告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

よみがえる生命

2009年05月11日 | Weblog
丸山千里著 「丸山ワクチン」のまえがきの部分から抜書きしてみる。丸山医師の著作がワニブックスで書かれたこの一冊だけということに驚いてしまう。しかも、装丁も普通のポケット・ブックスで、奇をてらった題名でもない。いつも感じさせられることだ。



医学の進歩した今日でも、難病といわれるものがたくさんある。そのなかでも、ガンはもっとも手ごわい病気のひとつである。ところで、ガンに対する治療であるが、きびしい副作用との戦いを余儀なくされ、あげくのはて、不幸な転帰をとる場合も少なくない。その場合、ガン患者にとっては、治療そのものがすでに死闘であるといっても良いであろう。(中略)

いうまでもないことであるが、治療というものは、効果がたしかで、患者に対して、精神的にも肉体的にも負担にならないものが、最善である。その点からみれば、ワクチン療法は充分にその資格をそなえていると思う。負担にならないだけでなく、その治療成績もかなりの成果をおさめている。(中略)

ガンを結核ワクチンで治そうというわけである。理論的には簡単に納得できない事がらであるが、現実の問題として、ガンの治療にかなり実績をあげているのである。医学がひとつの進歩をとげるとき、理論か先にくることもあれば、事実が先に来ることもある。(中略)

医学者としての私の願いは、これまでの研究の成果が、いくらかでも医学の進歩に貢献し、患者のために役立つことである。その成果に、多少なりとも信頼が寄せられている現在、ワクチンを1人でも多くの患者に使用していただくように願わないではいられない。(1976年8月)



一般の病院や薬局で手に入らないのは、一つのビジネス戦略だったようで、某大学にもらいに行くというスタイルが人気に拍車が掛かった理由だと書かれた本がある。医薬品として正式に認可されていないのは、その条件がクリアされていないからだ。治ったという体験談も、ひとつのプラセボ効果だと、そして、最後には、肺結核の患者には肺がんが少ないという話も否定されていると文章は〆られている。

肺結核の患者に肺がんが少ないのではなく、ガンの患者が少ないことを知ってから丸山ワクチンをがんの患者に使うようになっていった。一日おきにワクチンを打ち続けるというのは患者にとってはきびしい。ガンのワクチンには蓮実ワクチンというのもある。こちらは、5日に一回の注射で良い。しかも、指導を受けた後、自己注射も認められているという。この違いはどこにあるのだろう。蓮見ワクチンはガン組織そのものをワクチン化したものだ。→ ハスミ・ワクチン友の会