数とアグレッシブさで五味が勝ったという意見も多いけど、個人的にはダメージを与えたのはサンチェスのほうだったように思う。
でも気合いは伝わってきた、お疲れ様五味ちゃん。
まぁダナも五味の勝ちって言ってるし、きっと次もあるでしょう。
ちょっと愚痴をこぼすと、体重超過して減点もなく判定勝ちってのは納得いかないけど。
また燃える火の玉を見たい!精神論だけでなく
技術がスピリットを裏打ちする。

○ヤヒーラvs廣田
個人的にハントに続くベストファイトは、この試合。
ヤヒーラのTDが想像以上にうまかった。
時間的にも空間的にも隙間を与えずネバネバと組みついていく様は、昔のグレイシーの進化版のようだった。
柔術家として一つの理想的なMMAへのフィットの仕方だと思う。
ウェルターに落として覚醒したマイアとか、青木とか、レスリング式のTDではなくとにかく絡みついて完全に倒せなくてもバックを取ったり絡みついて倒す方法が、またメソッドとして現れてきた感じがする。
しかし廣田のガッツも素晴らしかった。
2Rまでほぼ完封されても、肩固めを凌ぎ、3Rからの猛攻、三角を取りに行く姿勢、廣田の試合は気持ちが伝わってくる。
終盤はヤヒーラもかなり効いていて、たらればだけど5Rまであったらと思わせてくれた。
ダナ、廣田をリリースしないでくれ!

○岡見vsロンバード
岡見は勝ったものの、説得力に欠ける内容だった。
グラウンドでの漬けスタイルは昔からだけど、勝ち切る強さと言うか手堅さ安心感というものが、アンデウソンにKOされる前の岡見と比べて見劣りしてしまった。
ロンバードも好きな選手だし強いけれど、タイトルレベルとは一枚差があると感じた。

○ヴァンダレイvsスタン
日本には、さいたまスーパーアリーナには何かがある。
ゲストの福山も言っていたけど、安全策を取らずあえてヴァンダレイの土俵に飛び込んでいったスタンの男気が素晴らしかった。
同じカードでも日本大会ならではの異常な熱がそこにあった気がする。
どこがどうなってるのかわからないほどのガチガチの打ち合いには、ハント戦でハイになった自分はなぜか爆笑してしまった。
ヴァンダレイも昔ながらのスタイルでありながら、ジャブが冴えていた。
最近ブラジル人のボクシング技術の向上が目立つな。
会場は大喝采で、散ったスタンにも大歓声が寄せられていたのはなんだか嬉しい。
それとゲストの福山は、芸能人の中では一番の格闘技LOVEを感じた。
加えて冷静な視点と話しのうまさがあるので、マジで毎回実況来てほしい(笑)

まー終わってみれば最高の大会だった!
近いうちにまたお願いします、日本大会!

UFC157 感想

2013年02月24日 | UFC
○ロバートソンvsジャーディン
バックマウントからのニーバー!!
これは初めて見た・・・ジャーディンも全く予想していなかったのでは。
ロバートソンは脚の絞めがタイトですね。
組みに実力差があったと思う

○ローラーvsコスチェック
コスチェックはレスリング系選手として一つの完成された選手だと思うんですが
まさか格下と見られていたローラーにKO負けとは!!
しかもラッキー気味のワンパンとかではなく、しっかりがぶりからのパウンドでKOしているので文句なし。
UFC>SFと見られていた先入観が、どんどん崩れて行ってるね。
ベンヘンvsメレンデスもわからんでこれは。
この分だとラーキン、ケネディ、ジャカレイも面白そうだ

○フェイバーvsメンジバー
立ちあがり際のフェイバーのバックを取りに行く動きが、ヤモリみたいにピッタリくっついていて、この試合最大のポイントだったと思う。
そしてメンジバーに乗っかったままガッツポーズをするフェイバー(笑)
メンジバー「早く降りろよ」っていう(笑)

○マチダvsダンヘン
This is リョートって感じの試合運び。
ホントにアメリカ型のレスリング×ボクシングに対しては、強いね。
あの独特の間合い地獄がたまらん(笑)
完封といっていいんじゃないかな。
5Rまで見たかった。
スプリット判定はないな~



納得のいかないことがある。
フィッチの解雇。
ダナはファイトマネーが高い割に試合がつまらないって言うけど
それでランキング6位のトップファイターを解雇してしまうの??
競技化が聞いて呆れる。
というかフィッチの試合がそこまで特別につまらないかなぁ・・・
観客を盛り上げるファイトをする意識を、選手も高めざるをえなくなったという意味では良いのかもしれないけど
これでいいのか?UFC
純粋なファンとしては良い試合を見たいってのはもちろんあるけど、前提としてより強い選手が残る舞台であってほしい。

UFC on FOX5 ベンヘンvsネイト This is MMA!!

2012年12月10日 | UFC
はい、というわけで書きます。
今1:16。
前回はヤギのフンのような記事を書くのに50分かかりました。
今日は30分くらいで書いてしまいたいところ。
はやく寝たいし

○イーブスvsスティーブンズ
このマッチメイクを見た時に、格差マッチだなと正直思った。
イーブスはPRIDEから見てるから好きだけど、今のUFCでは厳しいものがあるのではと・・・
結果はイーブスの衝撃失神KO勝ち。
ノックアウトオブザナイトも取っちゃいましたテヘペロ
イーブスさん、格差マッチとか言ってすいませんでした。

○ブラウンvsスウィック
左フックからの右の追撃がGOOD!!

