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 増田 いずみ ~ OFFICIAL BLOG

レディス4 生番組出演!!!越天楽 解説

2005年10月22日 | masudaizumi.com
今日は発売日二日目

午前中からラジオの生番組出演、テレビ出演用の衣装フイッティング、その後、主人の文楽公演を観に千葉文化センターへ、さらにテレビ番組の打ち合わせ、整体マッサージ・・・というかなりハードなスケジュール。

一日中ばたばたするので、朝は少し早くおきて洋なしのパイを食べながら、紅茶をのんで、ゆったりしました。

新宿ホテルパークハイアットのペストリーってすんごい美味しいの。機会があったら、是非おためしあれ。でも買いに行くのが遠いのよね。

今の時期は無花果のパイと洋なしのデニッシュ、ピーカンや栗のデニッシュなど、最高の品揃えです。ちょいとお高いけど、たまには!!と衣装の先生にお土産と、自宅用で、合計10コ買ったら4000円くらい。ケーキのような値段なのね。

忙しい週末の朝だからこそ、贅沢リッチな気分を味わいましょ。



さてさてさて、レディース4という番組の内容がほぼ固まりました。

テレビって今までは歌番組しか出演したことがないのですが、1時間のトーク番組ということもあって、かなり充実しております。

小さい頃の写真から生い立ち、私の大阪プライベートライフも少しだけ公開する予定です。

また、これからの季節、風邪を予防するということで、このブログでもご紹介した私の大好きな生姜紅茶を番組で披露しますのでお楽しみに!!!



さて、アルバムのなかに、越天樂を収録しましたが「平安言葉でかかれているので、いまいち伝わらないかもしれない。この曲の深い深い思いを皆様にお伝えしなくっちゃ」と思い立ち、このブログに、詳しくご紹介することにしました。


以下は作詞家の李さんから頂いたコメントです。


<越天楽 解説>


『ひもとく』 紐解く=(花が)ほころぶ
『衣を返す』 着物をひっくり返して寝ると愛しい人の夢を見ることができるので、そうして寝たが、
       もう朝なのでそれをまたここでは返そうとしています
『数を尽して』 あらん限りの
『たまうつす』 霊と玉をかけました
        霊を朝露に映す、と完全な玉になぞらえるようなおもい

西暦700年頃と思われますが、辛い恋の歌を残した但馬皇女を思って書いてみました。

但馬皇女は嫁いだ後もずっと異母兄の穂積皇子を慕い、しかもその恋は噂され、『辛い、苦しい』で死んでしまいましたが、もし彼女がある春の朝、静けさの中で廻りをめぐる山々が紅に染まっていくのを見て、『夢で結ばれ、夢で思いがつうじあってさえいれば、こんなにも静かな自然のなかにいるかぎり、現実も愛しい』、『どちらが夢なのか現実なのか』と気がついたならば、、、と。
それにかさねて、人間が静かな平らかな自然の一部を構成しているのだという意識があれば、それこそが『天』の意志、といった含みも。


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沈黙が空から露をともなって降りて来る
静寂が春をめぐる山々をあかく染める
夢は終わりのない歌を玉とするでしょう
無垢な魂に平安が訪れる
これほどの自然のごく一部を成すと心にとめ
永遠なる眺めに手をのばせばとどくのでしょうか?

陽炎の萌立つ春
朝露が転がる
夢にさえみたいとするけれど
このおもい
うつつも愛しく感じられて来る

夢をゆめみて 夢をゆめみて


***********************以上作詞家李さんのコメントでした。


週末の朝では、まだ布団にくるまって居る方もおおいのでしょう。

皆様は、どんな夢とともに目がさめたのでしょう?パジャマは裏返っていませんか



いずみ