ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

犬を触っても大丈夫ですか

2012-07-24 | 散歩と人
犬を触る前に「触っても大丈夫ですか?」
そんな表現をする人は、多いように思う。

私は、いつも 「大丈夫ですか?」の意味を考えてしまう。
おそらく、大半の人は、「触りたいが、貴方の犬は噛みつきませんか?」
という意味で使っているように感じる。


(7/1~15開催の博多の祭り・博多祇園山笠で)

Zionは、老若男女、苦手な層はなく、
大勢の園児や旅行者に囲まれても、小学生に大きな声を出されても、
平静を保っているので、そんな裏付けから
「はい」と答えているのだが、



「触り方が間違っていれば、どうかわかりません」
と答えた方がいいのか と思う事がある。

先日、触っても大丈夫かと聞いてきた男性は、
顔をZionに埋め込むようにして、むぎゅう~っと相当きつく抱きついた。



Zionはヒーンと声を出し、嫌悪感いっぱいに、体をそらせて離れたが、
初対面でそんな接し方をすれば、犬によっては、
身を守るために、噛みつくかもしれないと思った。
我慢強いZionにだって、絶対はない。



人は、犬を撫でると幸せホルモンと言われるオキシトシンが分泌され、
安らぎを感じたり、幸福を感じたりすることが、分かっている。
犬と暮らす人は、様々な健康効果があることも報告されている。


(高校生クイズの予選会場で)

では、犬にとって撫でられることは、どうなのだろう?

犬と暮らす多くの人が感じているように、犬もまた
きっと、オキシトシンが出ているに違いない。
(スウェーデンの学者による実験では、人の膝の上で
撫でられたマウスにオキシトシンの分泌が確認されている)

中には、知らない人にでも誰にでも、
触られるのが好きという犬もいるだろうが、
多くは、信頼関係を結んだ飼い主に撫でられるのが、
幸せなはずである。



Zionも時には、伸びて来る手を黙って避けることがある。

「触っても大丈夫ですか?」と聞かれる時、

「自分が触ることを犬はストレスに感じないだろうか?」
と犬の気持ちを察する人の方に、Zionが心を開くような気がするのは、
私の思い込みだろうか・・・


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




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