シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。
朝晩の涼しさにほっとしていると、今度は秋雨前線。
散歩は不安定な雲に翻弄されています。
台風10号は九州に近づくと予想より勢力が低下したため、
心配されていたような甚大な被害はなく、本当に幸運なことでした。
実は、数日間の停電など最悪の事態を想定して、私はシオンを連れて実家に避難していました。
台風が通過した7日、厳重に防備をして家に残っていた夫から被害なしの連絡が入りました。
よかった!よかった!
実家では皆、シオンのためのエアコン19℃設定に参っていました。
寒い~寒い~寒い~~~笑。
シオンはいつもの様に気持ちよさそうに、で~ん。
と3日間を過ごしたのでした。
朝起きてから夜寝るまで、そばにいてくれたエリカちゃんと。
彼女がもっと小さな頃は、その予測不可能な行動に警戒感を募らせていたシオン。
でも、もう大丈夫みたい・・・ふたりは仲良しになりました。
避難する前日、我が家の大樹を切ることにしました。
2階の屋根の高さをはるかに越えていたムラサキバスモモ。
夫が木こりのように登っていきます。
ロープをかけ、太い枝や幹を切り始めると、
私はそのロープを体重をかけて力いっぱい引っ張ります。
もしも、隣家の方に倒れたりしたら大変!
がんばりました。何とか出来ました。
実家から戻ると、3分の1ほどに小さくなったムラサキバスモモが
暴風にさらされた葉っぱを揺らしていました。
避難させていたリスのオブジェをまたここに置きました。
来年また、やわらかな木漏れ日に出会えますよう・・・
ガーデニングにはあまりに過酷な近年の天気。
芽吹いては傷つけられ、咲いては傷めつけられ・・・
それでも、バラも草花も木々もまた蘇るのです。
そんなエネルギーあふれる命の輝きに憧れて、
ガーデニングをするのかもしれません。
ところで・・・
実家では、この台風によるシオンの避難が
何やら思わぬ良い結果をもたらしたらしい・・・
あの限界を超えたとてつもない寒さがショック療法となったのか、
姉の永らく続いていた不眠症が治ったというのです。
それが科学的にどうかなど誰も論じることなく、誰もが信じています。
シオンのおかげだと・・・
いい家族だなぁ。
今日も会いに来てくれて、ありがとう!
日中はどんなに暑くてもいい。
朝晩だけでも、涼しさを・・・
最もリピートしている久住のコテージが満杯だったので、
先週末、昨年夏にオープンした阿蘇大市館に泊ってみました。
オープン当初の高評価を頼りに選んだのですが、
到着するなり、緊張が走りました。
ノーリードのホワイト・スイス・シェパード・ドッグが看板犬でした!
シンゾウくん、1才半。
すぐにZionのにおいを嗅ぎにやって来て、
Zionもいつものポーカーフェイスであいさつしました。
森の中に7つの宿泊棟とレストラン。
小川の静かな流れ、ヒグラシの鳴き声・・・
夕方、急に涼しくなる環境に感動しながら、敷地内でくつろいでいると、
Zionを見つけたシンゾウくんがまた、走って来ました。
近くまで来ると、今度はウウ~と唸りました。
間髪入れず、私がノーを言い渡すと、ちゃんと受け入れ、
おとなしくもう一度、Zionのにおいを嗅ぎました。
人懐こく、私のそばにもやって来ました。
よく躾けられた賢い犬だということは分かりましたが、
オス犬連れでは、緊張感を伴います。
分かっていれば、別の選択をしたでしょう。
シンゾウくんもまた、自分よりも大きく、直視してくるZionに
緊張しているのではないかと思いました。
しばらく部屋で休憩しながら、考えていました。
