ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

動物たちの大震災

2013-06-27 | 社会
風に吹かれながら、いつもの海を愛犬と歩く。
優しく、穏やかに流れる時間が、ここにはあるけれど・・・



自然の脅威・・・人災の脅威・・・
多くの人と動物が犠牲になった東日本大震災 ( 2011.3.11 )。

被災地の警戒区域に残された動物たちの苦悩と保護活動は、
今も、続いています。

懸命に生きる動物たちと彼らを救おうとする人々の
命と向き合う姿を描いたドキュメンタリー映画、
「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」が
6月1日から公開されています。


( 公式サイトより )

家庭で暮らしていた犬や猫だけでなく、
人のために働き、尽くしてきた家畜動物たち・・・
経済価値がなくなれば、命は軽視されるのか。
様々な人の気持ちが交錯する中で、
人が動物と生きる意味を問いかけます。


現在、公開中は、
東京都渋谷区のユーロスペース、横浜市のシネマ・ジャック&ベティ。

6月29日から、
名古屋シネマテーク、新潟・市民映画館シネ・ウインド。

全国各地でも、これから順次公開されるということです。
詳しくは、公式サイトの劇場情報 をご覧ください。


命とは・・・
ともに生きるとは・・・
豊かさとは・・・


これからの日本を担う子どもたちと一緒に観たい作品です。





今日も会いに来てくれて、ありがとう!




外の世界への憧憬

2013-06-24 | 生態・行動
雨に翻弄される日が続きますが、
わんこの皆さん、いかがお過ごしですか。

Zionは、短時間になるのは不満ながら、元気にパトロールしています。



通常、着用しているレインウェアだけでは、間に合わず、
冬用の泥はね防止フルコートウェアも出動しました。
何も着たくないと思っているのは明らかですが、
パトロールのためなら、何のその・・・



自分の住み家の外にある世界・・・
その世界へ限りなく広がる興味・・・

特にピレネーは、この興味を満たそうとする気持ちが、とても強いように思います。
スキあらば脱走し、納得するまで帰って来ないというのも、ピレにはよくある話。
大抵は、その途中に見つけられ、または保護され、御用となりますが、
飼い主の真っ青な気持ちとは裏腹に、あっけらかんとして悪気なし。



私は、ピレネーのそんなところも実は大好きですが、
だからこそ、尽きることのない周辺環境への興味を満たしてやることは、
社会化、食事や疾病の予防とともに、とても大切なことだと思っています。

時間と体力の許す限り、その興味に寄り添うという土台があってこそ、
ピレもまた、お出かけや留守番など人の都合につき合う
心身の余裕が持てるのだと感じます。



Zionは、単なる散歩でも、パトロール(仕事)ごっこをすると、
とても、のってきます。

例えば、歩きながら、「あそこが怪しい!行ってみよう 」 などと言うと、
体中から輝きを発し、調べるような仕草をします。
「異常なし!」
私の顔が、キラキラした目に映ります。

仕事をこなした時に褒められる喜びや達成感のような気持ちは、
遊びの中からでも、感じることが出来るようです。

それは、実際に働くことはない家庭犬でも、
本能的 に求める気持ちなのかもしれません。



これを書いていて、ふと思いました。
もしも、何かの理由で、Zionが憧憬の旅に出てしまったら・・・
想像すると、恐ろしくなってきます。
2~3日放浪した頃、運よく無事に保護され、陳謝、感謝、感動。
そして、こんなことを思われたりするのだろうか・・・

お腹の辺りは、まるでサイトハウンドのように絞り上がっているじゃないか、
飼い主は、ちゃんと食べさせていなかったに違いない・・・
可哀想に、とうとう愛想を尽かして、家出したか・・・

いえいえ、何と思われても構わないのですが、
そんなことにならないよう・・・

今日も、明日も、あさっても、ずっと、きみの興味とともに。



雨が上がったね。
また降り出さないうちに、砂浜で走ろう。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




南国白くま、現る

2013-06-13 | お出かけ・旅
鹿児島県指宿市の朝・・・降り続く激しい雨。
計画していたお散歩は、全て諦めました。
お世話になりました~。
チェックアウトして、帰ろうとした時・・・

あらっ・・・雨が・・・上がった!

