ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

ドッグランを考える

2011-11-18 | 生態・行動・ラン
1980年代に米・ニューヨークで生まれたと言われるドッグラン、
日本では、2003年頃から続々と開設されてきたように思う。



犬を思いっきり走らせてやることが出来るだけでなく、
犬同士の社会化を図る上でも有意義な施設だ。



Zionも、これまでたくさんの犬たちと共に走り、遊び、
心身を鍛える助けになったことと思う。





また、犬だけではなく、他の大人や子供たちとも遊び、
家族だけでは与えられない何かも、学んだに違いない。




しかし、こんなZionも、ラン・デビューの日は、散々なものだった。



4か月になったばかりの日、
近所にはいない犬種に会わせようと、あるランに出向いた。



ちょうど1才になる優しいセントバーナードくん。
最初はびっくりのZionも、興味津々で、少しずつ距離を縮めていく・・・
がんばれっ!



その調子! 



もう少し・・・というところで、
4才のサイトハウンド2頭が、いきなり興奮して入って来た。

襲われんばかりの強烈な挨拶を受け、
ピーピー泣くZionをなだめていると、

ランのオーナーは 「飼い主さんが動揺すると、犬も動揺しますよ」
常連のサイトハウンドの飼い主は 「うちの子は咬んだりしませんから~」

何か違うと思った。

一般的なフリーランでは、
社会性を身につけている犬ばかりとは限らない。
実際、咬みついてくる犬もいる。

多くの場合、性別や年齢、性格などの情報はない。
入って来る犬は、入口付近で待機、中にいる犬もリードをつけて
一度、挨拶をさせ、情報交換し、相性を見ながら放すという段階を
踏むことは、必要ではないだろうか。



セントバーナードくんは、Zionを気遣いに来てくれた。
幸いにもZionは、この経験がトラウマになることはなかったが、
心の傷が、なかなか回復しない場合もあると聞く。



ランは、犬にとって、良い教育の場となるかどうか・・・



それは、どんな 「犬と飼い主」 に出会うかによる・・・のかもしれない。



ランで、Zionが犬たちから学んだひとつひとつは、貴重な体験だ。

それだけに、Zionが他の犬に与える影響についても
とても敏感になる。

  


今日も会いに来てくれて、ありがとう

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