小さな日記

ワンクリック募金 毎日クリック!
http://clickbokin.ekokoro.jp/

mono もの、物

2008年07月11日 | Weblog
佐藤初女さんは食べ物をものではなく、命として扱うとおっしゃった。ヒューレン博士は、椅子や部屋にも挨拶し、話しかける。座っていいか、はいっていいか、許しを請う。物に染み付いた記憶を自分の中でクリーニングするのだ。

そうやって出会うもの触れるもの全てに心を向けることが、今を生きることかもしれない。そういえば、心をこめるキャンペーンで、食器洗いに心を込めたら、食器が息づいたように輝いて見えたことは感動だった。洗濯物干しの棹にも、ちゃんと敬意と感謝を払うべきだった。

そういう生活をしていると、毎瞬毎瞬、することがある。退屈する暇もなく、退屈をさびしいとか、つまらないという心情に置き換えているひとには特に薦めたい。

わたしは、物が製品化する前の姿、生活(?)を想像して話しかけてみる。本だったら、木。陶器だったら土。「あなたは何処の山の木(土)だったんでしょうか?」とか。ドキっとしたのは、水。水道の水も、何処かの山から流れてきたんだと気付いたら、本当にご苦労様と思った。