夕食は犬連れではなく、一人ずつレストランに行こう・・・
屋根の下では、より強く上下関係やテリトリー意識が働くことがあります。
レストランでは、
ホワイト・シェパードと共に飼い主である宿の責任者の方もくつろいでいました。
小型犬を連れている宿泊客らにこの犬種の穏やかさを説き、
絶対に大丈夫だからとノーリードを勧めていましたが、
お客らは犬を抱きかかえたまま、半信半疑でした。
ホワイト・シェパードは、
血統は純粋なジャーマン・シェパード、同じように作業能力はとても高く、
加えて、家庭犬の穏やかさを持ち、飼いやすいと記されることが多いようです。
しかし、私が知っているホワイト・シェパードのオスの多くは、他犬に凶暴です。
それは、何故なのでしょうか・・・
そんな訳で、宿に着いた時から神経質になってしまいました。
DOBERMAN TIMESの犬種紹介によると、
この犬種は環境と飼い主によって、性格と性質が大きく異なる。
穏やかで飼いやすい犬にするのは、飼い主の力量次第。
「穏やか」という言葉を鵜呑みにせず、
躾をしっかりと行わなければならないと書かれています。
私の疑問が解けました。
ちなみに適応性をみると、
家族への愛情は5段階中5、子供や他人に対しては4、他犬に対しては2。
狩猟欲は4となっています。
このことからも、「穏やか」という言葉を鵜呑みにせず・・・
という記述に信ぴょう性を感じます。
次の日の朝は気温18℃、爽やかな空気の中、
近くにある黒川温泉の辺りを散歩しました。
画像は、宿に戻って来たところ。
しばらくぶりの涼しい散歩、Zionも爽快に足を進めます。
それだけで来た甲斐がありました。
それが目的でした。
レストランに隣接する小さな草のドッグラン。
宿の感想を言うなら、辛口評価になってしまいます。
食事など全てにおいて、心の豊かさが感じられませんでした。
シンゾウくんは、いい仔だと思います。
これからも、成犬への階段を上手に登っていくことを願っています。
星はひとつしかつけられませんが、
私にとって、この犬種を少しでも理解する良い機会となりました。
〔覚書〕
ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ。
ジャーマン・シェパードの繁殖ラインで時々出るホワイトカラーを
原産国ドイツがスタンダードとして認めなかったため、
後にスイスで愛好家らにより、アメリカやカナダ生まれのホワイト・シェパードをもとに
独立した犬種として確立された。
2011年にFCI(国際畜犬連盟)にスイス原産の新犬種として登録されている。
参考 藤田りか子著「世界の犬種大図鑑」
DOBERMAN TIMES
今日も会いに来てくれて、ありがとう!
太宰府天満宮の七夕まつり。
7日は様々な催しがあり、多くの参拝客で混み合うため、
早朝、訪れました。
太鼓橋から楼門までの参道は、七夕飾りで彩られていました。
本殿には人々から奉納された短冊が下げられ、たくさんの願い事。
天満宮の夏の風物詩・・・きれいです。
小さな橋の上では、子供たちが書いた短冊が揺れています。
それぞれにある願いや思いを見ながら、橋を渡りました。
願い事は私にもたくさんあります。
歳を重ねる度に増えていくような気がします。
本当に欲張りです。
それを全部、お願いするの?
ここへ来ると、そんな気持ちは薄らいでいきます。
そして、ただ一つのことをお願いする気持ちになるのです。
それ故、七夕に天満宮を訪れたくなるのでしょう。
樹齢1000年とも1500年とも言われる楠の前で。
神様、やっぱり、もう一つ、お願いします。
たくさんのワンコの願いが叶えられますように・・・
今日も会いに来てくれて、ありがとう!
