Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

日本茶専門店「Tea-tsu」のお抹茶のお菓子

2014-02-18 23:53:49 | 日記
先日、初釜の翌日に行われたお師匠さん主催の一般向けのお茶会に参加した義姉
から、お礼と言ってとても美味しそうなお菓子を頂きました


日本茶専門店「Tea-tsu」の焼き菓子のセットです。日本茶の専門店だけあって、
お菓子はすべてお茶を使ったもので、こちらはお抹茶を使ったお菓子たちです。
抹茶のダックワーズ・抹茶のフィナンシェ・抹茶の生チョコレートの3種類

お茶会つながりで抹茶のお菓子を選んでくれるなんて、とても素敵ですね

どれも美味しかったのですが、特にフィナンシェがお抹茶の味がとても濃厚で、
それがバターの風味と良く合って美味しかったです

このほかにサブレやクッキーやブランデーケーキもあるようです。更に生菓子は
ロールケーキ・シフォンケーキ・シュークリームロールケーキもあるのだとか

抹茶味だけでこれだけのバリエーションを揃えられるのも、日本茶専門店だから
こそですね。どのお菓子も美味しかったので、今度は生菓子を会にお出かけして
みようと思っています

素敵なお菓子をありがとうございました


イタリア料理教室【手打ちパスタ編・2月】

2014-02-17 23:53:00 | イタリア料理
今日は仕事を定時にあがって、娘をお迎えに行って、授乳などを済ませてから、
夫に娘を預けてイタリア料理教室へ行ってきました


今日は大好きな手打ちパスタのコースを受講します。こちらのお教室ではパスタ
マシーンを使って作るものと、マシーンを使わずに手や身近な道具を使って作る
ことができるものの両方を教えていただけるので、マシーンを持っていない方も
受講しやすくなっています


寝かせる時間が必要なのでまずパスタ生地から打っていきます。今日のパスタは
「Orechiette con cime di rapa」。イタリアにある「チメディラパ」という野菜を
使うパスタなのですが、日本では手に入らないので、似ている菜の花で代用して
作っていきます。

オレキエッテとはプーリア州あたりで良く食べられるパスタで、耳たぶのような
形をしているのが特徴です。オレキエッテといえばこのチメディラパのソースと
いうほど、メジャーな組み合わせなのだそうです

今日のパスタ生地には卵は使いません。強力粉・セモリナ粉・オリーブオイル・
塩・水をボウルに入れ、ひとまとまりになったら台の上に出し、表面が滑らかに
なるまで捏ねていきます。捏ね終わったらラップに包み一時間ほど休ませます。


パスタ生地を休ませている間に、前菜の準備を進めていきます。今日の前菜は、
「Zuppa di zucca」。やはり寒い冬には温かいスープが食べたくなりますよね


まずは鍋にバターを入れて、スライスした玉ねぎを弱火でじっくり炒めていき、
しっかりと味を出します。こちらのお教室では基本的にブイヨンやコンソメ類は
使わず、野菜の力だけで味がでるようにしています

玉ねぎはこうして弱火でじっくり炒めることで、良いダシが出てくれるのです。


スライスしたかぼちゃも加えてさらに炒めます。日本では、かぼちゃのスープと
いうとミキサーにかけて口当たりを滑らかにしたものが多いのですが、イタリア
では少しゴロゴロしたかぼちゃが残る状態で仕上げるのが主流だそうです。


炒め終わったら水・牛乳・生クリームを入れて混ぜて、かぼちゃが柔らかくなる
まで弱火でゆっくり煮ていきます。


かぼちゃが煮えるまでのあいだにメイン料理の準備を進めます。今日のメインは
「Crochette di baccala」。この時期に美味しい、タラを使った家庭料理です。
どこの地域のお料理というわけではありませんが、これに限らず、揚げ物料理は
港町に多いのだそうですよ




茹でたタラは水気をしっかりふき取り、皮を外してミキサーにかけます。お魚を
茹でるという調理方法はあまりしたことがなかったので少し新鮮な気分でした。
今日は甘塩タラを使っていますが、イタリアでは棒ダラを使います。



