ボクのお腹は太鼓っ腹

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当たったらアウト、当たらなかったらセーフ

2011-05-03 | 太っちょアレコレ
生肉についての保健所等の指導方針
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東京都福祉保健局 食の安心パトロール
江戸川保健所
東京都福祉保健局健康安全部健康安全課
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牛の生レバーとユッケが原因で食中毒が発生し死亡者がでた件だけど、
焼肉店と卸し業者の責任のなすりつけ合いはさておき
消費者庁の対応がどうなるか気になります。


そもそも「生食用食肉等の安全性確保について」というものを
旧厚生省が各都道府県に通達してるんだけど
法的な罰則規定がなく指導までしかできない状況が十年以上も続き
その間何件もの牛肉の生レバーやユッケが原因の食中毒が起きてるんですよね。
普通ならこれだけ繰り返されれば何かしら法的なアクションがあってもおかしくないんだけど
今までなかったって事はそれに反対する人が沢山いたからなんでしょうかね。
だから販売は出来るけど「当たったらアウト、当たらなかったらセーフ」
でも店のメニューに堂々と「牛ユッケ」ってあったとしら
お客さんは生で食べられるものだと思って食べちゃうだろうなぁ。


厚労省が10年以上法整備出来なかった難しい問題なんだけど
ここで気になるのが消費者庁の蓮舫大臣がどう動くかちょっと注目。
「牛・豚・鶏の生肉=危険」というのは国も認め、
保健所でも衛生講習会等で飲食店や業者に向け指導も行っている、
にも関わらず死亡事故が発生、繰り返されている。
消費者庁はどう対応するんだろ?
こんにゃくゼリーであれだけ鼻息荒くしてた大臣だけど
なんだか微妙な感じで終わっちゃった感じ。
結局荒らすだけ荒らして企業との取りまとめもできないじゃあ
必要なのかどうかを問われても仕方ないと思うのです。
消費者庁が出来てからなにか成果があったのかわかんないけど
これが解決できたなら消費者庁の存在意義はあると思う、…けど多分無理だろうなぁ。
牛・豚・鶏の生食用肉を流通するのは難しいみたいだし
かといって生食の罰則を作るとステーキ店とかの焼き加減で
レアやミディアムは消えちゃうだろうしねぇ、
本当にこの問題はかなり難しい。