marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(181回目)ローマ人への手紙(第1章8節から15節)

2016-11-19 19:04:58 | 日記
◆ローマ訪問の願い◆
かっこえぇのでもう一度、パウロさんの気質を著しているような像の写真を掲載する。パウロはこんなイメージなのです。 
      (ローマのサン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ教会の前の聖パウロ像)
コリントの教会はパウロが建てた教会である。ローマはすべての道はローマにつづくと言われていた大都会でした。今まで行ったことがないローマにパウロは何度も訪問したいと願っていたと。ところで、一度も行ったことがないローマになぜ、あなたがたの信仰が全世界に言い伝えられていることに感謝しているというのだろう。それから推察にするに僕らが今考えられる以上に、人の交流の行き来が盛んだったのですね。だから、天下のエルサレムとの交流はたいそうあったのだ。
◆僕はいつも壮大な神の計画のようなもの感じてしまう。神のことを全世界に知らしめるべく、その地で礼拝を捧げる選ばれし民の離散。旧約時代、イスラエルの12部族は離散の羽目にあう。世界史で習うバビロン(BC598,BC587)で失われた10部族の離散、どこへ行ったのか旧約の民。そして、イエス昇天後のステパノの殉教によるキリスト者の迫害、離散。ほんとうに広くこの世界は天地創造の唯一の我等の神が造られたのだと彼らは怖れず世界へ出て行ったのです。そこでシナゴークを作り礼拝を捧げた。当然、異邦の民もいたわけだからそれらは唯一の神の感化を受けて混然一体となった社会に神の民は生活を営むようになる。そして、顔立ちや風習や伝統も当然言葉もその根は残しつつも少しづつ変わっていく。ユダヤ人は今も失われた部族を探しているのだと。当然、日本にも。特に日本は神社の造りや風習、地方の言われ、民謡などのかけ声などこじつけがましいがヘブル語らしきものが残っていると。
◇日本の国民は特殊なように思うよ。仕事で海外出張に行って帰ってくると本当に日本人は優秀だと思う。まだ、組織面が弱いけどね。戦争に負けた真の原因がまだ分かっていない。だから現に今も、三●自動車の会長にカルロス・ゴーンさんがなるわけよ。彼の故郷はレバノンにさかのぼる。彼は宣教師からの教え、旧約の民の合理性に大きく影響を受けたようですね(・・・と脱線しはじめたのでやめます)。もとい
◆世の終わりにわたし(神)はエルサレムに集めるというようなことを言われているからね。だから、バルフォア宣言によってイスラエル国が1984年に誕生したときはそれはそれは大変な事件だった。今のパレスチナね。こういうことを書くときりがなくなりますからいずれ。
◆ヨハネで学んできたイエスが「その時が来た」と言われた時とは、いつであったかを思い起こしてみるとそれは、ギリシャ人がイエスに会いに来た時であった。つまり、イエスは失われた羊のところへと来られたわけであるが、すでに壮大な将来を見据えての父のからの使命の成就にこの世に来られたわけであるということが理解されてくるのです。パウロは言います。
◇「(1:14)わたしは、ギリシャ人にも未開の人にも、知恵のある人にもない人にも、果たすべき責任があります。(1:15)それで、ローマにいるあなた方にも、ぜひ福音を告げ知らせたいのです。」
もう一度書くとローマに信仰が全世界に言い伝えられていると言いつつ(1:8)、パウロが 是非、福音を告げ知らせたいといっている(1:15)訳は、まさにすべての道はローマに続くが故に、ローマでイエスの言葉がしっかり定着すれば、つまりイエスの十字架の意味を知り、自分の言葉でイエスと会話でき(祈りができ)、信仰の告白ができる人が、その人々の群れが一つでもしっかりできれば、それは逆にローマに続くすべての道から全世界に出て行くであろうと確信していたからなのです。だから、この論文めいた手紙が書かれたのです。そして、今も全世界の人に影響を与えているのです。・・・ Ω