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お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

吉田都がKバレエに移籍!

2006-08-28 01:45:15 | BALLET
25日、仕事でPCを使っていたら気になる記事が・・・。
「吉田都移籍」



英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルダンサー、吉田都さん(40)が熊川哲也(34)の主催するK-Barretカンパニーに移籍、とのこと。

彼女の「くるみ割り人形」のコンペイトウの精は絶品!!
もとボリショイ・ダンサーのイレク・ムハメドフとの映像がありますが、最後を飾る15分ほどのグラン・パ・ド・ドゥを観るとその神々しさと素晴らしさにいつ観ても涙が頬を伝うほど・・・。

バレエ・ダンサーとしては小柄。
日本人の中に居ればスラリとした手足の長いスタイルの良い可愛らしい女性ではありますが、欧米のバレエダンサーの中では平面的な顔立ちや決して長くはない手足など、ディスアドバンテージは多いのですが・・・。
踊りの質の高さとなんともいえない存在感・・・優雅さ、つつましやかな品格、これみよがしでない素晴らしいテクニック。正確で端正な踊り、高い音楽性、で圧倒されてしまいます。
日本人女性の内面的な美しさを体現したような存在感は、他の日本人ダンサーにも見られない彼女だけの領域。
ロイヤル・バレエの総裁モニカ・メイスン女史も、「クラシックダンサーとして一流で、英国バレエの伝統であるリリシズムを体現できる存在」と絶賛。

この夏も、ちょうどバレフェスと重なる時期に新国劇場でスターダンサーズバレエ団とピーター・ライト版の「くるみ割り人形」で2日客演したのですが、それを観た友人が、「長いバレエ鑑賞人生の決定版といえる舞台を観てしまった・・・」と言ったほどのGreatPerformanceだったそう。
(バレフェスに現をぬかして見逃してしまったわたくし・・・)

ロイヤルバレエで出演予定の演目はどこまでフォローされるのか、Kバレエではいつどの作品からお目見えするのか、具体的なスケジュールが気になるところですが、KバレエのHPによると、8月31日に記者会見、9月1日に正式発表とのこと。またひとつ、フォローすべきバレエ公演が増えました。
嬉しい悲鳴です。





MINX「花帯の会」③

2006-08-21 03:07:26 | きもの
わたくしの帯はヤフオクで熱く(笑)競り落とした大正ロマンもの。
薄ピンク地にピンクと黒の薔薇帯。葉の部分が銀とグリーンのメタリックになっているものですが、黒薔薇の柄あわせが奇跡的に上手くいったのでご満悦 でも、実は帯締めの締め方が甘く(いつもなの・・・)リッチーさんに直していただいたのでまともな形のお太鼓になっておりますの(^^;)
リッチーさん、ありがとうございました!



着物は、水色の絽を着ようと思っていたのですが、空模様が怪しかったので、2年前に買ってそのままだった風香のポリの紅梅織を初おろし。ロブションの内装の色ともリンクするし、丁度良いかも!との思いつきコーディネート。今日は着物も帯もお嬢系(?)でございました

遅めスタートのランチとはいえ、夕刻までおしゃべりに興じてしまいました!
皆様楽しいひと時をありがとうございます 次回は白金あたりで池田さんを覗いて見ましょうか?(宮本さんの帯が気になっているらしい・・・



MINX「花帯の会」②

2006-08-21 02:32:05 | きもの

この日のメンバーは・・・。
センターで中腰になってくださっているのが、パ-ソナルスタイリストのしずかさん、同じく中腰になってくださっている右の方はほのかさん。ウエストに大きなコサージュをつけて花のコーディネート。今回、お着物は花帯がドレスコードでしたが、お洋服の方はどこかにお花を・・・とお願いしていたのです。
後列左から、わたくしの隣、ワインカラーの薔薇のコサージュがシックな華やぎを醸し出していたスハースさん。爽やかな白地にブルーの柄の帯に藍の小千谷縮、お茶をなさっているだけあって着馴れた風情のリッチーさん。YOKOMORIさん。宮古上布に池田でお求めの江戸時代の小袖を切り嵌めた凝った帯の宮本さん。お仕事を終えての途中参加でもしっかりお着物姿、お気に入りの夏紬とアザミ帯のmiwaさん