○クルックシャンクvsマルチネス
マルチネスはずんぐりむっくりした体型で、猪のような突進力。
振り回すフックが怖く、また突進してからはテイクダウンを狙うも、クルックが冷静に対処しパンチを当てていく。
クルックの三日月蹴りでマルチネス悶絶、UFCではなかなか見ない光景だ!
しかしマルチネスは恐るべきタフネスで凌ぎ切り、その後もハイキック、カウンター、肘カウンターとKO級のクリーンヒットを被弾し、どっこい死なない野生の猪の目!
とはいえ最後の完璧なハイキックに猟銃一発撃たれたように倒れ込み、クルックの鮮やかなKOに終わった。
個人的にこれがノックアウトオブザナイト。

○ロリマックvsペン
試合はずっとペンを応援していたけれど、申し訳ないけれど、新旧交代という言葉が無慈悲に眼前を示した。
ロリマクの動きはジャブからボディ、エルボー、蹴りまで全てが洗練されていて、それらを高い次元でMMAに溶け込ませて使っていた。
JJvsショーグンを見た時のような、MMAが次の段階に進んだ衝撃を感じた。
一方圧倒的な相手の前に、最後までひるまず戦い続けたBJの意地にも心を動かされるものがあり、MMAの醍醐味が詰まった一戦だった。
正直、GSPでもペン相手にここまで圧倒できるだろうか。
ロリマクがコンディットをGSP以上に圧倒してしまったら、その時は本当の意味で新旧交代となるだろう。
(ただGSPはロリマクとはやらないと言ってるけど)

○グスタフソンvsショーグン
この試合も新旧交代という意味合いを持っていたと思うけど、ロリマクほどのセンセーショナルはグスタフソンには感じなかった。
スタンドは少し危なっかしい部分があったのと、グラウンドでは上を取ってももう一つ攻めきれなかったから、と言ってしまうと辛すぎる評価かな?
というのもJJが圧倒的過ぎるからだろうね。
時期挑戦権はゲットしたかもしれないけど、個人的にはvsエヴァンスやvsマチダあたりが見てみたい!

○ベンヘンvsネイト
終わってみれば横綱相撲だった。
戦前からレスリングではベンヘンに明確に分があって、ネイトはそれ以外のボクシングや柔術でどう対抗していくかというところが見どころだったんだけれど・・・今回痛感したのは、もはや現代MMAのレベルではどこか一つ穴があったら勝負にならないということ。
PRIDE時代は五味やミルコのように一芸で自分の長所を最大に活かせる選手が最強という風潮があって。
当時から自分も
「レスラーが柔術もできるようになって、なおかつボクシングもマスターしたら最強だな」
とか
「柔術家がレスリングも打撃も磨いたら最強だな」
とか空想していたけど、同時にそんなうまいこと全部やれるわけないか、とも思っていた。
あれから10年も経っていない。
時代は完全に自分の空想を超えた次元に突入している。
それを体現しているのがベンヘンであり、JJであり、アルドであり・・・
ネイトもこの試合、レスリングでのディスアドバンテージからスタンドもペースを狂わされ、グランドでも柔術に対応されてしまった。
そういう感動を中盤までは覚えていたのだけど、あのー人間の欲ってのは果ての無いもので、4Rくらいから「こりゃベンヘンが押し切りそうだな。判定続いてるし、どうせ勝つならそろそろフィニッシュしてよ」と鼻をほじっている自分がいた。
人間って怖いね。(あほか)
とはいえ今回MMAという競技の奥深さを強く感じた。
ロリマックの新時代、BJの意地、そしてベンヘンの打撃だけでもレスリングだけでもグラウンドだけでもない高次元のゲームコントロール。
This is MMA!! と誰もいない真冬の空に向かって叫びたくなった。
(34分)

UFC.154 GSPvsコンディット ~アンデウソンさんニヤニヤしないで~

2012年11月19日 | UFC
こんばんわ!
今夜は、熟慮や推敲せずザッと記事を書いていきます!
それでどのくらい時間がかかるか、試してみたいと思います!
ただ今 0:21
さて、一記事書くのに何分かかるでしょう?
読者の皆さんも眼球見開いて一心不乱にキーボードを叩く風田を想像しながら流れるように読んでいただければと思います。

○ガーザvsホミニック
1Rから激しい打ち合い、ホミニックのボディが冴える!
リスクの大きいMMAで効かせるボディを拝見できると、拍手したくなるね。
これは早くもファイトオブザナイト候補か?と思うほどの好試合だったが、2Rからはガーザが試合を支配し始める。
ホミニックはボトムからの仕掛けに拘り過ぎじゃないかと思った。
ただもしここから一本取って逆転勝ちしたらメチャクチャかっけー!てなるわけで、そういう意味では結果論かもしれないね。
ガーザのレンガパンチでホミニックの顔がボロボロに・・・
素人目にはドクターストップレベルで痛々しかった。
ガーザはフェザー級で185cmとものすごい長身だけれど、長身も行き過ぎると個人的にあんまり好きじゃない。
階級性である以上何の問題もないんだけれど、これ同階級か?って体格差があると小さい方を応援してしまう。
そんなことを言いつつもJJが大好きという滅裂っぷりですが・・・JJもヘビー転向してからが楽しみですわ。

○アンジョスvsボチェック
例によってライト級のこのあたりの試合は「五味とやったらどうなるか」目線で見てしまう。(五味オタあるあるかな?)
五味も一応連勝してるし、vsアンジョスは組まれても不自然ではないよね。
打撃単体で見ると、スピードは五味に分があるけど、アンジョスも一通りの打撃を使いこなせる選手なので、純粋に打撃勝負したらまぁー五分かな?スタミナも考慮するとアンジョス有利か・・・
ただ当然MMAなので、序盤打撃を交換しつつも機を見てアンジョスがTDに行って、その後はお決まりのディナーコースといった具合に極められる画が浮かんでしまう。
アンジョスに上取られたらきついだろうなー。
五味vsボチェックなら結構勝負論のあるカードになる気がします。
組まれるかどうかは別として。

○ローラーvsカルモン
カルモンが登場したときにイケメンすぎて吹いた。
モデルでもやっていそうだ。
あとこの時少し映ったアンデウソンが、眼鏡が意外と似合っていてちょっとかわいかった。
何の話だっけ?