5月1日、平成から令和へ・・・
御代替わりを神聖な気持ちで、見守りました。
驚いたのは、新元号の由来が大宰府の地にあったこと。
大宰府政庁跡の周辺は時々、訪れている場所だったからです。
人出も落ち着いた6日、由来の地へ足を運んでみました。
政庁跡の北側、新緑の美しい道を歩くと、小さな神社がぽつんと佇んでいます。
知らなければ、気づかずに通り過ぎてしまいそうな坂本八幡宮。
この辺りが奈良時代、当時の太宰府政庁の長官であった
大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅であったとされています。
旅人は歌人であり、天平二年正月十三日(西暦730年2月8日)に
自宅に役人たちを集め、梅花の宴を開きました。
そこで詠まれた三十二首とその序文が万葉集に収録されていますが、
その序文に書かれている美しい文章から令和ということばが選ばれた・・・
そんな由来が心に残りました。
万葉集『梅花の歌三十二首并せて序』より、
宴を始めるにあたって述べられた前書き(序文)の初めの部分を
書き留めておこうと思います。
〔原文〕
天平二年正月十三日に、帥老の宅に萃(あつま)りて、宴會を申(の)ぶ。
時に、初春の令月にして、氣淑(よ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、 蘭は珮後(はいご)の香を薫す。
〔現代語訳〕
天平二年正月十三日(西暦730年2月8日)に、太宰府の長官、大伴旅人の家に集まり、梅花の宴を開く。
季節は初春のよい月で、大気もよく風も穏やかになり、
梅の花は鏡の前に座る美女たちが化粧に使う白い粉のように白く開き、
蘭は身にまとう装飾品の香りのように薫っている。
序文はまだまだ続き、「園の梅を題材として短歌を作ろうではありませんか」と結んでいます。
ひゃ~~難しかった!
今日も会いに来てくれて、ありがとう!
何だろう・・・
ふわりと漂ういい匂い・・・
近づくと、語りかけてくるような花のオーラ。
フジの香りだったんだね。
朝6時半の中山大藤(柳川市三橋町)。
樹齢300年のまだ少し暗い藤棚に光が差し込むと、
それは不思議なくらい色々な表情に輝き始めた。
光が織りなすフジの美しさ。
もっと光を待っていたいけれど・・・
この日は高温の予報が出ていたので、ここで帰るつもりだった。
でも、やっぱり、違う場所のフジも見てみたくて、
黒木の大藤まで足を延ばしたのだった。
樹齢600年という黒木の大藤(八女市黒木町)。
サンサンと光が降り注ぐ8時半。
キラキラ・・・キラキラ・・・
光ってる。
Zionとフジを撮るのはなかなか上手くいかないけれど、
それでもいいのだ。
一瞬のいい表情を捉えられたら、とても幸せになる。
段々と上昇する気温、季節はずれの夏の陽ざし。
日陰で休憩し、水を飲むと、
Zionは姿づくりのササミジャーキーを
美味しそうにバリバリと食べた。
藤棚を後にしながら、紫色の花房を思い返した。
それは、まるで一枚の絵画。
キラキラ・・・キラキラ・・・
光ってた。
つき合ってくれて、ありがとう。
夕方は、きみの好きな場所をいっぱい、歩こう。
今日も会いに来てくれて、ありがとう!
実は、隠れ家でも何でもないのだが、
私にとって、そんな感じのする素敵な場所だった。
一日一組だけのホテル・カフェ&レストラン、田園詩。
それは、白馬村の静寂な別荘地にある。
八ヶ岳南麓のコテージで教えてもらっていたので、
山で涼んだ帰り、お茶を頂こうと訪ねてみた。
ワンコ連れは、テラス席で。
しっとりと落ち着くお庭。
お茶が運ばれて来るのを待つ間、中を見せて頂くと、
小窓から入る光が優しいホッとするような空間が広がっていた。
リビング・・・
ダイニング・・・
周りにはアンティークなカップボードに洒落たディスプレイ・・・
いたるところに素敵な演出・・・
チェストは、アンティークパインかな・・・
天井に吊るされたかごも一つ一つ趣があり、私好み・・・
バスルームの扉、部屋へと続く階段・・・
きっと、お部屋も素敵なんだろうな・・・
オーナー夫妻がZionを可愛がってくれ、お話させて頂くと・・・
今度また白馬に来ることがあったら、
Zionも泊めて下さるって!
ほ、本当ですかぁ!!!
これで益々、またいつか・・・ではなく、
近いうちに来たくなってしまった。
ガトーショコラと紅茶の香りの向こうには、想像の雪景色。
ゆらゆら・・・
ゆらゆら・・・
別荘地を歩いていると、大きな大きなトウヒに出会った。
九州でもよく育ったドイツトウヒを見たことがあるけれど、
こんなの見たことない!
