ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

朝のこだわり

2013-01-30 | ごはん
朝、一番に野菜ジュースを作ります。
水の他には何もお腹に入っていないところへ、ごくごくっ。

これでやっと、頭と体が目覚め、
何とか、やる気と創造力のスイッチが入ります。



基本の材料は、小松菜・セロリ・パセリ・青じそ・リンゴ・キウイ・(バナナ)・レモン・水。

サボったことも多々ありますが、始めてかれこれ15年近くになります。

Zionの朝ごはんは、相変わらず。
今日は、コロコロチーズをのせた黒パンと鶏ムネ肉のソテー・ディル添え。
奥に写っているのは、人用です。



Zionは、パンが大好きです。
でも、こだわりがあり、好みのものしか食べません。
黒パンは、ライ麦にカッテージチーズ、大豆、ひまわりの種、オートミールが入ったもの。
消化も良いようです。

ハーブは、Zionのごはんにも、よく使いますが、
特に、私は、ディルが好きです。



魚だけでなく肉にも、サラダにもスープにもよく合い、重宝します。
ディル、セロリ、レモンをたっぷり使ったツナサラダは、おすすめの一品。

朝の散歩は、7キロ歩くと汗が出ました。
窓からは、穏やかにお日さまが差し込んで、暖かな一日です。
次の楽しみは、お昼ごはん・・・そして、晩ごはん・・・

何だか、Zionも私も、一日中、お腹がすいています。




今日も会いに来てくれて、ありがとう!



ステンドグラスの神秘

2013-01-28 | 教会
寒い寒い冬の日、ドアを開けて入ると、
ステンドグラスの光に照らされました。
あったかい。

Zionは、少しの間、入口に佇みます。



いつも、人の思いを魂で感じとるから・・・
今日も、きっと心を合わせてくれるはず。

訪れる人々は、Zionに向かって言います。
「あなたもお祈りに来たのね」

Zionは、全て意味が分かっているかのように、応えます。
そう感じるのは、神秘的な光のせいでしょうか。

「お祈りってなあに?ハラへった~」
と思っていても。




今日も会いに来てくれて、ありがとう!




温泉へ行こう

2013-01-24 | 阿蘇・久住
どろんこになったZionを何とか拭いて、次の日は久住高原へ。
先週の寒波は、久住にあまり雪をもたらさなかったようです。



でも、いつにも増して、遊び放題!
こんなところで喜んでいるのは、私たちぐらいなものでしょうか。









そして、久住からさらに30分、長湯温泉に行ってみました。
炭酸泉に入ってみたくて、立ち寄ったのは、ラムネ温泉館。
Zion連れなので、ぱぱんと交代、ひとり1時間程度のお風呂タイムです。

中には42度のお風呂、露天には32度の
さらに高濃度の炭酸泉があったので、交互に入りました。
なるほど、体に無数の泡がくっついてきます。
熱めと超ぬるいの、この温度差も気持ちいい。
今度は、もっとゆっくり入ってみたいお湯でした。

温泉街のはずれに、かやぶき屋根の素敵な宿坊がありました。



そこで飼われている羊と山羊たちが、Zionに興味津々で・・・



「いったい、アイツは何者なんだ?」
Zionは、遊びたくてたまらないのですが、この風貌と形相で、警戒されまくり。



翌朝、あら? 肌がつるつる、もちもちっ?
顔色が明るくなってる?(まじかい!)

これって、もしかして、温泉効果
遠かったけれど、行ってみるもんですね~

遊ぶ時間が削られたZionは、むすっとしてましたが。


   

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




雪と狼爪

2013-01-23 | 高原・山
先週末の油山は、元旦に降った時よりも雪が積もっていて、
深いところでは、15センチほどもありました。
寒くても、あまり雪が降らない福岡市内で雪遊び
楽しい山歩きとなりました。



雪で階段や高低差がよく分からない遊歩道では、
転んだすきに、Zionが先に行ってしまったりして、ドキッ。
Zionは大きな段差を飛び越えたり、茂みの中に入ったり、
しばし冒険を楽しみ、嬉しそうに戻って来ました。



草スキー場の斜面まで登ると、何もない白いだけの雪の原っぱ。
ここも、この間より積もってる!
足跡だらけにしてやりました。



傾斜が急なので、人はつるつる滑ります。



雪道を上手く走るZionは、足をどう使っているのか、
当たり前すぎる動きは、速すぎてよく分かりません。



険しい岩場を登る時の補助として使われたり、
かんじきの役目もする狼爪(ろうそう)は退化していますが、
原産国の働くピレたちは、自分の意志で動かすことが出来るというから驚きます。



足跡は、自分の足より大きくついています。
少しは、狼爪が役目を果たしているのでしょうか。



雪の上でも、四肢の指と爪をしっかりと使っていることは確かでした。
爪の先端は、擦れて伸びてはいないはずなのに、
どの画像も、つけ根からだと相当長い爪が
むき出しになっているように見えました。



強力な爪。
前肢のパンチを浴びれば、人の皮膚なんて、服の上からでも簡単にみみず腫れ。
なるほど、アイゼンのようにも使えるわけです。



雪がたくさん降る地方に憧れます。
また、雪が積もるといいね。



でも、中途半端な雪は、下山への道では、雨上がりと一緒。
またしても、どろんこ。

くろくま、いっちょあがりぃ!




