小さな日記

ワンクリック募金 毎日クリック!
http://clickbokin.ekokoro.jp/

想像

2008年07月28日 | Weblog
災害にあったことがないわたしだが、テレビの映像で惨事は見ている。大変だろうと想像はしていたが、今回の断水で、想像が及ばなかったさまざまなことを経験した。我が家の不便は、たいしたものではない。近くに母が住むから、お風呂も洗濯も借りた。電気があるから、エレベーターが動く。それでも、水道がない生活は想像とは違った。これが、天災で電気、ガス、水道が止まり、近隣の店もなにもかもない状態は、どんなだろう。想像など、及ばないものだとつくづく思った。

隣人のすばやい行動で断水生活は、ずいぶん楽になった。駐輪場の水道に二つの蛇口とパイプをつけてくださった方がいた。ポリタンクをたくさん持っている方が必要なひとに貸してくださった。お向かいの99ショップでトイレを使わせてもらえるように話してくださる方がいた。みんな、役目ではなく、自発的にしてくださったことで、そういうことが心をはずませた。

朝、工事の方が貼り紙をした。「夕方6時には水道が使えるようにするつもりです」けれど、難航して、方法を変えたのか、夜中に廊下にパイプが並んだ。全戸に応急の排水管を夜を徹してとりつける模様。中高年の工事の方たちは、家で帰りを待つ家族もいることだろうと思うと、申し訳なくありがたく、大変なお仕事だと感服している。修復しても、住民は夢の中、お礼の声をかけることもできない。

断水で、もっともっと節水できることがわかった。山に降った雨が長い旅をして我が家まで来てくれる。一滴一滴、ありがとうと言って使わなくてはね。