当初予定していた(17)無人駅はたくさんあるが愛別駅、羊と雲の丘は、特に書くネタもないので省略することにしましました(苦笑)以下に少しだけ紹介です。
北海道周遊記、目次はコチラの記事にあります。
道内にはたくさんある無人駅。これはJR石北本線の一駅です。そもそもこういう駅って電車が止まるのはせいぜい2時間に1本とかじゃないですか。大人たちには自由に移動が可能なクルマという交通手段がありますが、こういう所で暮らす少年時代っていうのもどんな感じなんだろうなんて考えていました。
毎日同じ時間の同じ電車に乗って通学、車内にはいつもと同じヒトたち。のんびりとした日常の中でも電車の時刻表だけはきちんと頭に入っていて、それを前提に一日がまわって行く。一本電車を逃すと次はもう2時間後とかになってしまいますから、学校の先生その他周りの大人も気を使ってくれるんでしょうね。不便ではありますが、そんな温かい生活があるのでしょうか。とにかくそんな妄想にふけってしまいました。
羊と雲の丘。これは旭川から北へ約60キロの士別市というところにある観光牧場です。約30種類にも及ぶ世界各国の羊(←羊ってそんなに種類があるんですか!?)が飼育されています。そしてこれより北の宗谷岬方面は、私には北海道の未開拓地域です。機会があればいつか行ってみたいと思っています。
7月10日(火) だいたい19時頃に旭川に到着しました。北海道はやはり夏でもかなりの涼しさというか、夕方日が落ちてくるとむしろ寒いくらいでした。駅の南側は再開発中で大掛かりな工事が行われていましたが、北口駅前はよく整備されていて、客を待つたくさんのタクシーが止まっていました。
上から見た旭川駅前の様子です。この写真はホテルの部屋から撮りました。
駅構内の大きな柱にはファイターズの日程表です。ここ旭川でもファイターズが北海道全域に根付いていることを感じさせます。
改札口の前にはファイターズとコンサドーレのタペストリーがかけられていました。
考えてみたらこの日は昼過ぎに十勝の三股山荘で昼食をとって以来、何も食べていませんでした。かなり腹が減っていて旭川ラーメンでも食べたくなってきました。チェックインを済ませ、ホテルのフロントで旭川市内の地図をもらい街へと繰り出しました。地図にはいくつかのラーメン屋が載っていたのですが、どこが美味しいのかまったく分かりませんでした。そこで外で地元のヒトに尋ねてみることに。
駅前の横断歩道で信号待ちをしていると、ちょうど旭川駅に電車が到着したようで駅から部活帰りと思われるジャージ姿の高校生がたくさん降りてきました。そこでそのうちのある二人組に尋ねてみました。運動部に所属しているのか、彼女らはもうかなりくたくたの様子でした。私がラーメン屋について尋ねてみると、最初は驚いた様子で「はあ・・・?」という感じだったのですが、「千葉から来たのでせっかくだから美味しい旭川ラーメンが食べたいんですけど・・・」と説明すると、ちょっと遠いけどお勧めの店を知っているとのこと。しかも途中まで同じ方向だというので案内してくれることに。
この二人組、私はてっきりもう帰宅するものだと思っていたのですが、さらにこれから予備校へ行って勉強するとのこと。すでに部活でかなりお疲れの様子でしたが、「へえ、えらいなあ~」なんて勝手に関心してしまいました。単なる私の先入観なのかもしれませんが、学校帰りに夜は進学塾や予備校へ通って勉強するなんて東京や都市部の高校生だけだと思っていました。でもそんなことないんですね。いやー若さって素晴らしい。しばらくすると、彼女らはおそらくこの辺りで唯一か或いは最も規模が大きいであろう進学予備校へと入っていきました。そしてここからだいたいの場所は教えてもらっていました。
しかしです。この店がいくら探しても見つからないんですよねえ。たしか“つるや”っていう名前の店だったでしょうか。ちなみにホテルでもらった地図にもこの店は載っていました。予備校からさらに駅を離れるように歩みを進めていたのですが、挙句は同じところを何度も歩いてしまったような気がします。
そうそう、旭川ってけっこうビルが建っている割には、明りが灯っているビルはわずかで街全体が薄暗いという印象も持ちました。この辺りのサラリーマンて残業とかって殆どないのでしょうか。これは前日の帯広でも同様に思いました。
そんなんで結局“つるや”は諦めました。旭川市街をそれこそ歩き回った果てに結局は駅前のラーメン屋で済ますことにしました。
でもここのラーメンだってじゅうぶんに美味しかったです。看板にはサッポロラーメンと書いてあります。ホタテやカニ入りのスペシャルなラーメンが品切れになっていたのは残念でしたが。