2014年8月30日(土)15:00~
東京バレエ団創立50周年記念ガラ、初日・・のつもりが好評につきの追加発売で金曜日のソワレが追加で発売されたため、2日目となりましたが、なんとNHKホールが大入満員。
大入り袋入りのライト付のキーホルダーを頂きました
<東京バレエ団創立50周年記念シリーズ 5>
東京バレエ団 創立50周年 〈祝祭ガラ〉
◆主な配役◆
「ペトルーシュカ」
振付:ミハイル・フォーキン 音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
ペトルーシュカ: ウラジーミル・マラーホフ
バレリーナ: 川島麻実子
ムーア人: 森川茉央
シャルラタン: 高岸直樹 ほか
「スプリング・アンド・フォール」
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:アントニン・ドヴォルザーク
沖香菜子 - 梅澤紘貴
村上美香、吉川留衣、岸本夏未、矢島まい、河合眞里、三雲友里加
岡崎隼也、森川茉央、安田俊介、杉山優一、永田雄大、吉田蓮、原田祥博、岸本秀雄、入戸野伊織
「オネーギン」より第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・クランコ 音楽:P.I. チャイコフスキー
オネーギン: マニュエル・ルグリ
タチヤーナ: 吉岡美佳
「ラ・バヤデール」より"影の王国"
振付:ナタリア・マカロワ(マリウス・プティパ版による) 音楽:レオン・ミンクス 編曲:ジョン・ランチベリー
ニキヤ: 上野水香
ソロル: 柄本弾
第1ヴァリエーション: 吉川留衣
第2ヴァリエーション: 渡辺理恵
第3ヴァリエーション: 乾友子 ほか
「ボレロ」
振付:モーリス・ベジャール 音楽:モーリス・ラヴェル
シルヴィ・ギエム
森川茉央、杉山優一、永田雄大、岸本秀雄 ほか
指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
ピアノ:菊池裕介(「ペトルーシュカ」)
協力:東京バレエ学校(「ペトルーシュカ」)
◆上演時間◆
【第1部】 15:00-15:50(休憩 20分)
【第2部】 16:10-16:55(休憩 20分)
【第3部】 17:15-18:10 実際の収量は18:30カーテンコールその他で押しますものね。
「バレエの祭典」会員ゆえ、9列目の好位置での観賞。
マラーホフのペトリューシカでスタート。前日、国立新美術館でバレリュス衣装展を見たばかりということもあって色々興味深く、マラーホフも身体を絞ってのご登場でしたが、わたくしの中のベストアクト、ローラン・イレールの印象があまりに強く、軽く前座扱いに(ごめんなさい!)
スプリングアンドフォール、ここでこのところ躍進していると噂の沖さんのセンターをしっかりと。
すごく好みのダンサーでした。聡明そうな輝く瞳、ことさら長身ではないありませんがバランス良い体型で四肢の使い方が伸びやかなので センターで映えますね
若々しいダンサーを堪能した後は超ベテラン。
吉岡さんとルグリ先生のオネーギン。
吉岡さんって、難しいテクニックは回避しつつ美しく省略…というイメージがありますが、あの透明感には抗えない感じがする、実は斉藤さん吉岡さん二択だと必ず吉岡さんの日を選んでいたわたくし
未だに美しいという驚異、そしてルグリ先生の先を読みつつのサポートの素晴らしさ!
もちろん、モニクやアイシュバルト様とのようながっぷり4つ感はありませんが、麗しい悲恋にウットリ酔わせて頂きました
第3部はバヤデール影の王国。
あの広いNHKホールの舞台を埋める東京バレエ団コールドの静かに研ぎ澄まされた動きとキレイに揃ったシルエットの美しさ
第一ヴァリ吉川留衣さん第二ヴァリ渡辺理恵さん第三ヴァリ乾さんというわたくし得なソリスト陣でテンション上がったところで
…ソロル弾くん。ニキヤ水香さん。いや、何が悪い訳ではないのです
ソロルはもっと勇壮な雰囲気で高いジャンプでのヴァリを見慣れていたことと、水香さんはニキヤ役者じゃない、というだけで。
感心しながらも微妙な心持ちになったところでトリのボレロ。
シャープな筋肉質な長身
オレンジのロングヘア。見慣れた姿のギエムに来年引退なんてしなくても良いのに…とオペラを覗くと、ほぼノーメイクの彼女の目の下口の脇…。歳月は確実に刻まれているのだなと納得。
シンプルな肌色のキャミに黒のレギンス。ノ―メイク。豊かな燃える色の髪だけが装飾的で、他をそぎ落とした究極のミニマリズム。
そして、今夜のギエムのボレロ、最高でした。今まで、身体がきくせいか、やや走り気味で風の精のようなメロディーだなあと思うことが多かったのですが、なんといいますか、手首の角度、一振り毎にキッカリ五センチずつ高くなっていく脚の軌跡まで 一つ一つのムーブメントが空間に刻み込まれていくような、そして後半、リズムの男性陣一人一人の目を見つめてまとめ上げていく様は、ここに来て 更に新しいギエム、でした
圧巻。
何度も繰り返されるカーテンコール。最後はすでにスーツ姿のルグリ、舞台衣装姿の東バ団員ら本日の出演者も全員舞台上に現れて。
そのセンターでいつものように無邪気に破顔するギエムの姿に向けてただただ拍手を送り続ける、わたくしを含めた観客たち。。。。
このような素晴らしいゲストたちと50年かけて育んできた信頼のきずながこれからも続いていきますようにと祈ったことでした。
