今回の試飲会は、そもそも8月下旬に、F君・N君・U君が工場見学で新潟を訪れた際、地元の蔵で日本酒を購入して来てくれた事に始まる。その後、色々と行事ごとが重った。中でも大きかったのは、F君が展示会見学の為渡米。約一週間留守だった事だ。F君の帰国後、中々開催出来ないでいた会を開催する事になった。
今回も贅沢な会で、新潟の酒が二本。F君の留守中に私が購入した愛媛の酒。番外編でF君のお土産のカリフォルニアワイン。
最近恒例になったが、N君が刺身を調達してくれた。
メンバーはF君・N君・S君・U君・Kさん
U君は何時も通り途中退席。ビール党のU君は日本酒を舐める程度に味見して「無理や〜」と言う言葉を残して去っていった。それと今日は、S君の姿を久しぶりに見た。
それでは、まず愛媛の酒から
「川亀 純米吟醸 中汲み しぼりたて 無濾過生原酒」720ml
川亀酒造(合)(愛媛)
・原材料名:米(国産)・米麹(国産米)
・精米歩合 55%
・アルコール分 17度以上18度未満(原酒)
・酸度 1.4
・日本酒度 +3
原酒という物を一度飲んで見たくて購入。如何にも原酒という事を演出する様な「愛媛新聞」での包装に期待が膨らむ。口に含むと、イメージしている「愛媛の酒」にぴったりの味。濃醇でドッシリとした重量感と、原酒ならではの度数の高さが押し寄せる。飲み進む内に、ほのかな吟醸香と酸味を感じ、飲み易くなってきた。後味は以外にスッキリしている。
続いて、江戸時代創業の歴史ある蔵元で直接購入してくれた、新潟の酒、一本目
「BLACK 今代司 純米酒」720ml
今代司酒造(株)(新潟)
・原材料名:米(国産)・米麹(国産米)
・原料米: 五百万石(新潟県産)100%
・仕込水:越後菅名岳天然水
・精米歩合 60%
・アルコール分 16度
こちらも外観のインパクトが凄い。瓶、ラベル、キャップと全身が艶消しのブラック一色。口に含んだ瞬間からピリピリとする様な辛口、水の様に淡麗で綺麗な飲み口。最初に正反対に位置する様な「川亀」を飲んでいるだけに違いが際立つ。
次に、同じ蔵の新潟の酒をもう一本
「今代司 特別純米酒」720ml
今代司酒造(株)(新潟)
・原材料名:米(国産)・米麹(国産米)
・原料米: 五百万石(新潟県産)100%
・仕込水:越後菅名岳天然水
・精米歩合 60%
・アルコール分 15度
こちらは奇をてらわないオーソドックスな外観。外観同様に、これぞイメージしている「新潟の酒」。淡麗辛口ではあるが、先程の「BLACK」と比較すると、まろやかで優しい。原料米、仕込水等、度数以外のスペックは同じであるが、醸造過程でこれ程の味の違いが出るのが面白い。
毎回独自の批評を展開するN君だが、この日は皆と意見が一致していた。しかしそれも最初のうちだけで、中盤からは何時もの通り怪しくなって来た。と思っていると寝てしまった。
今回、F君の米土産のワインまでは行着かず、次回に持ち越し。
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