この日のCASTはほぼ、東京でのBキャストを踏襲した感じ。
「レ・シルフィード」
プレリュード:吉岡美佳
詩人: フリーデマン・フォーゲル
ワルツ: 長谷川智佳子
マズルカ: 田中結子
コリフェ: 高木綾、奈良春夏
フリーデマンはかなりリラックスしていた模様。
吉岡さんと、このロマンチックバレエを作り上げている喜びが伝わる好演ですが、素の笑顔が出ていること、髪形も普段の自然な感じが毛先に残っていて微妙・・・。
14日のキレイに撫で付けられた髪、常に憂いを帯びた表情での演技の方が、より作品としての完成度、という意味では良かったと思います。好みの問題(?)かもしれませんが。
踊りそのものとしては、Aキャストの
プレリュード: 小出領子
ワルツ: 西村真由美
マズルカ: 奈良春夏(彼女だけ、ちょっと微妙・・・ここが長谷川智佳子でも良かったかも)
コリフェ: 乾友子ー田中結子
の並びの方が、より音楽に乗っていて良かったと思いますが、詩人は木村さんよりはフォーゲルが合っているかも・・・。
彼は大柄ですが、東バの女性陣と並んだときにさほど違和感がないのも、ゲストダンサーとしてはアドバンテージ?
オケは関西でも大変ゆっくりとした演奏で、これは指揮のソトニコフさんの解釈なのでしょう。
これはこれで、静かな印象のしっとりとした群舞には良くあっていたと思います。
「薔薇の精」
薔薇: 大嶋正樹
少女: 高村順子
やはりマチアスのようなトゥールザンレール4連続を決める、といった大技はなく、ひたすら、シェネにジュテ、と振りとしてはやや単調。それを補う大嶋さんの顔演技とアームス。
彫りの深い美形で雰囲気のある大嶋さんには似合っているが、作品としての面白みではもう少し大技が入れば・・とつい思ってしまう。
高村さんは全半、眠りながら踊るシーンでは持ち前のCUTEな魅力が封印されてしまったかのようでしたが、後半は高ぶる少女の心を丁寧に演じて持ち味を発揮。
悪くなかったのですが、この日の4演目の中では箸休め的ポジションになってしまうのは致し方のないことと申せましょう。
「牧神の午後」
牧神: シャルル・ジュド
ニンフ: 井脇幸江

これが最後、でも3回も観られた身の幸運、シャルル・ジュドという伝説のダンサーの輝かしい舞台を生で観られた幸せを噛みしめて。
牧神が泉に来た3人のニンフたちを見つける場面は気配を感じて耳をそばだてる野生動物の趣、
そして、井脇さん演ずる際立つ美貌の一人のニンフに気が付くと、彼女を見つめてハッと燃え盛る男としてのオーラが一点に集中してそのまま井脇さんと向かい合うところまでの強いエロスは圧巻。
日を追うごとに、2人の感情表現に込められた隠喩が豊かになっていく感じ。
この公演を1ヶ月続けたら、これはどのような作品になっていくのだろうか・・とふと空恐ろしくなるほど。
踊りそのものの完成度、緊迫感、形としての美しさで言うと14日がBEST.
