小さな日記

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身がまま整体~整体カレンダー

2010年01月11日 | 
道場に行って、敬子さんの整体。連れ合い、息子も一緒に。片山洋次郎さんの最新刊が、アマゾンでも売り切れ。譲っていただいた。この本「整体カレンダー」は、6年もかけて書かれたそうだ。月ごとの体の変化、実践することを、詳細にわかりやすく説明されてあって、とってもお奨め。

帰りに友人夫婦と待ち合わせて新年宴会。体はすっきり、心は楽しく。ありがたいこと!

「なんでわかってくれないの!」と思ったときに読む本

2009年12月15日 | 
トーマ・ダンサンブール著 紀伊国屋書店

非暴力コミュニケーションの日本のサイトで唯一推薦されていたので、読んでみた。著者はベルギーの弁護士で、世界各国でのカウンセリング活動をしていて、豊富な実例を詳細に書きながら、非暴力コミュニケーションとはどういうことか、説明している。

ここで言う暴力は、肉体的物理的なものではなく、心の奥の暴力的動きだ。巧妙に、自分自身にも気づかせずに、他人をあやつろうとする心の動きの原因は、自分の欲求を自覚していないせいだったりして興味深い。つまり、自分を思いやれないと、他人も思いやれないということ。

エピソードで印象的なのは、アフリカのある村で往復1日かかって水汲みしていたのを見かねてヨーロッパのNGOが井戸を掘った。数ヶ月して行ってみると、井戸が使われていない。どうしてか聞くと、長老は答えた。「この井戸は、村を駄目にする。確かにみんな、楽に水が汲めるが、その後すぐに家にこもって、他人の陰口をたたくだけだ。遠くにみんなで水汲みに行くと、その長い時間に、村人みんながいろんなことを話していろんな問題が解決し、仲良くなる」

効率優先と思って便利にしても、結局団結もなく意思疎通もないグループになっては、効率も悪くなるということか。

自分にやさしくする整体

2009年08月08日 | 
身がまま整体ワークショップの日。片山洋次郎先生の新刊が出た。さっそく買った。今回は、自分ひとりで体調をよくする整体。誰にでもお勧めしたい。

さまざまな体調不良への対処法が載っていて、短文、図入りで読みやすい本。
そして、ときどき、こんなことも書いてあるので、わたしはニコニコしてしまう。
「絶望は絶望的状況から生まれるのではない。固まって身動きのとれない身体から生まれる。不安は不安な環境から生まれるのではない。胸の硬直から生まれる。独りだから孤独なのではない。骨盤底の硬直から孤独は生まれる」160頁
「整体はパンクです アート以前の衝動」22頁

片山整体を知ると、そよ風をいち早く感じます。ひとの吐息に気づきます。躍動の繊細さに驚きます。そして、黙々と反応し変化し生き続けている自分の体に感謝の念が湧いてきます。体はいつも元気になろう、生き続けようと努めています。疲れた体を心で鞭打って元気になろうとするよりも、元気になろうとしている体に寄り添う心を養いたいと思うようになりました。

筑摩書房から。1400円。

チエちゃんと私

2009年05月03日 | 
昼下がり、ふと気づくと息子がわたしのベッドで昼寝。静かな午後の読書と洒落こもうと、わたしも息子のベッドに寝転び、窓からの心地よい風と陽光で本を読んだ。

よしもとばななさんの「チエちゃんと私」 ばななさんは、深い内容をあっさりと簡単にあちこちに散りばめる。そうか、こんなに簡単なことばで言えることなのか、と、いつも感嘆する。アラフォーの「私」と従姉妹のチエちゃんの同居生活を「私」が淡々と綴っているが、冷静にその現実を映像化してみると、よくある都会の質素な生活。森茉莉さんの「贅沢貧乏」の、現代版のように感じた。

