告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

60パーセントの5年生存率

2009年05月17日 | Weblog
時折、左側(ガンがある側)の鼻の通りが悪いときがある。そんなときは、やはり気分が落ち込む。感覚をとぎすますと左の耳が痒いような気がしないでもない。しびれた感覚も起きてきた。やっぱりダメか、とまで考えが行ってしまう。最初からあきらめていたにもかかわらず、いざとなると悟りをどこかに忘れてしまうようだ。


治療を受けても5年生存率が60%といわれたことを考えてみる。これは40%の確率で5年生きれないということだが、放射線なり抗がん剤は一旦ガンを縮小、消滅させる効果があるから使われているわけで、5年以内に死亡するということは、一旦消滅したガンが再発もしくは転移することから始まる。

その際、再び治療を受ければ前回よりも5年生存率は低下するだろうから仮にそのときから新たに5年生存できる割合が50%とすると、初発の段階で80%の患者さんで再発や転移が認められることで半数の40%が死に至る計算になる。つまりは、ほとんどの患者さん(80%)で再発、転移は必須ということのように思うのだが、いかがなものだろう。つまり、2年後に再発した患者はその後3年以内に死亡する。4年後に再発された患者はその後の1年以内に死亡する。これらの患者を含めて、最初の5年後死亡率が40%と集計される。つまり再発率は患者総数の80%よりも高いということになる。

患者さんのブログを診ていると治療後もひんぱんに検査を受けているようだ。ガンが消えた後も執拗に抗がん剤を続けられているのはこういう理由だろうか。当然、生活の質もだんだん低下する。医師は最初から分っていて治療しているのだろうか? 最初の段階で再発や転移は必須といわれていたら何人の患者が治療に納得するだろうか?

この計算、まちがってますか?