今日も会いに来てくれて、ありがとう!
月曜日に出発してから5日目、白馬村の朝。
歩いても、歩いても、北アルプス北部の山々が見えた。
阿蘇の牧歌的な草原の風景も好きなのだが、
この雪を帯びた急峻な山の佇まいも素晴らしく、
いつまでも山ばかり見ていたいと思った。
姫川沿いを散歩しながら見た風景。
大出公園で出会った散歩中のG・レトリバーと。
この日は晴れて気温が高く、最高23℃まで上がった。
どこか涼しい場所はないかなぁ・・・
白馬岳(しろうまだけ・2,932m)は、登山口まで車で行くことが出来た。
猿倉登山口(1,250m)・・・驚きの雪景色。
白馬岳とZion。
雪解けの水が流れ落ちる滝のそばまで行ってみた。
Zionは不思議そうに断崖を見つめていた。
麓を散策していると、きれいな風景を見つけた。
あれは、五竜岳(2,814m)かな。
白馬岩岳(1,289m)に行ってみたかったのだが、
5月のリフト運行が土日のみだったため、行くことが出来なかった。
この日は金曜日、次の日は神戸まで戻らなければならない。
岩岳のグリーンシーズンは、頂上まで犬も一緒にゴンドラリフトに乗れ、
白馬連峰の絶景の中、ブナ林を散策したり、広場で遊んだり出来るそうだ。
行ってみたかったなぁ。
山々がもたらす豊富な水と澄んだ空気。
Zionは景色に溶け込んで、まるで深呼吸しているようだった。
山梨、長野への6泊7日の旅。
Zionが初めての道を楽しみ、普段と変わりなく元気に過ごせたことが何より良かった。
そして、旅をする上で大きな収穫だったのは、
いつもの手作り食を1週間分、冷凍して持って行くことに成功したこと。
冷凍・解凍で質や香りが落ちないことは事前の実験で分かっていたのだが、
冷凍保存が失敗するかもしれない不安はあった。
念のため食事作りの道具を全て持って行ったが、その必要はなく、
解凍するためのIHヒーターと鍋、箸などで済んだ。
Zionはお腹が強い方ではなく、食べ物にデリケート。
普段通りに喜んでごはんを食べれたことが、体調維持につながったのだろう。
青くそびえ立つ3,000m級の山々は、本当に美しかった。
いつか、主峰・奥穂高岳を遠く見てみたい。
また、来れるかもしれない・・・
そう思った。
今日も会いに来てくれて、ありがとう!
八ヶ岳南麓に別れを告げる朝、窓辺に光が降り注いだ。
どうしても、清里高原からの景色を見てみたい。
再びまきば公園に行ってみよう・・・
そこには、曇りや霧の空からは想像できない美しい景色が広がっていた。
九州では見られない萌え始めたばかりの白樺。
後方はヤマナシの木だろうか。
遠くに見えるのは、富士山?
富士山だぁ!
何度見ても、感動する山である。
八ヶ岳は、雲がかかって見えない。
吹き飛ばされそうな強い風。
まだ放牧されていない羊を探すZion。
木々を目覚めさせるような光と澄んだ空気。
八ヶ岳牧場から見る南アルプス。
富士山と南アルプス。
そして、清泉寮の辺りへも再チャレンジ、
自然歩道を散歩したり、草原を歩いたりした。
まるで近くにあるような富士山と放浪満喫中のZion。
3,776m・・・あらためて高いと感じる。
八ヶ岳(主峰・赤岳2,899m)には、まだ雲。
標高1,400mの高原は陽ざしも強く、強風がZionの被毛をなびかせた。
ここからもまた南アルプスが美しい。
きれいに見えているのは、北岳(3,193m)の辺りだろうか・・・
だとすれば、右端の雲に隠れているのが甲斐駒ケ岳(2,967m)?
清泉寮のジャージーハットで、名物のソフトクリームを食べた。
久住・阿蘇で食べるソフトに比べると、あっさりとした味わいだった。
八ヶ岳が見えてきた。
ありがとう・・・また、来たいよ。
私たちは長野県白馬村に向かった。
途中、休憩した梓川SAで。
北アルプスは、どんな表情を見せてくれるだろうか。
・・・と言うか、見えるのだろうか。
今日も会いに来てくれて、ありがとう!
