お散歩日和 ♪

「山歩き」「街歩き」と「酒」の日々・・・

一徳防山・編笠山(西タツガ岩)

2017-12-03 17:04:54 | ひとり山歩き

2017年12月3日(日) Icon_walk_ss15.249km

累積標高(+)1696.081m(-)-1659.445m

昨日購入した「SOTO ミニ焚き火台 Tetra」。購入と同時にさっそく試運転を行いたくなって、翌日の山行を計画。

はたして試運転をするのにふさわしい場所は何処だろうか?今回行先を決定するのにそれ程時間はかからなかった。すぐに「西タツガ岩」が思い浮かぶ。食料の買い出しを済ませて家路につく。

翌朝は、先週のずぼら登山とは違い早めの出発。「白鷺」8:57初「金剛」行各駅停車で「金剛」へ、「林間田園都市」行区間急行に乗り換えて「三日市町」に9:23着。9:30発のバスで「南花台四丁目」9:41着。

三日市町のバス停でバスを待っている時から、よく喋るおじさん一人とよく喋るおばさん四人の団体さんが一緒だった。嫌な予感が的中し団体さんも同じバス停で下車する。もちろん団体で喋りながら楽しく登る事は全く悪い事ではないし、自分も団体で登る時はそうする。ただ、自分がソロで登る時は静かに登りたいという自分勝手な考えがあるだけだ。

団体さんに先に行ってもらうか、自分が先に行くか迷うが、おそらく団体さんの方がペースが遅いであろうと予測して先にスタート。住宅街の坂道を登って行く。団体さんを引き離したいという気持ちがあるので、自然とハイペースになってしまう。登山口に到着する頃には一汗かいていた。

溜池のほとりから登山道に入る。このルートは植林と自然林の中で変化に富んだ景観を楽しませてくれる。更に、先週あたりで見納めかと思っていた紅葉が、まだまだ綺麗に残ってくれていた。

考えてみると何故かこの山域を歩くのは春が多い。近年ではこの時期に訪れた記憶がない。この先、どの様な景観が待っているのか楽しみだ。

それ程の急登はなく、比較的緩やかな登りが続く。やがて「鞍部」で「旗倉山」からの道に合流。

ここからは自然林の中に続く平坦で気持ちいい道。紅葉の間から木漏れ日が差し込む中、かさこそと落葉を踏んで歩く。

途中、北側が開けた場所からは「金剛山」の勇姿が望めた。

しかし、気持ちのいい平坦な道が永遠に続く訳は無い。「一徳防山」の山頂が近づくと急登が始まり、お馴染み「関電道」の黒い階段が現れる。

山頂付近は岩山で、ゴツゴツとした巨岩を縫う様に登る。危険箇所も多く気が抜けない。

最後の階段を登りきり、「一徳防山」(541m)山頂に到着。

今日のルートはまだ先が長い、水分補給だけして先を急ぐ。

滑りやすいガレた下りを慎重に下る。

木々の間から「三国山」方面を望むと、紅葉した山並みが連なる雄大な景色が眺望できる。

すぐに「一徳防三等三角点」(544.06m)に到着。

大阪平野の展望を楽しむのもそこそこに「編笠山」方面に向かう。

ここからは更に下り。何度も歩いた道なのだが、「こんなに下らなくてもいいのに」と、毎回ぶつける先の無い不満を抱く。

下りきって、「編笠山のコル」からいよいよ急登が始まる。鈍った足にはかなりこたえる。登っては休み登っては休みを繰り返し、「西タツガ岩」への分岐に登り着く。

ここから、今登って来たのと同じ位の距離の急坂の下りが始まる。更に帰りにはそこを登り返す事になる。そう考えると少し躊躇するが、覚悟を決めて急坂を下る。

視界が開けて「西タツガ岩」に到着。

青空の下に紅葉が美しい山並みが連なる、雄大な風景が目に飛び込んできた。

 

昼食にする。

(本日のメニュー)

・ラ王(味噌)
・(ラーメントッピング用)豚肉・ネギ
・オイルサーディン缶詰
・醤油・七味
・サッポロ生ビール黒ラベル500ml
・ワンカップ大関300ml

まずは焚火用の燃料集め、材料には事欠かない。小枝・枯葉・マツボックリなどを集める。これで準備は整った。


それでは、サッポロ黒ラベルをグラスに注ぎ乾杯!


(ここで一句)
彼方まで 錦に染まる 山並みの
上に浮かびて 黒ラベルかな

ビールで一息ついたところで、本日の主題である焚火台の試運転に取り掛かる。焚火台を組み立てて、小枝やマツボックリを入れて、枯葉に火を着けるが中々上手く火がつかない。新聞紙を忘れた事を後悔する。何度かトライしてやっと着火。しかし、着火と同時に炎が高々と上がり、すぐに燃え尽きてしまう。火持ちを良くしようと太めの枝を投入するが、多少持ちは良くなるものの、いい感じの火にはなってくれない。

試行錯誤を繰り返すが結局上手くいかず、何時迄も焚火ばかりしている訳にもいかないので、今日のところは諦める事にした。今後の研究課題としておこう。

バーナーで熱燗をつけて、温めたオイルサーディンに醤油と七味をかけた物を肴にチビチビやる。

今日の様な天候なら焚火がなくても寒くは無く心地いい。

締めのラーメンを食べて店じまいにする。

さて先程書いた通り、美味しい酒を飲んだ後には辛い試練が待っている。下って来た急坂を登り返す。アルコールが入った体にはかなりキツイ。分岐まで戻り、更に頂上目指して登りが続く。覚悟はしていたとは言え、心が折れそうになる。

やっとの事で「編笠山」(635m)山頂に到着。

少し休憩して息を整える。ここから「岩湧寺」を目指し下る。途中、登山道を横切る型で新しい広い林道が建設中だった。林道を横断して更に下ると舗装路に出る。舗装路を歩いて「岩湧寺」に到着。

杉の古木が林立する中に多宝塔を横目に見て「いにしえの道」の石畳を歩く。

自動車道に出る手前に「雨乞い地蔵」と呼ばれるお地蔵様があり、その脇に湧水「長寿水」がとうとうと流れ出している。

湧水をペットボトル(500ml×3)に採取。

単調な自動車道を歩いて「行司河原分岐」「竹ノタワ」経由で「流谷」の集落に入る。

初冬の山里の美しい風景を楽しみながら「天見」駅に到着。

この季節の日暮れは早い。灯の灯った無人の駅舎には、他に乗客はおらず哀愁が漂っていた。

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