5月の風吹くベッドで自然光で読むにふさわしい心がぬくぬくする作品だった。

あたしのなかの魔法

2009年02月11日 | 
ジャスティーン・ラーバレスティアの3部作「magic of madness」の待ちに待った最終巻。ハヤカワ文庫FTラー3-3

この展開には驚いた。
登場する16歳前後の少年少女たちには、誰一人信頼できる大人がいない。嘘をついていないか、自分のエネルギーを奪われないかと、必死に自分を守る方法を探していくのがこの物語の冒険だ。
手放すこと、輝きを諦めること、月並みを受け入れること、主人公が選択したのは、日本人が弥生時代から固執してきた上昇志向でもある。
オーストラリアからこういう思想が発信されたことに、希望が湧く。

生き延びるためにはなにをしてもいいと暴力をふるうひとたちに読ませたい。
貪欲から逃れるために主人公は決断した。
貪欲とは、悪いこと、醜いことへの固執だけではないのだ。正義、真実、美、公正、健康、平和、それら、良いことへの貪欲すら、子どもたちを、世界を、犯し、奪っていることを、直視しなくてはいけない。


英語対訳で読む日本の歴史

2009年02月05日 | 
クイズ番組が好きで、よく見るけれど、自分の歴史音痴が恥ずかしい。ざっと総括して日本史がおさまっている本はないかと探していたら、この本に出会った。
英語は平易で短文なので、中学文法で大丈夫。こんな簡単な言い回しでこんなことを伝えるのかと感心することしきり。

大体の歴史はわかっていて、英語の基礎的なことがわかっているひとにお奨め。時々、難しい単語も出てきて、新しいことも覚えられるので、わたしにはけっこう面白い。対訳があるので、いちいち辞書をひかなくていいし、何個か漫画もついていて、吹き出しの会話も英語。日本史がちゃんとはいってるひとには向きませんけど。

実業之日本社じっぴコンパクト 中西康裕監修グレゴリー・パットン監訳 800円

みんなが幸せになるホ・オポノポノ

2008年10月31日 | 
イハレアカラ・ヒューレン博士自身の言葉でつづった、セルフアイデンティティー、ホ・オポノポノの本です。徳間書店。ネットで逸話を知り虜になって、ヒューレン博士の講演を聞き、ずっとホ・オポノポノ生活を続けてます。不思議なことがたくさん起きてきました。現実のからくりが透けて見えるようになりました。自由の質が変わってきました。ホ・オポノポノでは、「記憶を消去するために、人はこの世に生まれてくる」のです。手放し続け、目に入る全てをクリーニングし続けていると、どんなことにも対処できます。というより、解決していくのです。「いつでもどこでも、自分がすることは、クリーニングだけなのだ」と肝に銘じて忘れないようにすることが、目下の課題です。この本は、ヒューレン博士の体験や、ワークショップを受けた方の実話があるので、実践にとても役立ちます。

ホームレスさんこんにちは

2008年10月14日 | 
わたしが少女時代「リボン」や「少女クラブ」の表紙でお馴染みの松島トモ子さん。電気パーマをかけたショートヘアーが印象的で、わたしも頼み込んで同じ髪型にしたことがある。

そのトモ子さんが、思い立って、日比谷公園とニューヨークのホームレスさんたちを取材した本を読んだ。2004年出版だけれど、取材は1999年なので、今とはまた事情が違うかもしれないけれど、誰でも簡単にホームレスになれるのは変わらないだろう。そう、本当に簡単だ。

親戚や友人、家族にまでも、ホームレスであることは知らせたくないひとが多い。そういう気持ちになったら、ホームレスになるのだと思った。身近なひとに、「助けてくれ、なんとかなるまで」と訴えて、枷ができるのがいやなのだろうと思う。ひととの絆をバネにして頑張ろうと思っているうちはホームレスにならないかもしれない。お金ではなくて、心持ちが境界線かもしれない。