次にジャガイモを茹でて裏ごしします。今回は先生がとても便利なマッシャーを
用意してくださったので、それに茹でたジャガイモを入れて潰すだけ



ミキサーにかけたタラと裏ごししたジャガイモをボウルに入れ、ナツメグ・卵・
塩コショウ・オリーブオイル・みじん切りのイタリアンパセリを加え混ぜます。



混ぜたものを俵型に形成して、小麦粉・卵・パン粉をつけていきます。いつもの
ことですが、こちらのお教室で使うパン粉はとても目の細かいもの。イタリアで
使われているパン粉に近い状態のものを使っていますので、仕上がりが日本での
揚げ物とは少し違ってきます。



ちょうどかぼちゃが煮終わったので、塩コショウで味を調え耐熱皿に注ぎます。
そこにバゲットを浮かべて、その上にシュレットチーズと粉チーズをかけたら、
200度のオーブンで10分ほど焼けば完成です




最後はパスタを仕上げていきます。休ませていた生地を取り出し適当な大きさに
カットしたら、直径1cmの棒状に伸ばします。それを1cmほどの幅に切ったら、
ナイフで潰して、手で押さえながらナイフを使って伸ばします。



それを指の先を使ってしっかりと反らせたら、オレキエッテの出来上がりです。
このときナイフで伸ばした跡がしっかり残っているほうが、パスタも絡みやすく
見た目もいかにも手打ちパスタという感じになります


日本ではチメディラパは手に入らないので菜の花で代用しますが、菜の花が無い
時期は、ブロッコリーなどで代用することもあるそうですよ。今の時期であれば
スーパーに菜の花が並んでいますので、作るなら今ですね


菜の花は3cmほどの長さに切っておきます。沸騰したお湯に塩を入れ、菜の花を
クタクタになるまでしっかり茹でていきます。日本ではこういうお野菜を茹でる
ときは「サッと茹でて」などと言われますが、イタリアではクタクタになるまで
しっかり茹でることが多いとか。


フライパンにオリーブオイルをしき、みじん切りにしたニンニクと鷹の爪を入れ
弱火でじっくりと香りと辛味をオイルに移していきます。アンチョビを加えて、
水を少々入れてよく混ぜます。菜の花と茹で上がったオレキエッテを加えたら、
菜の花が崩れるのは気にせずにしっかり混ぜます

この菜の花はソースのような感じなので崩れてしまうくらいが良いのだそうな。
これでパスタは完成です


先ほど形成して衣を着けておいたタラを中温の油でキツネ色になるまで揚げたら
メイン料理も完成となります

全て出来上がったところで、お待ちかねの試食タイムに


前菜はかぼちゃのグラタン風スープ。ブイヨンもコンソメも使っていないのに、
玉ねぎの旨味とかぼちゃの甘味がとてもしっかりしていて美味しいスープです。
そこにパンにかけたチーズの塩味が加わると、もう最高


パスタはオレキエッテ・菜の花とアンチョビのソース。やはり手打ちのパスタは
もちもちとした食感がたまりませんね。オイルベースのピリ辛な味に、菜の花の
苦味が加わって、こちらもとっても美味しい一皿でした


メインはタラのコロッケ。今回はトマトソースを添えていますが、本来イタリア
では揚げ物にはソースはつけずにそのまま食べるため、コロッケ自体にしっかり
味をつけておくのがポイントです。こちらもタラの優しい甘味を感じる美味しい
お料理でした

今月は4回もお料理教室に通うことができて、とってもうれしかったです。来月も
オーダーメイドレッスンを予約していますが、それ以外にも2回くらいは通えたら
良いなと思っています


【帯の別誂え(フルオーダー)第4弾・絽】《図案編》

2014-02-16 23:38:17 | 着物
出産してからしばらくは時間に余裕がなくて控えていましたが、そろそろ今年の
夏に向けて小紋や帯を作りたいなぁと思い始めて、いつもの工房へご連絡をして
みました。今回は絽の小紋と帯を作ります

まずは帯の参考となる図案がいくつか届きました。今回の帯は絽ということで、
夏物ですが6月~9月までの長期間締めることができるので、単衣にも絽にも合う
ような柄にしたいと思っています

