小さな日記

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家族の中で

2007年10月05日 | Weblog
「人々は忙しすぎます。何かに夢中で時間がなくて微笑みを交わす暇さえありません。食べ物に飢えたひとならば食べ物を与えればその飢えは満たせます。けれど心の飢えは、もっと深刻なのです。愛への激しい飢え、誰もがその苦痛や孤独を経験します。家族の中にもいるかもしれない「飢えた人々」を見出し、愛し、愛を行いに移すのです。おこなってこそ、愛なのです」~マザー・テレサ~


近頃、家族間の犯罪が多い。愛を行うどころか、虐待、暴行、強奪と枚挙に暇がない。そこに至る前に、家族の中の飢えがあったに違いない。飢えを満たしてもらえなかった恨みが家族間の犯罪を残虐にするゆえんではないかと思う。

他人にはあふれんばかりの笑みと優しいまなざしと明るい声音のひとが、家族に対しては恐ろしく冷たい声でおざなりなので、びっくりさせられることがある。身内意識がそうさせるのだろうが、自戒したいことだ。家族に話しかけられたら、自分のしていることを離れて、体を向き直り、目を見て答えるようにしようと努めている。できない時は、待ってもらう。

マザーが言うように、何かに夢中だと、自分には快楽だったり、効率がよいことだけれど、ひとに心を向けられない。向き合って心を交わしたと実感できる時間を積み重ねていくことでしか、心の飢えは満たされないのではないかと思う。

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