19日は牧神の動きもやや自由度を増して滑らかに、その分感情も豊かに表現されていたと思います。
現れた瞬間の姿も、カーテンコ-ルでも、常に王者の風格。
遊び心にみちた牧神、というよりも、ライオンの咆哮が似合いそうな強さと威厳を兼ね備え、一幅のギリシャ神話絵巻を格調高く見せてくれました。
作品としても、対極にあるのかもしれませんが、ルグリ・ガラで観たバンジャマン・ペッシェのコミカルな”「牧神」へのオマ-ジュ”の一ヶ月後に本家本元のジュド様の牧神を見られるとはあのときには夢にも思わなかった・・・・と思うと実に感慨深いです。
「レ・シルフィード」
プレリュード:吉岡美佳
詩人: フリーデマン・フォーゲル
ワルツ: 長谷川智佳子
マズルカ: 田中結子
コリフェ: 高木綾、奈良春夏
フリーデマンはかなりリラックスしていた模様。
吉岡さんと、このロマンチックバレエを作り上げている喜びが伝わる好演ですが、素の笑顔が出ていること、髪形も普段の自然な感じが毛先に残っていて微妙・・・。
14日のキレイに撫で付けられた髪、常に憂いを帯びた表情での演技の方が、より作品としての完成度、という意味では良かったと思います。好みの問題(?)かもしれませんが。
踊りそのものとしては、Aキャストの
プレリュード: 小出領子
ワルツ: 西村真由美
マズルカ: 奈良春夏(彼女だけ、ちょっと微妙・・・ここが長谷川智佳子でも良かったかも)
コリフェ: 乾友子ー田中結子
の並びの方が、より音楽に乗っていて良かったと思いますが、詩人は木村さんよりはフォーゲルが合っているかも・・・。
彼は大柄ですが、東バの女性陣と並んだときにさほど違和感がないのも、ゲストダンサーとしてはアドバンテージ?
オケは関西でも大変ゆっくりとした演奏で、これは指揮のソトニコフさんの解釈なのでしょう。
これはこれで、静かな印象のしっとりとした群舞には良くあっていたと思います。
「薔薇の精」
薔薇: 大嶋正樹
少女: 高村順子
やはりマチアスのようなトゥールザンレール4連続を決める、といった大技はなく、ひたすら、シェネにジュテ、と振りとしてはやや単調。それを補う大嶋さんの顔演技とアームス。
彫りの深い美形で雰囲気のある大嶋さんには似合っているが、作品としての面白みではもう少し大技が入れば・・とつい思ってしまう。
高村さんは全半、眠りながら踊るシーンでは持ち前のCUTEな魅力が封印されてしまったかのようでしたが、後半は高ぶる少女の心を丁寧に演じて持ち味を発揮。
悪くなかったのですが、この日の4演目の中では箸休め的ポジションになってしまうのは致し方のないことと申せましょう。
「牧神の午後」
牧神: シャルル・ジュド
ニンフ: 井脇幸江

これが最後、でも3回も観られた身の幸運、シャルル・ジュドという伝説のダンサーの輝かしい舞台を生で観られた幸せを噛みしめて。
牧神が泉に来た3人のニンフたちを見つける場面は気配を感じて耳をそばだてる野生動物の趣、
そして、井脇さん演ずる際立つ美貌の一人のニンフに気が付くと、彼女を見つめてハッと燃え盛る男としてのオーラが一点に集中してそのまま井脇さんと向かい合うところまでの強いエロスは圧巻。
日を追うごとに、2人の感情表現に込められた隠喩が豊かになっていく感じ。
この公演を1ヶ月続けたら、これはどのような作品になっていくのだろうか・・とふと空恐ろしくなるほど。
踊りそのものの完成度、緊迫感、形としての美しさで言うと14日がBEST.
19日は牧神の動きもやや自由度を増して滑らかに、その分感情も豊かに表現されていたと思います。
現れた瞬間の姿も、カーテンコ-ルでも、常に王者の風格。
遊び心にみちた牧神、というよりも、ライオンの咆哮が似合いそうな強さと威厳を兼ね備え、一幅のギリシャ神話絵巻を格調高く見せてくれました。
作品としても、対極にあるのかもしれませんが、ルグリ・ガラで観たバンジャマン・ペッシェのコミカルな”「牧神」へのオマ-ジュ”の一ヶ月後に本家本元のジュド様の牧神を見られるとはあのときには夢にも思わなかった・・・・と思うと実に感慨深いです。
ふ~。やっとお邪魔できました{汗}
東京Aキャストから順番にじっくり読ませていただきました!