○ジョニヘンvsカンプマン
これまたブルータルノックアウト。
ジョニヘンの距離の長い踏み込みは、傍から見ている以上にすごいのかも。
ジョニヘンってvsピアース、vsコスを見ていて、このあたりの強豪レスラーと大きな差はないなぁと思っていた。
どちらとも接戦だし、コスのほうが器用だと思った。
ただ単純にレスリング×ボクシングのスタイルといっても、ジョニヘンはある種野性的な勝負強さを持っているんだろうね。
フィッチとカンプマンを一撃KOってすごすぎる。

○GSPvsコンディット
来ました。
どっちも男前ですね。
GSPがベビーフェイスなら、コンディットはスギちゃんばりのワイルドな男前。
しかし日本人としては、日の丸のハチマキつけたGSPを応援しないわけにはいかない。
コンディットには強めのブーイング。
カナダ人ってアメリカ嫌いなのかな?と思うほど(笑)
それにしても対峙するとコンディットが一回りでかい。
1R、GSPは距離を詰め、真っすぐなジャブを突き、コンディットの飛び膝には打ち終わりにきっちりワンツーを入れる。
ミドルキックを出せばドンピシャでテイクダウン。
正直、動きの洗練さが違うと思った。GSPの動きは一つ一つに無駄がなくて、ジャブなんてMMA選手で一番綺麗だ。
けれども格闘技は、洗練された選手が必ず常に強いわけではない。
3Rにコンディットの左ハイが、GSPを捕らえる。
ダッキングの動きからハイキックって、完全にセオリーから外れている。
ダフ屋のような教科書無視である。(意味不明)
でもだからこそ、理屈からズレるからこそ、あくまで精確なGSPは全く反応できなかった。
そこからコンディットの鬼の追撃。
ここ!ここだ!マットセラ戦で悪夢を見たGSPにとって、ここを凌げるかがファイターとしての一つの試練だ!
傷だらけになりながらもなんとか凌いで上を取ってみせたGSP。やった!
それからGSPは残り2Rを、しっかりやることをやってポイントを取ってみせる。
最初から最後までコンディットの下からの肘はGSPに細かいダメージを与え続けた。
判定は文句なしにGSP。
スーパー仕事人、やることはきっちりやる。
ただ未だ盤石の王者かというと、迷いなしに首肯はしかねる。
ちょっと怖かったなぁ。
ダナは歓喜の歌声でこれでGSPvsアンデウソンだ!と言うのだろうけど、このカードは最早組むこと自体が伝説級に意味があるのであって、勝負としてはあまり見たくない。
GSPの勝つ目が薄すぎると思う。
いや見たくないと言ってしまうと完全に嘘なんだけれど、それならGSPvsジョニヘンやニックが見たいなー。
まぁ、もしGSPアンデウソンが組まれたらHoly SHiiiiiiiiiiiiiiiiiiiit!!なことだし、やってはいけないことをやってしまう手榴弾投げ込むようなマッチメイクは、どこか格闘技の本質に近い気がするのでいいのかもしれない。
皆さんはどうですかね。
あ、段々GSPvsアンデウソン見たくなってきた(笑)
もう最後から最後まで滅裂。
というわけで現在時刻が1:08となっております。
この分量の記事で50分かかるのか自分。おっそいな。
ちょっとこれからタイムトライアル式で感想を書くようにしてみようかな。
スピードアップを目標に。
とかいってまた更新半年止まったりしてね。
次はベンヘンvsネイトですか。熱い。熱すぎる。ユーエフシー熱すぎる。
俺はネイトを応援するよ。
それじゃあ。

UFCマカオ大会 五味vsダンジグ 睡眠オブザナイト

2012年11月11日 | UFC
今回初めてニコニコでUFCを視聴した。
清野氏と弘中氏の解説が大変よろしい。

試合はというと判定判定の判定続きで、正直ちょっとダレていた。
しかし五味ちゃんの試合になると、俄然緊張してきた。
前回の光岡戦で五味に今までのような期待は捨てたつもりだったが、やっぱり五味隆典はスペシャルなんだね。

1R、打撃は悪くない。
ただまぁ組んでからは相変わらずで、最後にタックル取られてからは見てる方が「ああっ!」と悲鳴を上げてしまう。
2R、ここからスタミナがとっても心配になる。
もはや息子の試合を見る母親の心境。
動きも落ちず悪くないが、テイクダウンされてしまい、なんとか凌ぐ。
3R、フックでダウンを奪取!
そのままパウンド行くも、なんというかPRIDE時代のパウンド。。。ダンジグに足を取られ五味も足を取り返す。珍しい五味のアンクルホールドw
それからポジション取り返し、スタンド再開、もはや完全にスタミナは切れている。
最後の最後にKOを狙うも、判定へ。
スプリットで五味!
く、首の皮一枚繋がった!
まだ五味の試合を見れることは単純に嬉しい。

