かけそばMMA

かけそばをメインに、MMA・格闘技のこともたまに書きます。

UFC Fight Night 91 - McDonald vs. Lineker

2016年07月15日 | 翻訳

中村K太郎 × カイル・ノーク

ラウンド終了とほぼ同時の裸締め、鳥肌立った!

残り10秒で極めに行って、タップを奪ってしまう。このかっこ良さ。。。

その前の打撃・プレッシャーのかけ方もとても良かった。というか打撃があったからこその一本。

打撃のディフェンスは若干危なっかしかったけども。

ケイタ・ケータロー・ナカムラ!という英語圏コールも、ミステリアスな響きがあって良いんじゃないでしょうか。

 

トニー・ファーガソン × ランドン・ヴァンナータ

代打でUFC初参戦のバナーナ(実況でずっとこう聞こえる)、昇り龍のファーガソンをあわやKO寸前まで追い詰めた。凄まじい試合だった。

ファーガソンは攻撃力はライト級最強といっていいほどだが、ディフェンスにかなりムラがあるよなあ。

まぁ、それ以上に、打撃バックンバックンもらってKOされかかっても、結局最後は相手を呑み込んでしまう野性的強さは恐ろしいものがある。

アルバレス対ファーガソンは、どっちが圧倒する姿も想像できてしまう甘党カード。

ヴァンターナは初めて見たけど、もうファンになってしまった。

打撃を見切るセンス、しなやかさ、闘争心と、ストライキング3大ツボを見事に抑えている。

ああいう脱力系ファイターが一番好き。

全体的に言葉のチョイスがおかしいのはさておき。

 

ジョン・リネカー × マイケル・マクドナルド

リネカーはバンタムに上げて、さらに石の拳がパワーアップしたような。

全然違うけど、アンソニー・ジョンソンを彷彿とさせた。

相当厳しいけど、クルーズ粉砕したら面白いことになるなあ。


UFC 200 - Tate vs. Nunes

2016年07月10日 | UFC

ブロック・レスナー VS マーク・ハント

ハントが負けると、悔しさではなく、途方もない悲しさが沸いてくる。

パウンドって、殴る腕以外は相手を制するために使うから、立った状態でのパンチのような全身を連動させる威力は出せない。というのが格闘技的には常識だろう。

しかし、レスナーの肩から腕のサイズ感はもはや、足である。

レスナー対ミオシッチ、ヴェラスケス、ファブリシオ、非常ーに興味深い。

 

ダニエル・コーミエ VS アンデウソン・シウバ

字面だけでなんかもう凄いね。

内容的にはコーミエの完勝だったけれど、コーミエでもアンデウソンをパウンドアウトできないのか、という驚き。

ワイドマン然りソネン然り、アンデウソンと戦った選手は、なんで攻めているのにあんなに疲れが出てくるんだろうな。

 

ケルヴィン・ガステラム VS ジョニー・ヘンドリックス

終始意地がぶつかり合った、バチバチの熱戦。

しかし、体重超過している事実から、常に冷めた目で見ている自分がいた。

ガステラムは、あの大きな体躯で、動きがものすごく軽やか。

選手にはそれぞれ、「ボリュームの全盛期」みたいなものがあるように思う。

タイトルを獲った頃のベンヘンがまさにそうで、あの頃は一人だけ一階級上に見えた。

以前のジョニヘンは、もっと筋肉がパンパンに張っていた印象があった。

レスリング・フィジカル・ボクシングという、大まかな武器の括りは似通った両者だが、かつての王者を勢いのある若者が乗り越えるという栄枯盛衰的なストーリーが、試合を見ながら脳内をフワフワと流れていった。


UFC - The Ultimate Fighter 23 Finale

2016年07月10日 | UFC
ウィル・ブルックス VS ロス・ピアソン

ベラトールの元王者アルバレスがUFCチャンプになったことで、ベラトール直近の王者であるブルックスにはいやが上にも期待がかかるUFCデビュー戦。
が、蓋を開けてみれば、なんだか凡庸な選手に見えてしまった。
常に相手をよく見て、要所でダメ―ジを与えるグラインダー。というのがブルックスの印象だったのだが、まぁファイトスタイルそのものは変わっていないとはいえ、相手を完封した印象はなく、3Rはピアソンのパンチをかなりもらっていた。
というかピアソンはハンドスピードあるし、細かくて精度の高いパンチ打てるから、ブルックスが圧倒して当然みたいな見方も行き過ぎだったかもね。
次はトップコンテンダーと当ててくれないかなあ。アンジョスとか、ファーガソンとか・・・まぁ本音はアルバレス戦が見たいんだけど(笑)

グレイ・メイナード VS フェルナンド・ブルーノ

メイナードのグラスジョー説が囁かれていることを知ってか、序盤から大振りのフックをこれでもかと振り回すブルーノ。
そしてフックの応酬に付き合ってしまうメイナード。
ブルーノのフックは相手を全然見てないし、無駄な動きも多いのだけれど、メイナードはそれでもちょこちょこもらってしまっている。
2Rからスタミナが切れ始めたブルーノ相手に、メイナードが主導権を握って試合を進めるも、決めきれず、逆転されそうな場面すら何度かちらつく。
判定は文句なしにメイナードだが、これだけ技量の差のある相手にこの内容は、ちょっと危なっかしかった。

UFC Fight Night 90 - Dos Anjos vs. Alvarez

2016年07月10日 | UFC

エディ・アルバレス VS ハファエル・ドスアンジョス

ドトールでアイスコーヒーを飲みながら、スマホでファイパスにログイン。
優雅にリプレイ観戦しようとしたら、ナチュラルに

Eddie Alvalez WIN

とネタバレしていてげんなり。

内容はアルバレスのフック一発がヒットしてそのまま畳みかけて、レフェリーディーンさんにしては珍しく適切なTKOストップ。
一回きりの勝負をモノにした、文句のつけようのない勝利だが・・・アルバレスが王者と言われるとなんとなくしっくりこない。
かけそば的には、やっぱりペティス戦での、悪い意味での試合巧者という印象が強く残っている。
グラウンドゲームに持ち込んで判定勝ちを手にしたものの、打撃でまるで歯が立たず、グラウンドでさほどダメージを負わせたわけでもなかった、いわゆる漬け勝ち。(言い過ぎ?笑)
いや、でも、その前のメレンデス戦もスプリット接戦だったし、その前はセローニに負けているし、すいません、イチャモンはこの辺にしておきます。
層の厚いライト級では、純粋に対アルバレス見てみたい選手が沢山いるので、これはこれで楽しみであります。
実質最強のヌルマゴには、割と相性良い気もする。


デリック・ルイス VS ロイ・ネルソン

ルイスは打撃も組みも全て荒いのだけれど、とにかくビッグヒット狙いに特化しているので見ているほうは面白い。
パンチ振り回す→組まれたら投げて突き放し→倒されたらエスケープ
本当にこればっかり練習してるんじゃないのかと思わされる。
パンチもハイキックも決して綺麗ではないのだけれど、巨体としなやかさとバネがあるので相手にとっては十分脅威となる。
判定の分かれ目となった3Rは、終盤までロイがコントロールしていたが、最後にもらったパンチのダメージでポイントを失ったか。
ちょっとネルソン可哀想。
ルイスがもうワンランク技術を底上げしたらなァと毎回思う。