本当~~~にマラーホフとファンの皆様には申し訳ない!!のですが、
こんなにエキサイトする公演になるとは、
8/25の電撃発表まで夢にも思っていませんでした{雷}
今年はいろいろなサプライズが起こるので油断できません{汗}
関西公演まで行ってしまったとは素晴らしいですね!
お気持ち判ります!
と言ってもポ~っとなっててそこまで思い付きませんでしたが{りんごちゃんNG}
あのバンジャマンの爆笑パロディ(!?)を見ながら
もうすぐ正統派もやるんだったなぁ~とボンヤリ思っていましたが、
まさか牧神スペシャリスト(!?)のジュド様が来ちゃうとは!
もう来日は難しいかな・・と思っていたら~{ラブラブ}
牧神の演目自体は大好きと言う程ではないですが、
ジュド様となれば全然話は別です!
牧神で鳥肌で感涙。
これがトリでもいいと、一瞬思ってしまいました{汗}
(許してローラン)
ジュド様が健在で、しかもエレガントな佇まいもお変わりなく、
こうなったらボルドー・バレエ再来日も実現していただきたいです!
さすがに王子系はもうないかな・・と思いますが、
ジュド様は脇役もステキだし、演出にもオシャレな感性が♪
フリーデマンもロマンチックでステキでしたね!
ジゼル観たかったです。
マチアスは東京だけで帰ってしまったんですね。
初役ながら、甘~い薔薇の精お似合いでした
ようこそお越しをお待ちしておりました~{マグカップ}(まぁ、お茶でも・・・v)
わたくしの中ではバレエの夏!{ヤシの木}はロシア・ガラで一度終焉、
マラーホフは秋のシーズンを静かに告げる、日常への回帰・・・とそのように位置づけておりました。(これは決してマラーホフがオペラ座、ボリショイ、マリインスキーダンサーの下位に位置する、ということを示しているわけではなく・・・観る機会に比較的恵まれているので・・・{汗}ゴメンナサイ、マラーホフ)
それが一転して、イレールがまた(!)来て下さるし(しかもわたくしにとっては初見の演目!)なんと思いがけず、牧神のお手本として伝説的存在のジュド様までもが・・・{ハート}
もう、8月は申し訳ないですけれども、仕事が手につきません~と公言していたわたくし、9月になってマジメに取り組むかと思いきや、一層夢遊病の女状態は悪化の一途を辿り・・・。
関西行きは、Bキャストの中島さんを見てしまったところで決定しましたね!(ごめんなさい、周くん)
やっぱりローランでもう一度観なくては・・・と。関西はかなり、マラーホフファンからの良席キャンセルが出たみたいでしたが、ローランファンがそれをすかさず拾う(笑)という構図で、客席もいい感じに温まっていて良い雰囲気だったと思います{ラブラブ}
そして、何気に3回も観てしまった!!!衝撃のジュド様。
うゎーん、わたくし初ジュド様が牧神だったのですが、かなり持っていかれました・・・
すごい方ですよね!
ボルドーバレエが来たら行ってしまいそう・・・(ハメルンの笛吹き状態{ダッシュ})
関西でデマチ中に、1990年の来日公演のプログラムを見せてくださったファンの方がいらしたのですが、その中の百合を持つアルブレヒトのジュド様が恐ろしいほどの美しさで・・・。ノーブルの役で一度観ておきたかったなぁと詮無きことをつぶやくわたくしですxxx
脇も演じられてもローラン同様、主役を食ってしまいそうですね!