深夜から降り出した雨は、翌朝には上がった。
曇り空、低気温・・・
Zionの散歩には、ちょうど良い天気!
コテージからさらに標高を上げて、八ヶ岳牧場のまきば公園に行ってみた。
ここは、いかにもZionが喜びそう。
たくさんの羊が放牧されていて、園路は犬も散歩することができる。
やっぱり、Zionは大喜び。
羊もフレンドリーに近づいて来た。
嬉しすぎて、ついテンションが上がってしまう。
近くの牧草地で牛を発見、走る、走る。
原っぱは、走り放題だったね。
でも・・・でも・・・何か足りないような・・・
どこまで走ってみても・・・ないっ。
全然、見えないっ!
背景に美しく広がるはずの山の風景。
南アルプス・・・富士山・・・そして、八ヶ岳は・・・
いずこへ~~~
みんな雲に隠れちゃってるよ。
この日は、時間が経つにつれて気温が下がり、
スキー場も清里高原も美し森も8℃、霧に包まれていた。
高原を下り、萌木の村へ。
清里の森の中、レストランやカフェ、オルゴール博物館、雑貨店などが並ぶ。
ヨーロッパの田舎風な建物やガーデンが楽しい。
普段からお店を訪ねるのが好きなZionは、
ここでも、やっぱり自ら入って行こうとした。
いいと言われれば、どんなお店にでも入って行くつもり。
人に何か話しかけられるのが好きなのか、何故かそんな一面を持っている。
かと言って、話しかけられても愛想はないのであるが・・・(笑)
広場では、水彩画を描いている人がいた。
Zionは、すぐそばまで近寄って行った。
「何してるの?」
雲はまだ重い。
景色は綺麗な色を出せないまま・・・
八ヶ岳南麓の2日目が過ぎて行った。
今日も会いに来てくれて、ありがとう!
大型連休明けから一週間、信州へ行って来た。
所用が出来、準備も慌ただしい初めての長距離旅。
しかも、車はハスラーだ。
荷物は、人の物をまとめた登山用バックパックとトートバック、
Zionの物をまとめた中型バックパックとクーラーボックス、敷物。
Zionの居住空間を何とか守り、スッキリと積み込んで、
コンパクトな快適旅が始まった。
大分~神戸間は、往復フェリーを利用。
茶色い建物の後ろに停泊するさんふらわあ号。
午後7時15分発、乗船までの待ち時間、港に隣接する公園を散歩した。
2人用ウィズペットルームはZion連れでは少し狭く、
わずかな振動音が気になるものの、人にとって楽な移動手段。
Zionにとってはどうなのか気になるが、
船内が静かになると、ぐっすり眠れたようだった。
翌朝は7時頃に神戸を出て、とりあえず琵琶湖の南へ。
湖畔のなぎさ公園でゆっくり散歩した。
ドイツから寄贈されたフランケン地方の民家という
ヴュルツブルクハウスの前で。
夕方、山梨県北杜市に到着。
一日一組だけのコテージ、アルマガーデンドッグス泊。
自然のさらさらした空気が心地良い。
Zionは、木のぬくもりと優しい光の中でくつろいだ。
アンティークな照明やスイッチなどが可愛らしい室内。
何と言っても、素晴らしかったのは、
落ち着いた雰囲気の中で味わうオーナーの手料理。
夕食はフレンチのフルコース、ほとんど写真を撮り忘れてしまったが、
一品一品が手の込んだもので、器やセッティングなども楽しみながら、
全てのお料理を本当に美味しくいただいた。
朝食もまた洒落ていて、テーブルにつくだけで
普段にはない贅沢な時間が待っていてくれた。
一組ならではのリラックスした雰囲気。
食事の間、Zionは家にいるように安心して床に伏せていた。
静かな夜、やわらかな灯りの窓辺。
Zion、ゆっくりとおやすみ。
ここまで来たのだから、お友だちに連絡を取りたかったけれど・・・
平日である上に予定も流動的な部分があり、諦めたのだった。
涼しい夜なのに、Zionが湿気を感じ取り、少し暑がった。
やはり、深夜から雨になった。
小さな雨音がさらに遠くなる。
みんな、夢の中。
今日も会いに来てくれて、ありがとう!
