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記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

初詣の前に美術館へ

2015年01月08日 00時39分15秒 | Weblog
初詣、まだ行ってません
参拝客が落ち着いた頃をねらって訪れる予定だ

年末、パリ写真学校のIdaとの写真をFacebookにアップしたのを見て、急遽台湾から日本に駆けつけてくれた友人Adelaideと兼ねてから気になっていた写真展に行ってきた
せっかくなので、気になる写真展があれば是非とも一緒に行きたかったのだ

場所は東京国立近代美術館である。
写真家の奈良原一高さんは、以前テレビか何かで彼の作風を知り、ぜひとも本物の作品を見てみたいと思っていた方。
もちろんモノクロ写真だ。

展示は写真展だけでなく、所蔵作品展も見ることが出来る。これで430円はお得日本は美術館の入館料が高いイメージだもん
所蔵作品では大好きな藤田嗣治さんの作風の異なる初めて見る作品がいくつかあり、また、写真家のウジェーヌ・アジェさんの作品まであって2倍、いや3倍おいしい

所蔵作品展の一角に、見覚えのあるモノクロのフォルムを見つけた
奈良原一高さんが撮影した軍艦島だ
びっくりした。だって、つい最近軍艦島を知り、訪ねてみたい場所のひとつになったばかり。その軍艦島、実際に人々が生活していた時代の写真を撮影していたなんて感動で胸がいっぱいになった。いつもの都合のいい解釈を打ち明けると、まるで奈良原一高さんが私を軍艦島に導いているような気がしてならない
友人にこの島にいつか行きたいんだと伝えたら、私も行きたいと言った。写真家にとって、実に魅力ある場所なのだ。


じっくりと展示作品を見るには3時間あっても足りない位実際、見切らない内に閉館時間になってしまい、慌ててミュージアムショップに駆け込んだほど
まあ、一番見たかった写真展は見たので後悔してないけど

三が日に美術館に訪れたのは初めて。でも意外と見に来ているひと、結構いました
混雑はしていず、ゆったり自分のペースで鑑賞するにはちょうどいい。
日本人だけでなく、外国人の方も少なくなかった。

なんかいいね
こんなお正月の過ごし方アタマの中がリフレッシュする。
新年早々芸術に触れるなんて素晴らしい試み

芸術は理解するものじゃなくて、肌、もっと言うと細胞単位で感じるもの。解説者の話を聴くのも決して悪くないけど、作家本人のコトバじゃないし、正解なんてない。論理的思考がさっぱりな私は、理屈なんてどうだっていいのだ。直感で受け取りたい
人それぞれ違った解釈でかまわない。まったく理解不能な作品もたまにはあるけど、吸い込まれそうな作品にもめぐり逢えることがある。

今回はたまたまこの時期に友人が日本を訪れていたから美術館を選んだんだけど、是非とも毎年のイベントに加えたい


ブランコがあるのわかる?しかしこのアングル、どう見ても船だよね。





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