わたくしも「牧神の午後」でこんなに緊張したり興奮したりする日が来ようとは夢にも思いませんでしたわ。
フリーデマンくんと吉岡さんの「ジゼル」を観た友人と先週末バレエを語る夕べを慣行したのですが(笑)良かったみたいですよ。
彼はとても丁寧にアルブレヒトの感情を掬い取っているようで、細やかな演技から説得力が生まれていたようです・・・。
彼は東バとも相性が良さそうですし、また、ゲストで見られるかもしれませんね。
マチアスくん、妖艶さが足りない、とか色々と注文をつけてしまいましたが、あの素晴らしいトゥールザンレールを見せてくれただけでも・・・・やっぱり華のあるダンサーですね。
ルグリの映像も、ですが、オペラ座の薔薇の精はキレイ系なのでしょうかしら{さくら}{ラブ}
夢遊病状態、分かります~。
まったく怒濤の夏、でしたね・・・{キラリ}{キラリ}{キラリ}
過ぎ去ってしまったのが寂しいです。
そうなんです、マラーホフは大好きですけど
何十回と数えられないほど来てくれてますからね・・{汗}
ローランとジュド様なんて、
まるで天から降ってきた贈り物のようでしたね!
やはりmaria様もジュド様にやられましたね!
ホントに素敵なんです~~~{ラブラブ}
アルブレヒトもジークフリートもそれはそれはエレガントの極み!
「くるみ」のドロッセルマイヤーなんてやろうものなら
主役の記憶なんてサッパリ残らなくなります(笑)
ものすごくジェントルマンで、ファンにもとっても優しいし、
ご本人の談によると「人生で3回しか怒った事がない」そうですよ!?
あんまり映像がないのが残念ですが、
「ロミジュリ」ではティボルトをやってますよね{ルンルン}
ホントはティボルトはローランが一番!
と、言いたいところですが、ジュド様も捨てがたいです~{ラブ}
(全然関係ない話ですが、
私ロミジュリではティボルト役が大好きで、
ここが最重要ポイントだったりします{汗})
ジュド様は以前は光藍社系の公演によく参加してたのですが、
(ルジさんとも仲良しみたいです)
最近はないですね~。
あぁボルドーバレエが再来日して欲しいです~~~。
いやいや、この公演のお話を今また改めてさせていただけることの嬉しさったら・・・{ラブラブ}しかもchelsea様のようなローラン愛に溢れた方と。
幸せでございますわ{ハート}
速報とは程遠い、ムラのあるUPのタイミング、客観性のカケラもない、主観的かつマニアックな持論をタダタダ展開する、迷惑ブログではありますが、あぁ、ブログをやっていてよかった・・と思ってしまいました{ラブ}
本当に。ジュド様とローランが天から降ってくる{雨}なんてまさに「マラーホフの贈り物」{プレゼント}などと軽口を叩けるのも、マラーホフの怪我の経過が良好だと聞いているから・・。
それにしても、長年の酷使がたたっての今回の怪我とのこと。
確かに何十回もわたくしたちが観ているだけあって、ふんだんに素晴らしいパローマンスを観る機会を与えてくれる彼にも感謝ですわ{ルンルン}
それにしても、来年の「贈り物」公演、ゲストにフィーリンとアレクサンドローワ、というのも楽しみですが、早く演目を発表してもらえないものでしょうかしら。
追加券をどうするか、悩みます。
ジュド様、本当にステキでしたね~{ラブ}
今までジュド様ファンの方たちから伺ったことが走馬灯のように脳裏を走り、大きくうなづいたわたくしです。
「人生で怒ったことが3回」・・・絶句。
菩薩、でいらっしゃいますね。そんなジュド様を拝めたことを神に感謝です~。
ありがたやありがたや。
アルブレヒト、お写真だけでも薫り高く、ジークフリートもさぞ宮廷をそのノーブルな輝きで満たす美しい王子でいらしたことでしょうね・・・。
ドロッセルマイヤー、ダンディでしょうね!きゃ、観たいです~。
映像ではティボルト役で観られるのですか、情報ありがとうございます。
観なくちゃ・・・。
ボルドーバレエでは今「座頭市」の公演中なのですよね。
折角日本がテーマなのですから、日本でも公開して欲しい・・と切に願うmariaでした{ルンルン}