福岡県筑前町。
黒大豆畑や刈り取られた後の田園風景が続く中、
姿を見せたのは、大迫力の佇まい。
Zionも確かに見ました。
この夏、日本に現れたあの巨大生物。
シン・ゴジラ!
新聞に載っていたので、
日曜日の朝早く、会いに行ってみました。
かがし祭にあわせて造られた藁のシン・ゴジラは、
高さ7メートル、全長10メートルだそう。
でか~っ!
それにしても、よく出来ています。
何と言うクオリティの高さ!
声が聞こえてきそう!
今日も会いに来てくれて、ありがとう!
島根県にある巡礼地に行く途中、
山口市のりんご園を訪れました。
しもせりんご村。
犬連れでリンゴ狩りが出来、
ゴールデン、ピレ、ミックスの5頭の看板犬がいます。
ゴールデンたちは、地元TVや日曜朝のテレ朝系
ペット番組にも出演したそう。
カゴを持ち、スタッフとお客を案内するカールくん。
こんな姿を見ると、さすがゴールデンだなと感心します。
43種類もあるというリンゴの樹。
この日は、陽光、王林などが収穫どきでした。
枝いっぱいの可愛いリンゴと一緒に。
まだまだ、やんちゃな11ヵ月のロロちゃん。
遊びモードのスイッチが入ると、そのエネルギーには驚くばかり。
私はすぐに降参してしまいましたが、
破れても平気な遊び着を持って来ればよかったと思いました。
とことん、遊んであげればよかったなぁ。
夕方は、りんご村から車で10分、長門峡(ちょうもんきょう)でお散歩。
阿武川沿いのきれいな渓谷で、遊歩道も整備されていました。
幸運にも、すぐ近くを走るSLやまぐち号に遭遇。
大迫力の警笛にZion、吠える、吠える。
すっかり日が暮れてりんご村に戻り、
まだ未完成というツリーハウスに宿泊しました。
20メートルくらいありそうな立派なクヌギ、
室内から見える主幹、窓に広がる枝、外には針葉樹の先端。
まさに木の上で、Zionは夢の中。
翌朝は、霧に覆われていました。
ピザハウスでオーナーとお話をしながら朝食をとった後、
ピレのルネくん(3才)に会いました。
ルネくん、Zionを新種のクマと思ったか~爆吠えです。
きみも同じような風貌なんだけど・・・(笑)
すると、夢子ちゃんがすぐに走って来ました。
Zionに何か言っていると思ったら、今度はルネくんの方へ。
どうやら仲裁しようとしている夢子ちゃん、凛々しくて可愛い。
カールくん、夢子ちゃん、ポムちゃん、ルネくん、ロロちゃん。
のびやかな個性は、訪れる人々の癒しにもなっているようでした。
いつまでも仲良く、健やかに。
霧も晴れ、広がる青空の中、
私たちは、津和野へ向かいました。
今日も会いに来てくれて、ありがとう!
高千穂から久住高原。
いつまでも見ていたい風景。
高千穂の棚田の風景。
香るような清々しさ、美しい稲穂。
高千穂峡、真名井の滝を眺める風景。
どう見ても、眺めていないけど・・・
いつまでも、うさぎを見ていたかったZion。
でも、もう帰らなきゃ・・・
産山牧場を振り返った風景。
バイバイ、うさぎちゃん。
静かに暮れていく久住高原の牧草地。
しばらく、風に吹かれたね・・・
いつまでも遊んでいたかったよね・・・
写っていなくても、きみをどこかに感じる風景写真。
それは、一緒に見たからだよね・・・
今日も会いに来てくれて、ありがとう!
