紅玉
2010-09-29 | 倉庫
毎年この時期、短期間だけ直売所の店頭に並ぶ「紅玉」
大粒で甘みの強い林檎が人気だけれど、
私は酸味が強い紅玉が好きだ。
小粒の果実に控えめな甘さと強い酸味が凝縮された味わいは
他の品種では味わえない。
しかし、人気のなさから、スーパーの店頭にはまず並ばない。
直売所で見つけたら、即買いのレア品種になりつつある。
今回のは、紅玉の中でもさらに小粒のものだったので
4個入りがなんと160円。思わず2袋購入。
写真のように、小粒でまぁるく、いかにも「林檎」という赤味の強い
色合いは「愛らしい」という表現が似合うと思う。
ピンクやイエロー系の色が勝っている、大型で下すぼまりの林檎は
どうにもダイナマイトバデーの外国人女優のような感じがして・・・
林檎ではなく、APPLE なのだ。
ひきかえ、紅玉はいかにも「りんご」という感じ。
雪国の女の子の赤い頬っぺたをイメージさせる、可憐さがある。
・・・・まあ、イメージ論はこれくらいにして・・・笑
もちろん、そのままでもおいしく食べますが、
紅玉は加工用にも最適なのです。
皮を煮出したお湯で紅茶を入れればおいしいアップルティーができるし。
ゆうべは、自家製ジャムをつくりました。
適当な大きさに切った紅玉と水、赤ワインを鍋に放り込み
煮立ったら砂糖とシナモンを加えます。
あとは焦げないように気をつけて煮詰めるだけ。
林檎の食感を少し残して煮込むのが自家製ならではコツですね。
どうせすぐ食べてしまうのだし、甘さは控えめ。
林檎そのものの風味と甘さを塗りつぶさない程度の砂糖で味付けします。
これは、そのままでもいいし、ヨーグルトに合わせてもいい。
バターを塗った食パンにのせてからトーストすれば、
アップルパイの味が簡単に楽しめます。
旬ってのは、いいもんですね。