やった~海岸へ行こう!

伏目海岸の地下1,000~1,800メートルには、
マグマで熱せられた230度を超える熱水が存在するといいます。

温泉の蒸気が吹き出す砂浜・・・

白くま、走れるのか~っ!



白くま、走った~っ。



雨の影響か、蒸気は吹き出していなかった~。



しかも、何だか、寒~い。 ここ、ホントに指宿?



砂浜にある砂蒸し温泉のお客さんたちが、こちらを見て、ポカ~ン。
南国白くまは、本当にいた・・・
そう思った人が、一人はいただろう・・・(笑)



そして、薩摩半島の最南端、長崎鼻(ながさきばな)に立つ。



薩摩富士とも呼ばれる 開聞岳 (かいもんだけ・924メートル) を背景に。



風が強くて、岩から落ちそう。



開聞岳の山麓に広がる自然公園には、
トカラ馬が放し飼いにされていて、びっくり。



トカラ馬は、トカラ列島・宝島産の小型の馬で、鹿児島県の天然記念物。
暑さに強く、農耕や運搬に利用されたそうです。

トカラ馬とピレネー・・・本来は出会うことのない者同士。



鹿児島湾に浮かぶ周囲3キロの無人島、
知林が島(ちりんがしま)にも渡ってみました。
大潮や中潮の干潮の時、島へと続く砂の道が現れるのです。



また潮が満ちて来て、砂の道が沈みそうな時、渡ってみたい。
砂の道を走って、走って。



そして、鹿児島名物しろくまを食べようと、鹿児島市の天文館へ。


( ガラス越しに撮った特大の模型 )

西郷 隆盛の銅像の前で、しろくまを食べようとしていたら、
ザ~~ッ!
また、雨が降って来た~っ。
わ~っ! Zion、走ろう~!



今回、訪れた南九州市、指宿市、鹿児島市。
曇りや雨で、よい眺めは望めませんでしたが、
予想外の低気温・低湿度で、まさかの鹿児島で避暑!
とても、よいところでした。

今度は、砂蒸しに入りに・・・
南国白くま、いつか、また、出没します。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




白くま南国へ行く

2013-06-11 | お出かけ・旅
鹿屋(かのや)バラ園を訪れて以来、4年ぶり、鹿児島へ行って来ました。
今回は西側の薩摩半島、指宿市へ。

手前の南九州市知覧(ちらん)に着いたのが
家を出てから4時間半、思ったよりも近いかも。
朝9時の空は曇りで、予想外にも肌寒いほどだったので、
広い芝生の公園で、たっぷりお散歩が出来ました。

画像は 「待て」 「来い」 をして遊んでいるところ。
待てをかけて、Zionから少しずつ、離れていきます。



まだって言ってるのに、もう走り出して来た~っ。



小さい頃から、こうやって遊んでいますが、いつも、こんなもの。
Zionには、コマンドを最後まで守る価値感なんて、初めからありませんっ。



それでも、待たせることは、走って来たい気持ちを高め、遊びを面白くしてくれます。



走れて、よかったね。


( おんなじ顔のつもり )


知覧特攻平和会館にも立ち寄りました。

太平洋戦争末期の沖縄戦、
爆弾を装着した飛行機もろとも敵艦に体当たりし、
散って行った特攻隊の若い兵士たち、1,036名・・・
その半数近くが知覧基地からの出撃だそう。

出撃前に撮影した写真の中の
慈愛に満ちた兵士たちの笑顔・・・
万感あふれます。


知覧は、お茶の産地でもあります。
興味深かったのは、英国のテイスト・アワードで金賞をとったという紅茶。
薩摩英国館で味わえるということで、ティー・ルームを訪れました。



犬連れは、テラスや庭で頂けます。
ファーストフラッシュという紅茶は、
まろやかな甘みが奥深く、とても美味しいと思いました。
ここだけ見ると、ロンドンで撮ったみたい?