シルバーウィークのある日、
少し遠出をしてみようと朝5時に家を出ました。
澄んだ空気、吹きわたる風。
気持ちよさそうに回る10基の大型風車。
この景色・・・久しぶりの南阿蘇。
7時のあそ望の郷は、まるで雨上がりの様な朝露。
ランには、どなたかわんこの姿が見えました。
Zionも3才頃までは、ここでたくさんのわんこに遊んでもらったね。
ハルちゃんだ。久しぶりだね、元気だった?
初めて会うラブちゃんも遊ぼうと誘ってくれました。
ここで、ラブちゃんままから看板犬情報を頂きました。
この近くに大型犬のいるラン&カフェがあるそうです。
然らば、ぜひとも訪ねてみたい。
宮崎県の高千穂まで足を延ばした後、電話をすると、
この日はラン&カフェはお休みだった・・・
にもかかわらず、オーナーはどうぞ犬に会いに来てと言って下さり、
厚かましくも、突撃訪問。
でかわんカフェ・ふうりん。
国道325号線の高森町役場の辺りから一筋山手に入った道を東へ進む。
別荘地を通り過ぎ、しばらく走ると右手に見える白い骨の形の看板が目印。
アラスカン・マラミュートの風花ちゃんと
アキタの凛ちゃんが迎えてくれました。
優しく気さくなオーナーご夫妻。
犬たちがまどろみ、Coffeeが香るのどかな午後。
心和むひとときは、あっという間に過ぎていきました。
10月3日からはランチメニューが始まるそうです(土日営業)。
ゆったりとした優しい大型犬たち。
いつまでも健やかに・・・
阿蘇の自然の中で、また触れ合える日を楽しみに
南阿蘇から久住高原へと走りました。
今日も会いに来てくれて、ありがとう!
12日から3日間、天草市で開催された
第3回 世界サンタクロース会議 in 天草。
デンマークやスウェーデンなど8ヵ国から公認サンタクロースを迎え、
様々なイベントを行い、人々と交流するというもの。
Zionもサンタクロースに会いに行って来ました。
西の久保公園、カナダのサンタクロースとナイスな挨拶。
北欧のサンタクロースもとてもフレンドリーでした。
ところで、公認サンタクロースって何なのでしょう?
グリーンランド国際サンタクロース協会によると、
グリーンランドには、永遠の命を持つ
長老サンタクロースが住んでいると言われています。
昔は一人で世界中の子どもたちにプレゼントを配っていましたが、
それもだんだん難しくなって来ました。
(・・・と設定しています)
そこで、1957年に国際サンタクロース協会をつくり、
長老サンタに認められたサンタたちが協力することにしました。
協会にはデンマーク、スウェーデン、ノルウェー、世界各国の公認サンタクロースが所属、
日本でも1998年に公認サンタクロースが誕生し、様々な活動をしているということです。
天草は、日本に西洋文化が入ってきた約450年前から
禁教令が敷かれた困難な時代にあっても、
「霜月祭」と名を変え、クリスマスを祝い続けてきました。
そんな歴史を背景に2013年、クリスマスの文化を発信するに相応しい
聖地として公認されました。
くまモンも応援に来ていました。
相変わらず、キレッキレのダンスが素晴らしかった!
サンタクロースの故郷がどこであろうとも・・・
クリスマスにサンタクロースから贈られるプレゼントには、
家族の団らんや絆を大切にする心が添えられています。
子どもたちがその心を育んでくれますように・・・
帰りに今年、世界文化遺産に登録された三角西港に立ち寄りました。
旧海運倉庫を改造したカフェで休憩。
西日が眩しすぎるテラスで。
Zionは隅っこの日陰で、しばらくゴロン。
食べかけのフルーツパフェと穏やかな潮風。
明治20年(1887)築港、今も当時の姿をとどめる石積み埠頭。
小泉八雲が立ち寄ったという旅館・浦島屋。
港の衰退とともに解体されたものの、平成5年に写真を元に復元されました。
現在は資料館、カフェ。
明治の面影を残す三角西港・・・
ここに来ると、どこかホッとします。
そして、サンタもくまモンも。
今日も会いに来てくれて、ありがとう!