客観的に見れば、五味隆典って選手は変わらないね。
打撃はしっかりしたボクシングではないが、天性のものを持っている。ダンジグには圧倒。
寝技は相変わらず苦手。ただダンジグクラスにはなんとか渡り合える。
レスリングは下地があるので強いが、タイミングを合わせられると倒される。一定以上のグラウンドスキルのある相手だと、寝かされたらアウツ・・・
スタミナは、今日は多分あったほうだけれど、3Rフルに動ける体力はない。
調子が良くて2R強しかもたない。これが一番問題かもなー

勝手に分析するとこういった感じで、UFCではギリギリ生き残れる強さはあるのかなと思います。
今まで負けた相手が強豪ばっかだったからね。
UFCもそのへん考慮してマッチメイクして欲しいかな(笑)

あとわかったのは、やっぱりみんな五味が大好きってこと(笑)
ニコニコでコメント見ていると、ダメ出しが多いけどコメント数が圧倒的。
今の五味はスーパースターではないかもしれないけど、みんなの人気者ではある。
眠い眼をこすりながらだらしのない記事を書かせて頂きました、それではみなさんお疲れ様、五味さんカンリーさんお疲れ様。
100万円くれ

追記:
おいおい、五味さんファイトオブザナイトかよw
五味は日本の人気者だと思ってたけど、ダナや運営陣も五味のこと大好きなんだね(^^)

ジョーンズvsマチダを再考する

2012年11月03日 | UFC
なんとなくジョーンズの試合が見たくなり、HDDからUFC.140を引っ張り出してvsマチダ戦を見た。

この試合ジョーンズの怪物っぷりばかりが印象に強いが、やはりリョートもチャンピオンクラスの良い選手だ。
リーチに大きくアドバンテージのあるジョーンズ相手でも、いやだからこそ距離の使い方はあくまで緻密。
光っていたのは前蹴りのような飛び込み気味の左ミドル→左パンチのコンボ。
左→左のコンビネーションにも関わらず、どちらもパワーショットになっているところがさすが。これもバランスを一切崩さないからこそ強打を繋げられるのだろう。
そして2度ほどヒットさせたのが、JJの蹴りに合わせての左ストレート。
わかっていてもこれを当てられるのはリョートだけだろう。

で、それをさらに上回るJJの凄さなんだけど・・・
フィニッシュのカウンター→スタンディングギロチンはMMA史に残るフィニッシュだけれど、ギロチンで失神したまま崩れ落ちるリョートの姿が衝撃的すぎて、この一瞬のカウンターがあまり語られていない気がする。
このカウンター、単にタイミングが合っただけだと当時思っていた自分の目は格オタとして丙種でしょうか。
これ、よーく見るとJJは左フックを出す時に左足を前に出しているんですよね。
どういうことかというと、左ミドル(ロー?)のモーションに入っていると見受けられます。
上述したように、1Rでリョートは2度ほどJJの蹴りにパンチを合わせています。
多分リョートからしたらこれこそJJを打ち崩す最大のカードだったのでは。
最後のカウンターで、リョートは大きく踏み込んでパンチを打っている。
これも1Rと同様にキックに合わせたんだと思われます。
だけどJJは、蹴りのモーションだけで、実際はパンチを合わせてます。
つまり・・・
JJは1Rで数回見せたリョートのキックへのカウンターを見て、キックを撒き餌に使ったんですね。
あの数分間でタイミングを覚えて、かつ間合いの達人リョート相手にそれを実践し、ぶっつけ本番で当てる。
これを若干24歳のジョーンズが涼しい顔で遂行したのかとわかったとき、戦慄を覚えました。
JJには普通の選手と違う感覚で世界が見えてるのかもしれない。
この間はビクトーに腕を極められかけたけど、MMAIQの振れて高いジョーンズがその経験をどう感じて何を学習するのか。
JJのこれからがもっと楽しみになりました。

あ、フィニッシュのカウンターについて衝撃の事実を発見したかのように長々と綴ったけど、目の肥えたMMAファンなら誰でもわかっとるわと裸の王様を嘲笑する視線をこのブログに投げかけてるのかもと想像したら、今日2度目の戦慄が走りました。




UFC on FOX 隣の町田さんにアンデウソンの霊が・・・

2012年08月05日 | UFC
○ガンブリャンvs小見川
相手のガンブリャンよりも小見川のほうが一回りデカイという珍しい光景。
これは有利に運べるのではないかと思いきや、猫のように懐に潜り込んでフックを振り回すガンブリャンに、小見川は終始やりづらそうだった。
今まで小見川が相手の懐に潜り込んでパンチを当てるスタイルだったからだろうか?
今後のUFC去就はどうなるだろう

○ヤヒーラvsグリスピ
文句なしのノースサウスチョーク葬。
どこで締めてるのかようわからんかった。
アメリカでのコールは「ハニ・ヤーヤ」、なんかこう掴みどころのない名前だね。

○スウィックvsジョンソン
ローキックに合わせてTD、その最中でのパウンドという総合らしいKOでノックアウトオブザナイトを獲得した。
こう総合ならではのKOってのはテンション上がるね!
ただこの勝利は素晴らしかったものの、スピード&パワーのウェルター級戦線においては少しスローにすら思えてしまった、この恐ろしさ。

