ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

セントさんに出会ったよ

2019-02-25 | お散歩
2月も終わりに近づく頃・・・
少し遠いのでたまにしか行かない春日公園に行ってみました。
ミモザのそばを通りかかると、枝が大きく下垂れて、とてもきれい。
思わず、Zionにストップをかけ、写真を撮りました。



芝生広場を歩いていると、遠くから声が聞こえました。
さだはるく~ん?

もしかして、呼ばれてる?

そう言えば、以前にもその名前を聞いたことがあります。
「お友だちが同じ犬種を飼っている」と話してくれた方がいました。
名前は、さだはるくん。

遠くからもう一度、こちらに向かって届く声。
さだはるくんではないんだけど・・・もじもじ。
よく見ると、声の主と共にセントバーナードが歩いて来ます。
おお~っ!



笑顔が素敵な飼い主さんとオスカーくん。
少し離れたところからのご挨拶でしたが、違いに気づいて下さいました。
とても楽しいひと時でした。



Zionは芝生広場をのんびりと散策しました。

セントバーナードに遭遇した時は、
首をぐっと上げて、前のめり、視線を離さず、近づこうとしました。
11才2か月のZionは穏やかで、急に怪力を出すことはありません・・・
おそらく良い刺激が体を駆け巡ったことでしょう。
そんなことが嬉しい朝の公園でした。

さだはるくんにもいつか会えるかもしれませんね。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




ピレ気質~放浪好き

2019-02-20 | 生態・行動
ある日のこと、ピレを含む多頭飼育の方のブログを読みながら、
思わず、にこにこしてしまいました。
ここにもいた、いた・・・そんなピレさん。



自宅の広々としたランで大型犬や超大型犬を遊ばせている羨ましい環境の中、
そのピレさんは、フェンスのちょっとした隙間などを見つけては脱走し、
人が目撃情報を知らせてくれたり、お巡りさんが連れて来てくれたり、
とても手を焼いている様子が書かれていました。

ピレネーという犬の遺伝子の一つに、
放浪という項目があるのではないかと推測することは、とても簡単です。
その遺伝子を受け継ぎ、スイッチが入っている個体は、
出来る環境があれば脱走、放浪、御用という行動パターンを飽きずに繰り返す・・・
そういう例をたくさん見聞きします。



その方が書かれているように、人に危害を加えたりはしないと私も思います。
犬種の性格は悠然としていて、人のことが怖くないからです。
しかし、大きな犬がノーリードで道端を歩いていれば、
人によっては大きいというだけで恐怖を感じたり、
驚いて転んだりするような事故が起こらないとも限りません。同感です。
勿論、犬が交通事故に遭うようなことがあってはいけません。

私は、それ故に管理をしっかりしましょうという話をしたいのではありません。
何故なら、それは当たり前のことで、
その上でその行動をどう考えるかということを大切に思っています。

脱走は、与えられている環境に不満があるからではなく、
限りなくある冒険心が突き動かす行動ではないかと思っています。

どんなに広々としたスペースで自由に過ごせたとしても、その外に憧れる犬です。
もはや躾の問題ではなく、そういうことを本能として好む犬なのだと思います。



人の価値観では、良い子ではありません・・・

それでも、しばしの間でも放浪を楽しんだ彼は、
本当に心潤う思いをしたことでしょう。

私はピレのそんなところが好きで、つい応援してしまいます。
大きな声では言えませんが・・・(笑)

犬種によって、また個体によって、それぞれに違う犬の性格。
多頭飼育は、その違いや犬同士の様々な関係性の展開が興味深く、魅力的です。

犬それぞれ・・・
そのそれぞれをどうしてあげるのか・・・

そんなところにとても興味を持っています。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!