そこで考えたのが「菊青海波」。青海波は吉祥文様ですが、波といえば、やはり
夏が似合いますよね。しかしただの波ではなく菊で構成された青海波ですので、
秋口に締めることもできるのではないかと。吉祥紋「菊青海波」として見たり、
「波」として見たり、「菊」として見たりと、様々な見方ができるのでは

そういう意図で選んだこのモチーフですが、その描き方は様々にあるようです




工房から送られてきた参考となる「菊青海波」の図案はこちらの三種類でした。

最初の図案はいかにも青海波らしくて、その中に菊が見え隠れする程度ですね。
二番目の図案は、全体の構成以外は、青海波っぽさよりも菊を強調しています。
三番目の図案は菊の描き方を変えたもので、花弁が多いと雰囲気が変わります

どれも素敵ですが、私は三番目の花弁の多い菊を青海波として描いたものが最も
気に入りました。というのも描かれているのは菊なのですが、パッと見たときに
その菊が帆立貝などの貝殻のように見えませんか

今回小紋には貝殻を描いてもらおうと思っているので、それとなんとなくリンク
するのではないかと期待しています

菊青海波だけでは少し寂しいので、これをバックにして、何か上物を描いて頂く
つもりでいます。それについては何が良いのかまだ悩み中なので、また決めたら
帯の形にして図案を描いて頂こうと思います


裏千家茶道上級の許状引次式を行いました / おうちごはん(イタリア料理教室の復習)

2014-02-15 23:36:25 | 茶道
昨日から降り続いた大雪で今日は出かけるのが難しい状況ではありましたが、
どうしても出かけなければいけない用事があり、なんとか行ってきました

今日は9月に申請していた裏千家茶道の上級の許状がお師匠さんのお手元に届き、
その許状の引次式が行われることになっていたのです。上級の許状を頂くのは、
今回は私ともう一人です。

中級以上の許状を受け取る場合には、今日のように引継式という儀式的なものを
経て許状を頂くことになっています

引次式は、お稽古場の小間を使って、実際のお茶室のように明かりを一切消して
窓から入る細い光のみの空間で行われました。

床の間には千利休が正親町天皇より「利休」という居士号を与えられたときに、
親しかった大徳寺の古渓和尚から贈られたお祝いの手紙の文面を裏千家11代目の
玄々斎が写したものと、その下に利休の絵が描かれた画賛が掛けられています。

飾り物は花入・香炉・蜀台からなる、三具足という仏具を飾ります。花入れには
松を飾って、燭台の蝋燭{ローソク}には火を灯します。

そんな空間の中で、十徳(紗や絽で作られる単衣の羽織もので、専任講師として
認められた男性教授者だけに着用が許される)をお召しになったお師匠さんが、
まずは利休様に貴人点てで献茶をします。

その後、許状を頂く私たちにお濃茶を点ててくださいました。お茶碗は楽家初代
長次郎の「鉢開き」の写し。末広がりということで、今日のおめでたい席に合う
ようにと選んでくださいました

お菓子は鶴屋吉信の梅を模した可愛らしいお菓子で、銘は「紅梅殿」。紅梅殿は
梅をこよなく愛した菅原道真の京都の邸宅を指します。この時期らしいお菓子で
とっても美味しかったです

お茶入れは備前。お茶杓は「福寿」というおめでたい銘のものでした。いずれも
お師匠さんが今日の日を寿ぐために選んでくださったものです


今回は上級なので頂いた許状は「引次」「行之行台子」「大円草」の3つです。


「引次」とは助講師の資格のことで、この資格があると、自分よりも下の段階の
方々に教えたり、その方たちの許状を裏千家に取次することができます。

「行之行台子」「大円草」とは、いずれも「口伝もの」と呼ばれる点前で、教本
などには載っておらず、裏千家のこの資格を持つ人間だけに直に伝えられていく
ものになります。今後このような口伝もののお点前を習うときには、お稽古後に
自分でノートを取ったりして覚えていく必要があります