○ローゾンvsヴァーナー
日本大会で東京観光を楽しんでいたローゾンさん。日本でも人気が高い。
ヴァーナーの一見雑なフォームのパンチは、繋ぎがスムーズでボディが強烈だった。
1Rはダウンも奪われたが、3Rヴァーナーのタックルに合わせてブリッジ、マウントに乗りそうになったのをヴァーナーが上を取り返すのに合わせて必殺三角締め!と文章にすると意味不明だが非常にテクニカルな一連の動きで見事サブミッションオブザナイトを獲ってみせた。ブラボー!
この勝利は非常にでかい。

○ショーグンvsヴェラ
ショーグンは勝ったものの、リョートの圧勝と比較すると相当に霞んでしまった。
ところでショーグンって背中にカタカナで「マウリシオ・ショーグン」ってタトゥー入れてなかったっけ。
もしかして消したとしたら、PRIDE時代はトップが日本だから日本語入れてたけど、アメリカじゃダサくてつけてられるか!バーカww ということなのか!?
そんなわけないよね。でもタトゥーは確かに入っていた気がするんだけど・・・跡形もない。
駄菓子屋で売ってるタトゥーシールかなんかだったのか。

○町田vsベイダー
間合いの達人リョート、その本領が発揮された試合だった。
アンデウソンのパクリなのか憑依なのか相手を幻惑するような手のゴチャゴチャした動きに、ベイダーはどうしていいかわからないようだった。
突っ込んだら突っ込んだで膝のカウンターが飛んでくる。
出口を見い出せないベイダーの焦燥が伝わってくるようだった。
最後は意を決したフックで距離を詰めたベイダーに、ドンピシャのカウンターでQ・E・D。
スローでよく見れば見るほど、一瞬の間合いの取り方が完璧だ。
これでリョートがJJの次の生贄に内定した。生贄言うな。ダンヘン勝利の可能性無視してるし。
だけどそれくらいJJは図抜けている。次戦もダンヘンをどう料理するかという視点で見てしまっている。
何よりも、ライトヘビーで防衛記録を伸ばすJJよりも、増量して未知なるヘビー級に挑戦するJJが見たいのだ。
今までのサイズアドバンテージを失ったJJが、どう戦っていくのかが本当に見たい。そしてその時にJJの本質というか、真の実力が見れる気がする。


まとめ
ダナ「誰がJJとやるんだ?」
ヴェラ「俺がやろうか」
ベイダー「俺がやるさ」
ショーグン「俺にやらせてくれ」
マチダ「じゃあ俺が」
全員「どうぞどうぞ」

UFC.149 ~ロンバード幻想終了のお知らせ~ P.S.アンデウソンさんごめんなさい

2012年07月24日 | UFC
夜中に風呂入るのめんどくせえなーと床に横たわっていたら、そのまま畳の上で熟睡してしまい、起きたら午後3時、WOWOWの録画すら忘れたままUFC149は終わっていた。
全く格オタ失格である。
ただ格オタと称してしまうと、格闘技ブログなど書いている格オタの中ではかなり中途半端な格闘技好きで、かといってリアルでは自分以上にMMAに詳しい人間に会ったことがない程のオタクで、「自分は格オタか?」
という問いに対していまいち身の置き所がわからないのだけれど。

とりあえず3試合だけ見たので簡単に感想をかく。

○ティム・ボッシュvsヘクター・ロンバード
この試合に勝てばタイトル挑戦も見えてくると散々期待されていたロンバード、俺も相当期待はしていたんだけど、早々にロンバード幻想は終了してしまった。
個人的にはロンバードが勝ったと思ったので判定を聞いたときはビックリしたが、そもそもアンデウソン云々のレベルではないなぁー。
体格の不利を抱えながらもフックが攻撃の要というスタイルにしては、ちょっと足が足りない印象。
案の定試合の後半になるにつれ手詰まり気味になってきて、3Rはスタミナも不安だった。
といっても自分の採点ではロンバードだったけど、公式裁定でボッシュの勝ち、地味にロンバード幻想は幕を閉じてしまった。
ただフィジカルは強く爆発力があるので、ステップワークの強化でまだまだ活きる選手だと思う。
上背的にはウェルター転向もありかなーと思ったり。
負けたとはいえ、応援したい選手の一人だな。

○チーク・コンゴvsショーン・ジョーダン
”見た目パウンドフォーパウンド”のコンゴさんきたーー
前日計量ではJDSを超える強そうっぷりだった。
試合内容はやや塩いもののコンゴさんの完勝。
ディフェンスに難があるものの基本強いのよね。
UFCの門番と言われるのも頷ける。
ただコンゴって力は強いけど運動神経が悪いイメージがある(笑)
いつも力んでて、アンデウソンさんとは真逆のイメージ・・
ところで判定で30-28があったのは気のせい?
ドロー採点ありになったのかな、だとしたら大賛成だけど。

○ヘナン・バラオンvs”格闘技界の前田敦子”ユライア・フェイバー
5Rを通して拮抗していたものの、リーチの利と器用な足技を駆使してバラオンが終始ペースを握っていたように見える。
あまり面白くはなかったなぁ~・・
ところで暫定チャンピオンって位置づけはどうなんだろう?
バラオンは狂喜乱舞していたけど、クルーズが王者でいる以上2番手って位置づけになるし、GSPといい王者が怪我で長期離脱した場合は期限を設けるなどして剥奪してしまっていいと思う。
その間に新王者が現れたら、復帰でき次第最優先で挑戦できるようにすればいい。

