記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

閉館最終日、福岡ビルを探検し絶景を記録

2019年04月02日 17時48分08秒 | 福博まちの記憶

3月31日(日)は福岡ビル最後の営業日でした。担当したさよなら福ビルトーク「まち × 福ビル」の前に、建築家の松岡恭子さんらと改めてのビル内を探検。天神交差点角に立つ福岡ビル、上階からの景色は絶景のオンパレードでテンションMAXです!

普段は入れない場所を含めて巡り、最後の記録撮影を兼ねて貴重な機会をいただきました。無理いってお願いし、屋上に立つにしてつバス・電車への無線アンテナ塔の真下にも行きました。

一年後には同じく閉館となる天神コアの屋上を望む。あと一年、天神コア屋上を含めて色々やってみたいことが思い浮かびます。過去の記録・記憶を辿る準備はすでに始めました。

まさに、福岡ビルからの景観だけで「天神絶景写真集」ができそうな勢いです。

閉館にともなう引っ越しもほぼ終わり、かつて様々なイベントが行われたホールや結婚式場、さらに初代のビアガーデン、レストラン跡など時代に応じて使用用途が変化したビル内のすべての設備に「天神のランドマーク」としての痕跡が遺っていました。

建築やデザインの視点から観ただけでも印象深いものばかり。これが本当に解体されて跡形も無くなるのか、と思うと残念な気持ちが増します。フロアごとに異なる産地の大理石が使われたエレベータホール、57年を経ても竣工当時の美しさを保っている各建材を観るにつけて、再開発で誕生する新しいビルにも再利用してもらいたいと思ってしまいます。

天神交差点を見下ろす景観、これも想像以上の絶景でずっと観ていても飽きません。新しいビルにもぜひ、気軽に都市景観を楽しめる展望スペースが生まれることを期待します。

14時からのトークには松岡さんも飛び入り参加いただき、用意した椅子が足りなくなり補充するほどたくさんの方にお集まりいただき、最後の記念イベントを無事に終了できました。トーク終了後も、福ビルに名残惜しさを感じた方々はなかなか帰らず。

記念フォトブックは現在、天神きらめき通り地下(福岡三越入口)に移転した文具「とうじ」さん店頭で発売中です。

記念フォトブック「福ビルと天神の60年〜さよなら福岡ビル・再開発記念フォトグラフ」通販も開始!

ご縁をいただき最後の一年は福ビルの西鉄本社へ週3日通う日々を過ごし、さよなら展示やイベントも担当できて貴重な経験でした。福岡ビルさん、57年間お疲れ様でした。

 

LOVE FM 76.1MHz 新番組「JAL九州歴史ロマン街道」第1クール終了。2019年4月より第2クール開始。

ふくおか喫茶店文化史(1)マッチラベルと広告

新刊Vol.23「にしてつ電車2018歴代ラッピング電車」等フォトブックシリーズ全25冊

にしてつWebミュージアム(企画構成を担当)

アーカイブ画像ライブラリー(アンティーク絵葉書に観る懐かしの風景・町並みアーカイブス)

KBC「栄光の西鉄ライオンズ」DVD紹介の特設ページ(企画構成・台本・監修を担当)


人気ブログランキングへ

「伝説の西鉄ライオンズ」筆者の直販サイト

北島寛「街角の記憶~昭和30年代の福岡・博多」

美しき九州~「大正広重」吉田初三郎の世界

※掲載している文章・写真画像の無断転載・使用はご遠慮ください。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 閉館する福岡ビルで、福ビル... | トップ | 新元号発表にちなみ、大伴旅... »
最新の画像もっと見る

福博まちの記憶」カテゴリの最新記事