ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

仲裁という行動

2011-11-29 | 生態・行動・ラン
ドッグランを考える 4 です。

他の犬たちと
思いっきり遊ぶことに夢中だったZionも、
2才前から、少しずつ、3才になると顕著に、
回りが見えるようになってきた。

ランの中で、他の犬同士に平和でない状況が発生すると、
走って行って、仲裁に入るのだ。



この場合は、嫌がっている相手に、しつこくしすぎたチョコラブくん。
チョコラブくん 「な、何だようっ」



「わかったよ~もう、しないよ」



「きみ、ごめんよ」



・・・と言ったかどうかは分からないが、明らかに
3者がコミュニケーションしているように見えた。

こんな仲裁ばかりなら、犬同士に任せておいて、
その行動を観察するのは、とても興味深い。

ところが、Zionが仲裁に入った相手がボルゾイくんの時は、
「余計なお世話だ」と言われんばかりに、
危うくケンカになりそうになってしまった。
それ以来、Zionが仲裁体制に入った時は、
私たちは、カメラを放り、リードを握りしめ、緊張する。



仲裁という行動は、
ランにいる犬たちを仲間とみなし、
仲間同士の平和を保とうとする意識の表れだろうか。

「ぼくを信じて」

Zionの声が聞こえるけれど、



出動5秒前のこの表情には、
飼い主もまた、修行中の身、
笑って送り出せないのが、
本音である・・・

  
  


今日も会いに来てくれて、ありがとう

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