余談ですが、ヘビー級見た後バンタム級見ると全く違う競技にみえるよね。
軽量級のほうが洗練されていて、まさに Mixed Martial Arts という感じがする。
と言いながら軽量級の細分化には反対なんだけど。
見る側からしたら、ライト級まででいい。
(そうするとさらに日本人が活躍できなくなるけど・・・)

追伸
UFC148でのアンデウソンさんの達人的激勝を目の当たりにして、すぐさま「アンデウソン神の仮面を剥いだらそこには鬼がいた」というタイトルで記事を書き始めた。
意気込んで書き始めたものの、興奮しすぎて文章がまとまらなくなり、一旦下書きとして筆を置いて、中途半端のまま放置して、時は流れてUFC149を迎えてしまった。
アンデウソンさん本当にごめんなさい。
アンデウソンも俺の記事を楽しみにしていたと思うし、アンデウソン推しとして情けない限りだ。
やっぱり試合の感想なんてのは楽しんだその日のうちに書かないとダメね。
グルメレビューだって、食事をして数日経ってからその料理の味なんて書けないようにさ。
アンデウソンさん、本当にごめんね。

UFC日本大会総括。に見せかけた五味さんへの恋文

2012年02月28日 | UFC
はじめにごめんなさい。
UFC日本大会を総括する記事を書くつもりが、最初に五味vs光岡のことを書いていたら五味への想いのあまり筆が止まらなくなり、グワーッ書ききった頃にはもう眠いです。
他の試合のこと書く余力っていうか時間がありません。
ホントすいません、五味への深夜のラブレター的な内容になってしまいました。
それでも読んでやるって方に感謝します。
特に五味ファンの人、かつて五味ファンだった人に・・・読んでもらいたかったり。


○五味vs光岡

完全にノーガードでスイッチしながら独特のステップを踏む五味に対し、光岡はプレッシャーをかける。
面白いように光岡のパンチが当たる。
いや全然面白くない。五味は何をしているんだ。
明らかにワンパン狙いの五味。
フルスイングで踏み込みボディを打ったところに、光岡がドンピシャでカウンター!
腰から崩れる五味。
光岡がマウントを奪い、変形三角!
なんとか寝技を凌ごうとする五味を見ている自分の心の中に、相反する2つの感情が同居していた。
「がんばれ五味、あと10数秒凌げば2Rに持ち越せる!」と手に汗握る自分がいる一方で、「もう五味は終わった・・・」と完全に何かを諦め冷めた目で見ている自分がいた。
2Rに入ると五味は打撃でプレッシャーをかけ続け、見事逆転TKOしてみせた。
あれだけ1R差がありながら、ここ一番の勝負強さは凄いと思う。
そして満面の笑みで上機嫌なマイクアピール。
「火の玉が帰ってきたぜー!」
・・・全く乗れなかった。
これがUFCの舞台でなかったら素直に喜べたかもしれない。
しかし最高峰の舞台に身を置きながら、光岡相手に得意の打ち合いの土俵で完敗し、2Rではスタミナも怪しくなり、最終的に勝ったとはいえ自省の念の切れ端すらうかがえない五味に、「スカ勝ちやったぜ五味ちゃん!」なんて喜べない。
しかしながら、それが五味隆典という男なんだろう。
マイクの「日本にベルトを持って帰れるよう頑張ります」は、まぁおそらく本心だ。
傍から見てるとスピード・テクニック・スタミナ、全てのレベルが次元が違う、タイトルなんてまるで現実味を帯びないが、
「今日はピンチだったけど、KOできたし、お客さんも盛り上がったし大成功!」と曇りなく思ってしまう天真爛漫さが五味隆典なんだと。
客観的に見れば――技術的な穴を埋めるべき、そのためにはテクニック面でサポートしてしごいてくれるコーチをつけて、自分以上に強い選手達と切磋琢磨するべき、また戦術面においても対戦相手のタイプに合わせて対策を第三者の視点から練る必要もあり、そのためには何をおいても環境を変える必要がある。こういうふうに考えると思う。
しかしそういう理屈をすっとばして「ラスカルでいっぱい練習すれば強くなる!」と考えてしまう無邪気さ。
いや、本人は必死なんだと思う。
格闘技経験も無い素人が何を偉そうに、と自分でも思う。
だけどね、本当にエゴイスティックな言い訳かもしれないけどね・・・それでも五味が好きだから!
愛ゆえにくちばし突っ込みたくなるんですよ!
本人は真面目にベルト目指しているからこそ、そのプロセスを整備してくれるコーチをつけてほしいんですよ!
やっぱり五味の魅力って唯一で、昨日の五味を見て五味に対する期待を半分捨てた時、同時に胸に去来したのは「五味ほど気持ち乗っけて応援できる選手は、もう当分現れないだろうな・・・」という懐古的な切なさだった。
はっきり言って昔ほど五味に期待はしていない。
だけども現役を続ける間は試合は見てしまうし、応援もするだろう。
だから五味が少しでも自身の持ってる才能を発揮できる環境を願う。
人生は何が起こるかわからないんだよ。
だから希望はまるごとは捨てない。
一見捨てたかに見えても糸クズほどの切れ端だけさりげなく握っておく。
姑息かもしれないけどそういうのも悪くないでしょう。

大晦日の予想

2011年12月30日 | UFC
UFC

○アリスターvsレスナー KO
テイクダウンできればレスナーって言われてるけど、そう簡単にTDされないと思うんだよねアリスターは
そうこうしているうちに、打撃の差でKOされると思う

○ネイトvsセローニ KO
希望としてはカウボーイに勝って欲しいんだけどね
セローニが打撃を3発当ててもネイトに1発でひっくり返されそう
でも予想の難しい最高のカード