そして、目的地の指宿市に向かう頃には、
とうとう、雨がぽつぽつと・・・

この日の宿は、コンドミニアム Cotton's House 。
広くて設備もしっかりあり、快適に過ごせました。



車で2~3分の所にある露天風呂は、
海に面し、東に竹山、西に開聞岳、辺り一面には黄色い野の花。
雨でも素晴らしい眺めで、まさに絶景でした。

しかし、夜になると、雨と風はどんどん強くなり、
朝になっても、止む気配さえ、ありませんでした。
まさに嵐、もう、帰るしかないか・・・


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




心の動きと笑顔

2013-06-06 | 生態・行動
犬と暮らしている人なら、おそらく誰もが
愛犬が多彩な表情を見せることを感じているだろう。

犬は、喜びや怒りや悲しみなどの感情だけでなく、
もっと細かな心の動きに合わせて、微妙な表情を見せるような気がする。

次のZionはどこか寂しげにも見え、何か考えているような・・・
静かで澄んだ目の表情が色々なことを想像させる。



犬の顔の表情は口、目、額、耳の部分の組み合わせで表わされるが、
口をあけて口角が上がると 「笑い」 の表情に見える。

これは、見えるだけだろうか。

犬が人に対して口角を上げる(引く)という表情をするのは、
イエイヌになって以来、身につけた人の笑いの模倣であり、
服従のあいさつの意味を持つと言われている。

そして、楽しくて、嬉しいという犬自身の気持ちが
尻尾や体だけでなく、顔の表情として表われる笑いは、
近年では、実際、犬にもあるとされている。
口角が上がるだけでなく、目の表情はリラックスし、
額(人で言う眉間)が広くなり、耳を少し後ろに引く
というような表現が見られる。

日々の生活の中で、多くの人が裏付けはなくとも、
愛犬の笑いを実感していると思う。



犬は、どんな時にそんな表情を見せるだろう。
おやつをもらう時や主人が帰宅した時、遊んでいる時、好きなことが出来る時・・・

Zionの場合は、最高に素敵な表情になるのが、
「散歩に行くこと」 をほのめかした時である。
その時の表情からあふれる輝き・・・
ハッと息をのむほどに、本当にキラキラしている。
その表情、残念ながら未だ画像には収められず。



笑顔が最も多くなるのは、走ったり、遊んだりしている時。
本能として、この時が楽しいのだろう。
人や犬との駆け引きが入る遊びでは、
表情がまた微妙に変わったりするところが面白い。





犬の笑いには、もう一つ、
声を出さないで、歯をむき出しにする笑いがあることも知られている。

実際に、この笑いをランで見たことがある。
年下のオスが勝ち目のない年上のオスに対して、
黙ったまま、口をあけて歯をむき出しにし、
目には殺気立った表情はなく、怒っているような笑っているような
どちらか分からない面白い表情を見せた。

その笑いの意味とは・・・

服従を示し、衝突を避けるための表情だという。
つまり、愛想笑い?
犬同士もまた、匂いや声だけでなく、顔の表情を駆使して、
コミュニケーションを図るのだ。



愛犬が楽しそうな表情を見せてくれると、とても嬉しい。
しかし、私は微妙な表情の方に実は関心がある。

君はいったい、何を思っているのだろうね・・・


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




庭の贈り物

2013-06-01 | 庭・花
何とか空が持ちこたえてくれる嬉しい日は、
散歩をいっぱいして、洗濯物を干して、庭仕事をしましょう。

農薬を使わない庭では、益虫も害虫も共存しています。
今日は、楽しい観察が出来ました。

ナミテントウの幼虫。



そして、さなぎ。



羽化して、20時間くらい経ったでしょうか。
ナミテントウの成虫、お背中つやつや。



えさとなるアブラムシやハダニをモリモリ食べて、
他にも、ヒメカノコテントウやコクロヒメテントウなど
てんとう虫が、いっぱい育っています。



涼しい風が吹いていたので、お茶も外にしました。

お友だちがプレゼントしてくれた
ルピシアのサクランボの紅茶。
いい香り。



イングリッシュローズの優しい色と・・・



ヘレボラスの間からのぞく可愛いどくだみ。



花車の寄せ植えは、サフィニアとロベリア、バコバ、ブラキカム。


( Hanaguruma made by Sense )



草の香りに誘われて・・・
Zionは、眠くなりました。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!