marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(166回目)哲学・思想もジャンルにも登録したよⅩ

2016-11-02 20:36:06 | 日記
◆世界のベストセラー聖書を読む◆
なんと言っても新約聖書で手紙を書いたパウロさんだね。とにかくすごいバイタリティー、彼の手紙を読んでいると”イエスの霊が”と彼は言うだろうけれどまあ元気が出てくる。それから時代はくだり、それはもうたくさんの哲学や神学のお偉いさんが出てくるけど、なんといってもまずはアウグスティヌスさんです。それからルターさんだな。それからカルヴァンさんです。いろいろネットでは検索もできるし、かしこまってしまうなやっぱね。そんで前にも載せた教科書のルターさんとカルヴァンさんのお写真を載せる。                             
東京神学大学の学長さんのお部屋にはルターさんのお顔の絵が掛けられ、すらりとしたカルヴァンさんの70CMほどの立像が置かれているの。んで、机の背後には植村正久先生の”世界にイエスを伝えるぞ”というような文言の大きな掛け軸がかけられているんだ。とにかく来年は宗教改革500年だからね。これ書いておく。
◆僕らは正直、そのまま読んでも説明がないとイエスの言葉は分からない。けれど、ユダヤ人は先祖伝来のパラダイスから天地を創造された神の長い長い歴史があった訳で、天地創造来、救い主が地上に送られると暗示される記事が創世記にすでに出ているのだね。しかも言葉だけではない、ユダヤ人はそれはそれは大変辛辣な歴史を経てきて身にしみこまされているのだね。神は歴史の中に生きている。我らもどこぞに行くわけではないから、この空間を占めて今までの僕のご先祖様は、今の僕の遺伝子の一部を形成するために大変な歴史を歩んできたのであろうと思うな。聖書は次のような考えを形成する。つまり表の目に見える歴史だけではなく、目に見える陽のもとの氷山の一角だけではなく九割方水の下にあるしかも常に変わらぬ重心があることを感じて生きてきたのだ(いるのだ)。それが、今や神のひとり子が現れて、永遠の命か永遠の滅びかをあらわにされたという。少なくともその選択枝は我らに提示されたのだ。イエスの誕生です。よく神学では言われる”終わりの始まり”が開示されたのです。
◇いいですか・・・と力むけれど・・・全世界の人々に対してですよ。分からん人はどうするの? 大丈夫、それがパウロさんお手紙に出てくるし、イエスの誕生を待ちに待ってやっと安らか死ねるというシメオンという老人の話にも暗示されて出てくるのです。それが、世界に光をもたらしたキリスト教が世界宗教になった基点になっているのですね。・・・われら自分の言葉でイエスと語るべし。
◆ルカによる福音書第2章25節~32節「その時、エルサレムにシメオンという名の人がいた。この人は正しい信仰深い人で、イスラエルの慰められるのを待ち望んでいた。また、聖霊が彼に宿っていた。そして主のつかわす救い主に会うまでは死ぬことがないと、聖霊の示しを受けていた。この人が御霊(みたま)に感じて宮にはいった。すると律法に定めてあることを行うため、両親もその子イエスを連れてはいってきたので、シメオンは幼な子を腕に抱き、神を褒め称えて言った。
◇「主よ、今こそ、あなたはみ言葉のとおりにこの僕(しもべ)を安らかに去らせてくださいます。わたしの目があなたの救いを見たのですから。この救いはあなたが万民のまえにお備えになったもので、異邦人を照らす啓示の光、み民イスラエルの栄光であります」。
◇天になすごとく地にもなさせたまえ・・主の祈りのこの箇所は、神と語る我らがその言葉を獲得し、この滅び行く地上に神の国の少なくともそのわずかばかりの成果を委託するための言葉を我らに与え、それが神学や哲学、そして人権などの言葉が形成されてきたものではないかと僕は思わされているのです。・・・Ω