○フィッチvsジョニヘン 判定
ジョニヘンは完成度の高いファイターだと思うけど、経験の差でフィッチかなぁ
打撃の応酬が見られたら感無量
流れとしては、ジョニヘンが勝った方が面白いね
つまるところヒゲがポイントかな


元気ですか

○長南vsマッハ 判定
マッハの打撃センスと長南の打たれ弱さを考えると、マッハのKO勝ちも十分ありえるけど
長期戦になるほど長南有利だと思うので

○川尻vs宮田 一本
宮田でも川尻をやすやすとTDできないと思うんだよなー
打撃にそこまで差があるかはわからないけど、川尻がパンチを当ててチョークで仕留めると予想

○菊野vs自演乙 KO
菊野が1R真っ向勝負すると踏んだ上で、自演乙のパンチは当たると思う
ただ菊野が1R渡り合える可能性もあるし、仮にダウン取られたら安全策で逃げ切ることもできるわけで・・・
そうなったら2Rの総合でグラウンド&パウンドで終わりでしょう
なんとなく去年の大爆発があっただけに、今年は運使い果たしたかもな感じもする(笑)
ただ去年は自演乙に本当に奇跡的な試合を見せていただいたので、今年も勝って欲しいです。希望としては

○リオンvs高谷 判定
高谷の一撃はあるけど、体格差などを考慮してリオンかな?

○青木vs北岡 判定
本当に北岡が勝つ姿が浮かばない
精神的にも青木の方が充実してそうだしねー
ただなんか今回の件は、北岡がかわいそうだからどーにかして勝って欲しい
なんか、無いかなぁ、足関とか、ワンパンとか・・・
うーん・・・

○ヒョードルvs石井 KO
石井は塩漬け一直線狙いだと思うけど、やりきれるかな?
やっぱヒョードル打撃の切れはあるから、ノックアウト予想

UFC.136 感想 王者エドガー爆誕~ソネンの熱いまなざし~

2011年10月09日 | UFC
○フランキー・エドガーvsグレイ・メイナード

エドガーがポイントアウトする、と戦前予想していた。
前回の対戦を見る限り、試合が進むにつれエドガーがどんどんゲームを支配していったからだ。
エドガーは1Rだけ気をつければいい。時間とともに距離感に慣れてくれば、エドガーの勝率は漸進的に上がる。しかしKOできるパンチを持っていないので、判定でエドガー圧勝。
こういう予想だった。
しかし1Rメイナードがアッパーをぶち込む、ストレートを当てる、膝を入れる!これはメイナードがTKOまで追い込むか!?
と思いきやエドガーの異常なリカバリー能力も前回通りかそれ以上。
2Rに入るとエドガーが覚醒したかのように試合をコントロールしだした。
なんだこれは、こいつら何回やっても1Rメイナード2R以降エドガーの判定勝利ってなるんじゃないのか。
エドガーのトルクがどんどん上がっていくのがわかる。
打ったら避ける、相手が来たらサイドにまわって回避、この速度がとにかく半端じゃなく速い。
このときエドガーは相手の目ではなく足元に視線をやっているように見える時があった。
肌感覚で距離感をコントロールしているのだとしたら、それはもうアンデウソンさん的神の領域である。
しかしパンチは入ってもダウンはとれない、これはこのまま5Rまで圧倒かなーと思った矢先、
タックル仕掛けてからの右でメイナードが崩れる!続けて正確無比な右、右、右、全てが素晴らしくメイナードの顎を捉えて、当然レフェリーが試合を止めた。
ついにチャンピオンエドガーが誕生した!そんな気持ちになった。
BJを圧倒したときも、メイナードにドロー防衛したときも、やはり「当てても倒れない」印象がどうしても残った。
「タッチボクシング」などと揶揄され、自分もそのパフォーマンスの凄さはともかくあまり乗れないチャンプだった。
しかしメイナードを文句なしの失神KOしたエドガーは、「最強」の説得力が十二分に全身から沸き立っていた。
次期挑戦者は、メレンデス?グイダorベンヘン?
いいよいいよ、俄然楽しみになってきた!
個人的にはいきなりエドガーvsメレンデスが見たい。
今のメレンデスは幻想を3重くらい纏っていて、幻想持ったまま最強王者にぶつけて欲しい。
下手にミラーやセローニあたりからやってしまうと、幻想崩壊する可能性が非常に高い。と自分は思う。
このタイミングでエドガーとメレンデスが対峙したときの会場の熱を想像してみてほしい。体温が1℃上がったでしょ?
ライト級は仁義なき完全実力乱戦時代に突入してきた。
こりゃあー楽しまなきゃ損だ!

○チェール・ソネンvsブライアン・スタン
ここまで差があったとは。
スタンドなんて知らねえとばかりに、いとも簡単に倒してしまうソネンは、試合でも空気なんか読まなかった。
最後もしっかり肩固めで一本。
考えてみたら自分はソネンの試合ってアンデウソン戦しかまともに見たことが無い。(それも動画で)
あらためてこの試合運びを見ると・・・万全のアンデウソンさんでもヤバイかも。と思ってしまう。
しかしね・・・アンデウソンさんはもはや「アンデウソンさん」という上位概念なのだよ。
つまりは、
グリーンボーイ<中堅選手<トップコンテンダー<チャンピオン<<<(時空の壁)<<<アンデウソンさん
こういうこと。
KYなくらい強いソネンにもアンデウソンさんは、まぁどうにかしてくれるだろう。
あのTDを防げるのかって不安はあるけど、まぁどうにかなるだろう。
アンデウソンさんもそう思っているはず、「がんばらなくてもそのうちどうにかなるだろう」ってね。ゆとりか。
アンデウソンvsソネン機運は1周まわって絶頂です!

