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Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

イタリア料理教室【基本中級編・4月】

2016-04-19 23:52:58 | イタリア料理
今夜は夫に娘の世話をお願いして、イタリア料理教室へ行かせてもらいました


いま通っているコースが6月で終わりますので、出産が近いこともあり、その6月
まででイタリア料理は一区切りにしようと考えています。残すところ、あと2回。
産後にまた時間の余裕が出てきたら、単発で通いたいなぁと思っています


まずは前菜から作っていきます。今日の前菜は「Polpo affogado」。ナポリにある
サンタ・ルチア地方発祥のお料理で、タコを煮込んだとってもシンプルなもの。
アッフォガードとは「溺れた」という意味だそうです

こちらはソースが余りがちなお料理なので、余ったソースは翌日にパスタソース
として使うのが定番のようです。基本的に他の具材は入りませんが、おしゃれな
レストランなどでは香味野菜が入っていることもあるようです


日本では便利な茹でタコがスーパーで売られているのが一般的ですが、イタリア
ではタコといえばほぼ生で売っているので、このお料理を作るにはまずはタコの
お掃除から始まって、下茹でしてから作らなければいけないので大変です

茹でタコを使う場合には、足を1本ずつ切り離しておきます。


お鍋に潰したニンニク・鷹の爪・イタリアンパセリの茎部分・オリーブオイルを
入れて熱して、オイルに香りと辛味を移します。

パセリの茎の部分は無くても良いのですがブーケガルニ代わりになりますので、
葉をみじん切りにするときに捨てるよりは、ということで入っています。



イタリアンパセリの茎を取り出して、タコを入れたらすぐに白ワインを入れて、
アルコールを飛ばします。トマト缶・水を加え、沸騰したら落し蓋と蓋をして、
弱火でタコが柔らかくなるまで煮込んでいきます。

塩を先に入れて煮込んでしまうとタコが硬くなるので、塩は仕上げまで入れない
ように気をつけるのがポイントです

ナイフがスッと入るくらいまで柔らかくなったら、塩コショウで味を整え、上に
みじん切りにしたイタリアンパセリれば完成です


続いてリゾットを作ります。今日のリゾットは「Risotto con asparagi bianco」。
ホワイトアスパラガスはイタリアでは今が旬。日本でも最近は比較的容易に手に
入りますので、美味しく食べられるレシピを教えて頂けて嬉しいです


ホワイトアスパラガスは特に皮が硬いので、必ず皮をむいて、下側の硬い部分を
切り落としてから使います。


落した皮や硬い部分も良いダシが出るので捨てずに使います。お鍋にたっぷりの
水を張って皮や硬い部分を入れ、塩を加えて火にかけ沸騰させます。弱火にして
15分ほど茹でてダシをとっていきます。




カットしたアスパラガスも入れて3分ほど茹でたら取り出し、飾り用をのぞいて、
少々の茹で汁と一緒にミキサーで回してピューレにします。皮と硬い部分を茹で
汁と分けて取り出し、茹で汁を残して捨てます。



お鍋にオリーブオイルをひいてみじん切りにした玉ねぎを弱火でじっくり炒め、
洗っていないお米を入れてさらに炒めます。お米が熱くなったら白ワインを入れ
アルコールを飛ばし、茹で汁をひたひた程度まで入れて沸騰させ、塩コショウを
加えて弱火で15分ほど炊いていきます。


出来あがりの2分前になったら飾り用のアスパラガスとピューレを加えて待って、
最後にバター・粉チーズを入れてしっかり混ぜ、塩コショウで味を整えて完成


最後にメインを作ります。今日のメイン料理は「Bocconcini di pesce spada」。
ボッコンチーニとは「ひとくち大の」という意味だそうで、具材をひとくち大に
カットして作ります。


今日はメカジキを使いますが、白身魚なら全般的に大丈夫ですし、ブリやマグロ
などもオススメだそうですよ。ひとくち大にカットするので、あまり小さい魚は
向いていないそうです

メカジキ・ジャガイモはひとくち大に切って、ミニトマト・ブラックオリーブは
半切りにしておきます。


お鍋にたっぷりのオリーブオイルを入れ、潰したニンニク・ローズマリーを入れ
火にかけてオイルに香りと辛味を移します。



塩コショウして小麦粉をまぶしたメカジキを入れて両面ソテーし、ジャガイモを
加えてさらに炒め、白ワインを入れてアルコールを飛ばします。


ミニトマト・ブラックオリーブ・水を加えて蓋をし、ジャガイモが柔らかくなる
まで蒸し煮にして、みじん切りにしたイタリアンパセリを散らし、塩コショウで
味を整えれば完成です

全て出来上がったところでお待ちかねの試食タイムに


前菜はタコの溺れ煮。ピリ辛のトマトソースに柔らかく煮込まれたタコがとても
良く合っていて、それなりのボリュームもあるのでメインにしても良いくらい。
確かにこのソースでパスタを作ったらとてもおいしそうだなぁと思いました


パスタの代わりにホワイトアスパラガスのリゾット。アスパラガス以外の具材は
ほとんど入らないリゾットですが、旬の食材の力強い味が出ていて美味しい一品
でした。アスパラガスのリゾットは珍しいので、おもてなしにも喜ばれそう


メインはメカジキとポテトの白ワイン蒸し。とってもシンプルなお料理ですが、
それぞれの具材の味が良く引き立って美味しかったです。じゃがいも好きな私と
しては、もっとジャガイモを入れても良かったかも

残すところあと2回のレッスンもどんなお料理が習えるのか楽しみにしています