引次式を無事に終え、気持ちも新たにこれからも精進していきたいと思います

そのあとはいつも通り、通常のお稽古をして頂きました。前回は復帰後初めての
お稽古ということで薄茶の平点前をさせて頂きましたが、今日からは他の方々と
同じお稽古をさせて頂きます

今日は逆勝手の薄茶運び点前でした。逆勝手は歩き方も物を置く位置も通常とは
異なるので、常に考えながら先に進まないといけません。普通のお点前のように
体が覚える、というのではないのですよね…

お菓子はこの時期らしく、伊勢屋の「鶯餅」。お抹茶が全体にかかっています。
お軸は「和雪香(ゆきにわしてかんばし)」と書かれた下に墨一色で梅の木が
描かれた短冊でした。お軸が梅でお菓子がうぐいすとは、なかなか風流ですね。
茶花は「白玉」椿とアジサイの枝が生けられていました。

引次式とお稽古を終えると、お稽古場に着いてからもう3時間近く経ってしまって
いたので急いで帰宅しました。今日は車が出せないので夫がお稽古をお休みして
娘の面倒を見てくれていたのです

往復を含めると5時間近くと長時間だったので、大丈夫かと心配しながら帰ったの
ですが、意外に娘は落ち着いて機嫌良く過ごしていたようで、夫も「仲良くして
たよ~」と楽しそうでした

少し前までは少し離れるだけでもダメだった娘ですが、どんどん成長しているの
ですね。こうして協力してくれる夫にも、本当に感謝しています

帰宅してからは娘の面倒を見つつディナーの準備を進めました。夜は少し早めに
娘を寝かしつけて、ゆっくりディナータイムを楽しみます。今日はイタリア料理
教室の復習メニューです


前菜はアランチーニとカプレーゼ。アランチーニにモツァレラチーズを入れるの
ですが、かなりの量が余るので、フルーツトマトを合わせてカプレーゼも作って
しまいました。アランチーニは夫も気に入ってくれたようです


パスタはケッパーとアーモンドペーストのパスタ。教室ではスパゲッティーニを
使いましたが、カサレッチェやマカロニなどショートパスタが半端に余っていた
ので、今日はそれを使ってみました。

このパスタはあまり夫の好みではなかったようで、「ケッパー味だね…」としか
コメントがありませんでしたケッパーがメインなのでそれが当然なのですが、
あまり主役になることのない食材のためか、予想していない味だったようです。
せっかく教えて頂いたのに残念ですが、もう作ることはないかも


メインはタラのメッシーナ風。切り身魚の料理は手軽に食べられるので、もっと
こういった切り身のお魚を使ったメニューを覚えていきたいと思います

5月から通い始めたイタリア料理教室もあと数ヶ月で一巡します。そういう生徒の
ために7月からは新たなコースを開設してくださるそうなので、まだまだたくさん
通ってレパートリーを増やしていくつもりです


大雪のバレンタインデー

2014-02-14 23:35:35 | 日記
首都圏では2週連続の降雪となり、今日はホワイトバンレンタインデーでした。
とはいえ、せっかくの金曜日のバレンタインデーなのに、雪でおでかけできない
方々も多かったのではないでしょうか

私の会社でもsnowfall alertが出て、早めに帰宅するようにと指示がありました。
終電ごろまでお仕事された方は、もしかしたら帰宅できなかったのではないので
しょうか。どんどん降り積もる雪を見ると心配になります


バレンタインデーということで、ここ数年は毎年おなじみではありますが、夫に
「DEMEL」のザッハトルテをプレゼントしました。このケーキは、バレンタイン
当日には購入できないので、1月のうちに予約をしています。
(今年は写真を撮り忘れて食べてしまったので、去年の写真を使い回し中…

ザッハトルテは、もともとウィーンのホテル・ザッハーのレストランとカフェで
提供されるお菓子で、レシピは門外不出だったらしいのですが、経営難に陥った
ホテルを資金援助した「DEMEL」が販売権を譲り受けたものだそうです

ウィーンの人々を虜にしたザッハトルテですが、さすがに夫も飽きてきたかなと
思うので、来年は何か新しいものを探してみようと思っています