告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

「ただ生きるな、よく生きよ」とソクラテスは言った

2009年05月15日 | Weblog
三木たかしさんは下咽頭がん、忌野清志郎さんは喉頭がんを告知された。このところ、私と同じような頭頸部のガン患者の有名人が相次いで亡くなられた。今週号の週刊新潮によると、清志郎さんが喉頭がんと宣告されたのは2006年7月。外科手術は避け、抗がん剤と放射線治療による治療を選択したようだ。その後、2008年2月10日に武道館でライブを敢行、復活をアピールした。しかし、実は西洋医学を拒否していたと書かれてある。

ハードロッカーはハード・ベジタリアンでもあったようだ。その後、玄米菜食や漢方でガンを治したと人に話していたという。自宅にはクリーンルームも作られていた。1983年に肝臓を壊して、医師から再起不能と診断されたが独自の食事療法とハリで復活した経験から医療には不信感があったようだ。おそらく、標準治療と代替治療を併用していたのだろう。途中までは、自分の選択が正しかったと思っていたのだろう。しかし、2008年7月に骨盤(左腸骨)にガンが転移しているのが確認された。

週刊新潮にある記事の最後のコメントには、外科手術を受けるべきだったかどうかは大変難しい問題ですね。生存率は上がりますが・・・とある。でも、ガンは局所だけの問題ではないのは、よく経過を見れば明らかだろう。 正しい選択であっても、生き延びることはギャンブル的だと感じる。クリーンルームを作ったのは、免疫力を下げる治療を併用していたからだろう。西洋医学は大きらいでも、放射線治療と抗がん剤の治療を受けざるを得なくなった心境はどんなものだったのだろう。