○ジョ・ローゾンvsメルヴィン・ギラード
予想はしてたけど・・・ギラードってイケイケで攻めて近距離で一発もらって下がっちゃうパターンよく見るなぁ。
持ってるものはものすごいのに、全体的に粗すぎる。
ギラードがトップコンテンダーになったらすげー面白いのになぁ。


全試合感想書こうと思ったけど、疲れたので無理です。がんばらなくてもそのうちどうにかなるだろ

UFC.135 五味隆典vsネイト・ディアス

2011年09月26日 | UFC
五味は今回本当に気合い入れて練習してきたんだと思う
本気でトレーニングしてこの結果だからこそ、現実を受け止めないといけない
スポーツはシビアな競争だから、自分ががんばればがんばっただけそのまま結果が帰っては来ない
練習環境がいかに決定的要素か、ということ
クソみたいな例えで申し訳ないが、五味は一人独学で受験に臨んでいるようなものだと思う
時代のニーズが日々移り変わり、傾向や対策が日進月歩する世の中、予備校という大きな組織単位でそれを研究し、いかに効果的な勉強ができるかを探り、生徒は組織に属することで鍛えてもらう
そこでは生徒はただひたすら吸収すればいい。基本的な情報収集やトレーニング方法は予備校が合理的に常に計算してくれている
個人で本を買って、自分なりに本気で勉強する。それは決して無駄ではないけど、それがそのまま通用するかといえば・・・どうしても厳しい
おそらくこのことは五味自身も薄々気づいていると思う。雑誌の発言を見ていても
だからこそ、現役を続けるなら最後の決断の時だと思う!
一練習生に戻ろう、しごかれる立場に戻ろう

全く言いたい放題言ったけど、こう感じているファンは俺だけではないと思ってる
UFCでまだ戦えるかわからないし、五味自身の気持ちもどうなのかわからないけど・・・

五味さん、お疲れ様でした!
とりあえずゆっくり休んでください
夢を見させてくれてありがとう

UFC134 アンデウソンvs岡見 感想

2011年09月02日 | UFC
アンデウソンさん何やってるんですか。
そんな試合内容だった。
1Rは岡見のほうがのびのび戦えてるように見受けられ、アンデウソンさんはむしろ緊張気味に見えた。
岡見が金網に押しつけるもそこからの展開が作れず、ムチのような左ハイを喰らって1Rは終了。
このときは、もしかしたらそんなに差はないのかも?と思った。
スタンドでは分が悪いものの、同じように金網に押しつけてペースを握り、何度かテイクダウンを奪えれば岡見にも勝機が見えるかも・・・
そして2Rが始まった。
岡見のジャブが冴える。
このジャブはフォーム・スピード・伸び、どれをとっても屈指の完成度だ。
これはアンデウソンさんも嫌なんじゃないか?
しかしガードを解くアンデウソンさん。
あれ?
岡見のジャブを皮一枚でかわす。
独特のステップとだらんと下げた腕が死の踊りを始め・・・
あれあれあれ?なんだろうこれ?なんか変だぞ?嫌だな~怖いな~
日本のエースは気付いたら蟻地獄にはまっていた。
まるで上司が部下の肩を叩くくらいごく自然に、ジャブにカウンターを合わせる。
尻もちをつく岡見。
その顔には驚嘆の表情が浮かんでいる。
ここからはもうアンデウソンの、彼のやりたい放題。
逃げ惑う彼女。いや岡見
しかしこの街に逃げ場はない。
すぐに路地裏に、いや金網に追い込まれる。
こんなはずじゃなかった。
一人の男だった彼。
5年前には消えない過ちを犯した。
彼はしてはいけないことを、そう私の顎に踵を入れた。
絆は粉々になった。
それからの5年間、私たちは別々の道を歩んだ。
UFCでタイトルを取ると、一気にスター街道へ躍り出た彼。
だけど私だって真面目にコツコツを仕事をこなしてきた。
それなりに評価もされた。
「日本には岡見がいる」
いつしかそう言われるようになった。
自分の功績を讃えられるのはもちろん悪い気はしなかった、だけど私の心にはいつも影があった。
その影の正体は紛れもなく、あなただった。
私は今日、同じ人間としてあなたと対峙した。
夢のような時間(1R)は過ぎ、そしてあなたは本当の顔を見せた。
こんなに美しかったかしら。
私は今まであなたの手のひらの上を走っていたの?いいえ、違う、私は、私は―
アンデウソン「どこへ行くんだい?そっちには無機質な金網しかないよ」
舐めないで!私だって、私だって、自分の力で―
アンデウソン「右フックを引っかけてコーナーから脱出。そうだろう?」
全てを見通したカウンター。
私はアスファルトに、いやキャンバスに崩れ落ちた。
ちらちらと彼の影が見える。
ずっと追いかけてきた彼。
手が届きそうになると、すぐに遠くへ行ってしまう彼。
パウンドの雨の中、私の意識は遠のいていった―


やべえ。何書いてんだ。
普通にアンデウソンの神っぷりを書こうと思ったんだが、気付いたらこんなことになっていた。
公開すんのか?これ・・・
でもまぁ、せっかく書いたし・・・

今月は我らが五味ちゃんの試合だね!全力で応援しよう!ハハハッ!

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