ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

理想的な食事

2013-07-03 | ごはん
ピレネーと暮らしていると、
食へのこだわりがあるのか、ないのか・・・
その無関心さに驚かされる。

どんなにお腹がすいていても、待ってましたとばかりに
ガツガツと食べるようなことがないのである。

そこまで言うなら、頂きましょうといった風情で、
ゆっくり、さらり、さらりと口に運ぶ。

しかし、好きなものでなければ、断固として食べないし、
食べさせようと持久戦に持ち込むなら、間違いなく、こちらが負ける。



そんな彼らの理想的な食とは、どんなものなのだろう。
あらためて、原点に立ってみた。

原点は、スタンダードにある。
スタンダードとは、直訳すれば 「標準」 であるが、犬に関して使う時、
「あるべき姿」 つまり 「理想の姿」 を意味する。

ピレネーとは・・・

険しく広大な山岳地帯で暮らしてきた犬である。
頑健な骨格と肉体、機敏で強靭な足腰を持ち、
冷静な頭脳で、家畜の群れと家族を守る。

勇敢に外敵と戦い、遠くを見つめる眼差しは、穏やかで優しい。
どこまでも優雅な姿は、威厳に満ちて、美しい。

そんな体づくりと心を養い、ポテンシャルを引き出すような
理想的な食材はあるのだろうか。



犬は、人と同じように雑食であるが、
肉食に近い雑食であると言われている。

肉や魚、野菜、海藻、穀類、油脂など自然の食材で
消化吸収の良いもの、またそのバランスは?

管理栄養士でもある獣医にぶつけてみた。

返って来た答は・・・



健康な小動物、まるごと1頭。

え~っ! なるほど! そうか・・・
無理である。

無理なのだが、それには、様々なヒントがある。

愛犬が好み、喜んで食べるもの、これが基本であると思う。
便や体の調子が優れ、体型と目の輝きを保つなら、
それは、愛犬にとっての理想の食事と言えるのではないだろうか。



あらためて、ピレネーの理想の姿を思い浮かべてみる。

そんな姿や雰囲気から、愛犬が全くかけ離れていようとも・・・

意識しながら、ともに暮らしていくことは、
種への尊厳のように思うのである。

続く・・・


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




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