東京バレエ団創立50周年記念ガラ、初日・・のつもりが好評につきの追加発売で金曜日のソワレが追加で発売されたため、2日目となりましたが、なんとNHKホールが大入満員。
大入り袋入りのライト付のキーホルダーを頂きました
<東京バレエ団創立50周年記念シリーズ 5>
東京バレエ団 創立50周年 〈祝祭ガラ〉
◆主な配役◆
「ペトルーシュカ」
振付:ミハイル・フォーキン 音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
ペトルーシュカ: ウラジーミル・マラーホフ
バレリーナ: 川島麻実子
ムーア人: 森川茉央
シャルラタン: 高岸直樹 ほか
「スプリング・アンド・フォール」
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:アントニン・ドヴォルザーク
沖香菜子 - 梅澤紘貴
村上美香、吉川留衣、岸本夏未、矢島まい、河合眞里、三雲友里加
岡崎隼也、森川茉央、安田俊介、杉山優一、永田雄大、吉田蓮、原田祥博、岸本秀雄、入戸野伊織
「オネーギン」より第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・クランコ 音楽:P.I. チャイコフスキー
オネーギン: マニュエル・ルグリ
タチヤーナ: 吉岡美佳
「ラ・バヤデール」より"影の王国"
振付:ナタリア・マカロワ(マリウス・プティパ版による) 音楽:レオン・ミンクス 編曲:ジョン・ランチベリー
ニキヤ: 上野水香
ソロル: 柄本弾
第1ヴァリエーション: 吉川留衣
第2ヴァリエーション: 渡辺理恵
第3ヴァリエーション: 乾友子 ほか
「ボレロ」
振付:モーリス・ベジャール 音楽:モーリス・ラヴェル
シルヴィ・ギエム
森川茉央、杉山優一、永田雄大、岸本秀雄 ほか
指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
ピアノ:菊池裕介(「ペトルーシュカ」)
協力:東京バレエ学校(「ペトルーシュカ」)
◆上演時間◆
【第1部】 15:00-15:50(休憩 20分)
【第2部】 16:10-16:55(休憩 20分)
【第3部】 17:15-18:10 実際の収量は18:30カーテンコールその他で押しますものね。
「バレエの祭典」会員ゆえ、9列目の好位置での観賞。
マラーホフのペトリューシカでスタート。前日、国立新美術館でバレリュス衣装展を見たばかりということもあって色々興味深く、マラーホフも身体を絞ってのご登場でしたが、わたくしの中のベストアクト、ローラン・イレールの印象があまりに強く、軽く前座扱いに(ごめんなさい!)
スプリングアンドフォール、ここでこのところ躍進していると噂の沖さんのセンターをしっかりと。
すごく好みのダンサーでした。聡明そうな輝く瞳、ことさら長身ではないありませんがバランス良い体型で四肢の使い方が伸びやかなので センターで映えますね
若々しいダンサーを堪能した後は超ベテラン。
吉岡さんとルグリ先生のオネーギン。
吉岡さんって、難しいテクニックは回避しつつ美しく省略…というイメージがありますが、あの透明感には抗えない感じがする、実は斉藤さん吉岡さん二択だと必ず吉岡さんの日を選んでいたわたくし
未だに美しいという驚異、そしてルグリ先生の先を読みつつのサポートの素晴らしさ!
もちろん、モニクやアイシュバルト様とのようながっぷり4つ感はありませんが、麗しい悲恋にウットリ酔わせて頂きました
第3部はバヤデール影の王国。
あの広いNHKホールの舞台を埋める東京バレエ団コールドの静かに研ぎ澄まされた動きとキレイに揃ったシルエットの美しさ
第一ヴァリ吉川留衣さん第二ヴァリ渡辺理恵さん第三ヴァリ乾さんというわたくし得なソリスト陣でテンション上がったところで
…ソロル弾くん。ニキヤ水香さん。いや、何が悪い訳ではないのです
ソロルはもっと勇壮な雰囲気で高いジャンプでのヴァリを見慣れていたことと、水香さんはニキヤ役者じゃない、というだけで。
感心しながらも微妙な心持ちになったところでトリのボレロ。
シャープな筋肉質な長身
オレンジのロングヘア。見慣れた姿のギエムに来年引退なんてしなくても良いのに…とオペラを覗くと、ほぼノーメイクの彼女の目の下口の脇…。歳月は確実に刻まれているのだなと納得。
シンプルな肌色のキャミに黒のレギンス。ノ―メイク。豊かな燃える色の髪だけが装飾的で、他をそぎ落とした究極のミニマリズム。
そして、今夜のギエムのボレロ、最高でした。今まで、身体がきくせいか、やや走り気味で風の精のようなメロディーだなあと思うことが多かったのですが、なんといいますか、手首の角度、一振り毎にキッカリ五センチずつ高くなっていく脚の軌跡まで 一つ一つのムーブメントが空間に刻み込まれていくような、そして後半、リズムの男性陣一人一人の目を見つめてまとめ上げていく様は、ここに来て 更に新しいギエム、でした
圧巻。
何度も繰り返されるカーテンコール。最後はすでにスーツ姿のルグリ、舞台衣装姿の東バ団員ら本日の出演者も全員舞台上に現れて。
そのセンターでいつものように無邪気に破顔するギエムの姿に向けてただただ拍手を送り続ける、わたくしを含めた観客たち。。。。
このような素晴らしいゲストたちと50年かけて育んできた信頼のきずながこれからも続いていきますようにと祈ったことでした。