素敵な花帯のご紹介です
左はYOKOMORIさんのピンクに”とぼけた風情の”シンプルなお花柄の帯。
伸びやかで素敵な柄行きですね。「お婆キモノにお嬢帯」と称していらっしゃいましたが、絶妙なバランス感覚。
右は宮本さん。目黒の池田で(この会の為に!)お求めの、珍しい切り嵌め。刺繍がとても緻密で美しく、アンティークならではの良い帯を見せていただきました。前回の夏着物の会で麻のドット帯と合わせていらしたのとはまた違った雰囲気で、宮古上布のキャパの広さと宮本さんのセンスに感じ入ったことでした。



お洋服の方も全身で・・・。皆様、それぞれ凝ったコーディネートでお着物に負けていませんね!


MINX夏着物「花帯の会」♪

2006-08-21 02:03:53 | きもの
20日の日曜日、夏着物をお洒落に着こなすチャンスを・・・と
ドレスコードを「花の帯」に決めて、恵比寿の「ラ・ターブル・ド・ジョエル・ロブション」にお洒落友達8名が集いました♪



紫の内装が賛否両論のこのレストラン、夏には涼しげで良いのでは・・・と選んでみましたが、8名と言うこともあって中央のテーブルを陣取ったわたくしたち。お洒落な装いが映えて皆様素敵でした!
溶け込んでいる(保護色?)わたくし。
生憎、湿度の高い小雨交じりの天候でしたが、まずはシャンパーニュで乾杯!



本日のSpecialGuestはデザイナーの横森美奈子さん。「きものサロン」の「お散歩着」などでも素敵で斬新な着物道を提案されていますが、自らのHPでご披露くださっている日常の着姿がいつも素敵な方。
今日は渋いミントグリーンの万筋のポリのお着物に同系の絽の半衿。細い縦縞と横縞になってスッキリ洒落た襟元。このお写真ですと見づらいですが、帯締めも微妙に色味が異なるショッキングピンクの細いものを2本取りで使っていらして細い縞のお着物の印象を強めています。



 こちらは前菜の帆立のポアレ。ガスパチョを選ばれた方も多く、ともにヒンヤリとして外の暑さを忘れさせてくれます。

デザートのペッシュのグラニテ。ミントの香りが爽やか。



プライスコレクション☆美人画編

2006-08-20 01:45:27 | ART
他にも眼を喜ばせる美しい作品が色々と・・・。


暑い夏に見るとヒンヤリと心静まる雪中図
これは磯田湖龍斎の「雪中美人図」(部分)。襟元袂の紅色が効いていますね!

ヒンヤリシリーズ其の二。
葛蛇玉の「雪中松に兎・梅に鶴図屏風」(部分)。
これは薄墨の雪景色にモノトーンのコントラストを見せる対の屏風画。



華やかな花魁道中は春の桜の花の中で・・・
「桜花花魁図扇面」は歌川国貞。国貞の名が、かむろの手にする文に認められているのが粋。



この上なく優美で洗練された勝山春章の「二美人図」



今の季節なら、山口素絢の「美人に犬図」
犬もまとわりつきたくなるような色っぽい美女。動きのある袂の表現と、絽の着物に透ける赤い襦袢が艶麗ですね。

他にも面白い作品が目白押し。
「正統派絵画」「京の画家」「エキセントリック」「江戸の画家」「江戸琳派」と5つにカテゴライズされており、最後の一室では、照明の変化によって画面にどのような変化が生ずるか、という実験的な面白い展示が。
松に鶴の図で、光が強まるにつれ(朝の光か)鶴が正に飛びたたんとしているかのように見えたり、金地銀地の屏風では華やかに輝きを増したり・・・。実際、複雑かつデリケートな光の日本家屋の中で様々な時刻に鑑賞されたであろう作品の、当時の姿を思い起こさせる優れた演出だったかと。