まん漫レポート0831

■「サンクチュアリ」池上遼一　from kouseiさん ★★★★☆

池上ワールド炸裂って感じですね。
政治家諸氏のキャラ作りも、なかなか楽しめる秀作です

また一気読みしてしまいました・・・・

古い漫画でも、なんら問題なく面白く読める！やはり名作といわれる作品は
いつの時代でもいいのでしょう。

池上作品は「男」の友情みたいなものがテーマになることが多いですが
それをうまく包み込むのが魅力的な脇役たち。

サンクチュアリでは、やっぱ渡海氏でしょうね

読み終えた後、彼の表情だけを追って見直してみると、「渡海」というキャラへの
作者の思い入れがよくわかります。他のキャラにくらべて、渡海の表情は描き込みが明らかに深い！
作者的にも、クールな主人公二人より、渡海というキャラが好きなんだろうな、と
感じます。

私は超速読派で、12～13冊くらいなら１日で読みきってしまいますが、
その後、自分なりの視点で見直すというのが楽しみの一つでもあります。

最初はストーリーにのめりこみ、次に一歩離れて別の視点で見てみる。
いろんなものや作者の想いが見えてきて、結構面白いですよ