Ombra Mai Fu ~ 優しい樹の下で

POP ♡ OPERA SINGER 
 増田 いずみ ~ OFFICIAL BLOG

七夕

2012年07月09日 | masudaizumi.com
七夕、皆様は、風流にお過ごしでしたか?

わたしは、先日の金環日食もあって、少し宇宙を身近に感じていたので夜空をじっとみてしまいました。もちろん、都会にいては、星など見えるわけもなく、あまり何かを感じることもありませんでした。


その数日後になってしまった今日は、秘密クラブのように通っているギャラリーで、七夕の会に伺ってきました。

ご自身の所蔵品を展示して解説してくださるオーナーさんは、知識が豊富で、毎回日本文化の奥深い話をしてくださいますが、今回初めて知ったのが七夕は秋の節句だったということです。

旧暦の七夕は八月末、ということですから、確かにもう昔なら秋を感じていたかもしれません。

恋愛成就とともに、技芸上達を祈る節句だそうで、琴や琵琶、裁縫の糸などが飾られていました。絵巻をみると、七夕といえども、桔梗や秋草が描かれて、お供えものを月に捧げている様子は、一見お月見のようですが、月が満月ではなく、七夕と判断するのは、半月の形だそう、現在でも七夕の夜は、このお月様の形だそうです。

ああ、、これを知っていたら、もっとちゃんと月を眺めるんだった。
残念(@_@:)


もともと中国から伝わってきたのではないか?と思える衣装を身にまとっている織り姫と彦星の節句ですが、平安時代からずっと文化として日本では根付いてきましたが、現在オリジナルの中国では、あまり七夕をお祭りとしないようです。

昔は、たらいに水を張って、空の星を映してみていたとか。

現代は物質的には豊かな社会ですが、いま問題になっている夏の節電の問題、原子力、被災された方への行き届かない政策への不満、地球が温暖化して起こってきた災害、、、いろいろな不安と共存していかなければいけないことが多いですね。


物は多少、不便でもいいので、心が豊かな時代になれないものでしょうか。。。人間って、便利でスピーディな楽なことを覚えてしまうと、戻れない弱さがありますね。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