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ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート2011

2011-01-10 09:57:53 | MUSIC
明けましておめでとうございます

今年のブログ記事もこのTOPICから始めたいと思います
ウィーンフィルのニューイヤーコンサート。ウィーン楽友協会大ホールから、今年も1月1日にNHK教育で生中継がありました。



注目の指揮者はフランツ・ウェルザー=メスト。
ロンドンフィル、チューリッヒ歌劇場などで振ってきた、カラヤン以来の(ニューイヤーコンサートでは)オーストリア出身の実力派の若手。50才。
ウィーン国立歌劇場の芸術総監督に就任したこともあり、地元の期待も高かったのではないでしょうか。
”ウィーン訛り”には通じているということで、ヨハン・シュトラウスのワルツは、お手のもの、といったところ?だったのか、安定した指揮ぶりでした。

逆に、ここしばらくは巨匠の個性豊かな演奏が続いていたので、”普通の”シュトラウスは、大変心地良くはあるものの、流麗すぎて引っかかりがなく・・・。
唯一、生誕200年ということでプログラムに加えられたリストのメフィスト・ワルツはさすがに楽曲自体が凝った造りゆえ・・・という理由で印象に残りました^^;

ラインナップは以下の通り。

指揮:フランツ・ウェルザー・メスト
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

《プログラム》

-1部-

騎兵行進曲 作品428(ヨハン・シュトラウス)

ワルツ「ドナウ川の乙女」作品427(ヨハン・シュトラウス)

アマゾン・ポルカ 作品9(ヨハン・シュトラウス)

デビュー・カドリーユ 作品2(ヨハン・シュトラウス)

ワルツ「シェーンブルンの人々」作品200(ヨーゼフ・ランナー)

ポルカ「勇敢に進め!」作品432(ヨハン・シュトラウス)


-2部-

喜歌劇「騎士パスマン」からチャールダーシュ(ヨハン・シュトラウス)

ワルツ「別れの叫び」作品179(ヨハン・シュトラウス)

リストの主題による「狂乱のギャロップ」作品114(ヨハン・シュトラウス父)

メフィスト・ワルツ 第1番(フランツ・リスト)

ポルカ・マズルカ「遠方から」作品270(ヨーゼフ・シュトラウス)

スペイン行進曲 作品433(ヨハン・シュトラウス)

バレエ音楽「イベリアの真珠」から ロマの踊り(ヨーゼフ・ヘルメスベルガー)

カチューチャ・ギャロップ 作品97(ヨハン・シュトラウス父)

ワルツ「わが人生は愛と喜び」作品263(ヨーゼフ・シュトラウス)

―アンコール―

ポルカ 急行列車 作品112 (エドゥアルト・シュトラウス)
ワルツ 「美しく青きドナウ」 作品314 (ヨハン・シュトラウスⅡ)
「ラデツキー行進曲」 作品228 (ヨハン・シュトラウスⅠ)

毎年テーマを変えて、豪華に飾りつけられている様が楽しみな、会場のお花ですが、
今回はピンク系がテーマカラーということで白~ピンク中心に、ところどころに配されたグリーンがフレッシュな春らしいアレンジメントでした。

あと、楽しみ、といえば、なんといってもウィーン国立バレエ団による、ワルツ!!
しばらく、マラーホフが芸術監督を務めていた頃は、彼自身が出演したり、ABTのスターダンサーがゲストで出たり・・・というサプライズがあったので、今回、パリ・オペラ座出身のマニュエル・ルグリ(先生)がどう演出してくるか・・・とわくわくしていたのですが。
事前の情報では、現役エトワールダンサーにして振付家としての活躍も目立つ、ジョゼ・マルティネスが振付をおこなう、と聞いていたのですが、始まって見ると、クレジットに、振付・ジャン・ギョーム・バール、と。
きゃー、ジャン・ギ―(と、なぜかコーフン^^;)
端正でクラシカルな彼の振付で踊る、ウィーンの美形揃いのバレエ・ダンサーたち・・・



これはこれで、大変に眼福なシークエンス。
初春から良いものを観られて幸せです。
最後の美しき青きドナウでは、バレエ学校の生徒たちが初々しい姿で出演。
男の子の一人が、女の子たちに囲まれて、クラッと倒れる真似をしたり、可愛い演出も
最後、会場入りもしていました^^



最後になりましたが、今年も、ジャンルを超えて自由に語って参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます




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