今日も会いに来てくれて、ありがとう!




かくれんぼの効用

2013-01-16 | 生態・行動
冬の日の陽だまりの中、たまには
散歩の常連さんとおしゃべりを楽しんだりする。
最近の話題は、叱って躾けるか、ほめて躾けるか、訓練は必要か。

私は、叱らないと言ったら、意外にもとても驚かれた。

勿論、してはいけないことは教えるが、躾というより、
愛犬と気持ちを共有することの方を優先しているかもしれない。
一緒に遊んだり、少し困難な目的地を目指したりすることで、
集中力や考える力を育て、達成感を共有し、心がとても近くなると感じる。



もともと、ピレネーは、ボスの命令を待っているタイプの犬ではなく、
特に警備、護衛という仕事では、自分の判断で行動する。
そして、その判断がボスに認められた時、喜びを感じるという。

そうした特性からすると、
一般的な訓練所では、トレーニングされにくい犬種である。
訓練するなら、犬全般ではなく 「ピレ」 を熟知しているトレーナーに任せないと
効果がないばかりか、かえって悪くなるという話は、うなづける。



私自身、ワイマナラーの訓練を見て、Zionにも試みたことがあるのだが、
おやつにもつられないZion、何をやっても無視されただけであった。
訓練で瞳が輝く犬もいれば、そうでない犬もいる。
Zionには、遊びを通して培えることが、たくさんあるように思う。



さて、本日の画像は、かくれんぼをして遊んでいるところである。
私がブッシュに隠れると、Zionは姿を見つけようとする集中力と
追いかける意欲が高まるようだ。
まるで、小動物でも追いかけているようなやんちゃ顔!



そして、面白いのは、Zionが自分もブッシュに隠れて、
突然、出て来て、驚かそうとするような素振りを見せたりする。
こんな時、考えたな~とにやにやしてしまう。



遊びは、色々な意味で、無限である。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




超大型犬と八百万の神

2013-01-09 | お出かけ・旅
松の内に5つの神社を参拝した。
隅で目立たぬようにしているつもりだが、白い大きな生き物は、
すぐに発見されてしまう。

神社で出会う人の中には、この白い大きな生き物に出会ったことをとても喜んでくれる人がいて、
撫でながら、「何かいいことがありそう」 「ラッキー!」 と言ってくださる。
そして、驚くことに、手を合わせるおばあ様まで現れる。
一度や二度ではないから、本当にびっくりである。

神社という場所は、霊験あらたかな・・・と信じられる空間であり、
撫でるとご利益があるとされるものが祀られていたりする。
人は、参道に入った瞬間から、神々の存在を期待しているから、
この白い大きな生き物でも、勢いで 「撫でておこう」 ということになるのだろうか。

日本の神道は、八百万(やおよろず)の神々を祀る民俗信仰である。
あらゆる人や物を神として祀り、そのおおらかな信仰のあり方は
日本人の心に根付いているのだろうと思う。

大宰府天満宮の近くにある岩屋城跡まで登ってみた。



戦国時代、九州制覇を目指す薩摩との合戦の舞台となった場所だ。
宝満山より良い眺望で、福岡の油山、佐賀の脊振山、かすかに大分の久住山が見えた。
この山の麓は、大宰府市民の森として整備されていて、
とても良い散歩コースだった。



今年も笑って笑って、いきましょう。

白い大きなこの犬が手を合わせられたとしても、
八百万の神々さま、どうぞ笑いとばしてくださいな。




今日も会いに来てくれて、ありがとう!




元旦の雪遊び

2013-01-04 | お散歩
大晦日の夜、TVでエルガーの「威風堂々」をハラハラしながら聴いていました。
藤岡幸夫さんが指揮する東京フィルハーモニー交響楽団の演奏は、
私には、少し遅れているように思われました。
カウントダウンが始まります。
際どい! 微妙! 最後の音は時間内に入るのか!
ドキドキドキ・・・
おお~ピッタリ! 午前零時! クラッカーの音!
HAPPY NEW YEAR!
藤岡さんの汗びっしょりの顔、とても印象的でした。

除夜の鐘が響いているうちに、私は眠ってしまったようです。
いつにも増して、静寂な夜だと思ったら・・・
朝起きると、雪でした。

散歩は、油山へ。 家の辺りよりは、雪があるに違いない。



メタセコイアの原っぱは、1~2センチほどの銀世界。
日陰の斜面に行くと、もう少し積もっていました。



私が鬼ごっこの態勢に入ると、Zionはぐっと集中してきます。



遊ぶ時の顔や体の自然な表情は、想像を超えて、とても面白い。
顔は、ほとんどヘンである。





何者か分からない様な一瞬の動き。
でも、確かに、ピレなのです。



その証拠に、集中力が途切れると、彼はさっさと柵を飛び越えて、
新たな冒険に出かけようとしました。



勿論、想定内なので、すぐに御用となります。
そうして、6キロを歩いて、まだ帰らないと言うZionを引っ張り、
朝の散歩を終えたのでした。

今年は、こんな感じで始まりました。

このブログを訪れてくださる皆様と共にまた一年、
犬と暮らす喜びを分かち合えたら、素敵だなぁと思います。

人にとっても動物にとっても、笑顔があふれる一日一日でありますように。

今年もどうぞよろしくお願い致します。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!