こころと脳の対話

2008年08月16日 | 
「こころと脳の対話」という、臨床心理学者河合隼雄さんと、脳科学者茂木健一郎さんの対談の本がおもしろい。

解離性同一性障害の患者さんと話すときに、河合さんは、どの人格が出てきても、どんな症状が出てきても、同じ患者さんとして接するそうだ。アメリカの場合、Aの人格が出てきたら、Aさん、Bの人格が出てきたら、Bさんと呼んで、そのように接する。そうすると、統合しようとすると、どれかの人格を殺さなければならなくなって自殺することもある。また、Aさんと呼ばれれば、期待に沿って、よりAさんらしくふるまおうともする。河合さんは、どんな人格が出てきてもそのひとの本名を呼び、本人として扱う。そして、そのほうが、治癒率が高いのだ。

(病気でなくとも、)いつも、同じふうに自分を扱ってくれるひとは、ありがたいと思う。幼馴染がありがたいのは、そういうところのように思う。こちらの言動に動じて、扱いがコロコロ変わるひととは信頼関係を築くのが難しい。河合さんの接する患者さんは、病名のレッテルは貼られているけれど、健常者の心が濃縮してよく見えるようになっている感じで、なるほどと思う話が満載のわかりやすい本。

悲しみは早馬に乗って

2008年04月23日 | 
本屋さんでドロシー・ギルマンの新刊をみつけた。新刊は必ず読むことにしている作家が数人いて、ギルマンもそのひとり。今回は短編集なので、さっそく外カフェ読んでみる。でも、一遍目で涙がにじんできたので早々家に持ち帰った。集英社文庫

クワイエットルームにようこそ

2007年11月12日 | 
松尾スズキの本を読んだ。今、内田有紀主演で映画がやっていて、その説明をテレビで見て興味をもって本を買ってみた。この作品、芥川賞候補だったそう。現代日本の小説を読むことは滅多にない。

さて、最初から最後まで、金属音鳴り響く中、紙ヤスリで体中の皮膚をこすられ続けた感じである。映画の説明には絶望から再生への14日間と書いてあったので、最後は再生と信じて読み進めたが、わたしにはドグラ・マグラ。主人公が地獄から抜け出たとは到底思えなかった。

でね、アマゾンなどでユーザーレビューを読むと、けっこう可笑しがって笑って読んでるんだよね、みんな。そうか、笑うのか。わたしには笑えなかった。痛いだけだった。読み終わったら、いなばの白ウサギみたいにヒリヒリしてる。それも、死ぬほどの痛みではなく、ただ永遠にヒリヒリと。ぬるいんだ。

にっちもさっちもいかない絶望状態の人間を描いているのに、笑いがこみあげてきて仕方がなかった作品があった。胡桃沢耕治の直木賞受賞作、「黒パン俘虜記」だ。第二次大戦後、ロシアの収容所での食うこと、出すことに難儀する話だ。ここに痛みはあったろうか。痛みを感じる余裕のない現実との向き合い、刻々と時が過ぎていくのと、全くぶれずに過ぎていく人間。

この世こそ、地獄であると、どこかで読んだ。地獄にもいろいろあって、松尾ワールドの地獄は、若い頃わたしも通ってきた地獄なのような気もするし、そうではない気もする。松尾スズキは、とっても人気があるそうだ。そういう日本もある。知らなかった。


求めるのではなく

2007年11月01日 | 
以前ブログに書いた加島祥三さんの「求めない」読めば読むほど、味わい深い。自分の生活の中で、物や家族に「求めない」とつぶやくことは一応できる。けれど、劣化ウラン弾の話を聞いたり、政治や企業の不祥事を知ると、当然のように「生き物の命が輝く世界であってほしい」と求めている自分がいる。

けれど、もしかしたら、もしかしたら、そういう求める気持ちが求めない世界を作っているかもしれないと、ちかごろ感じている。求めるのが正義といわんばかりに傲慢になってはいないか。その傲慢さの反映が、この世界ではないか。

求めるよりも、現実をあるがままに受け入れる中、それでもまだある世界を感謝し、慈しみ愛することが自分のすべきことではないか。
不平や批判を声高に唱えるのではなく、自分がすることをしていくこと。

誰かやどこかにしろと求めるのではなく。思い描く理想の世界に住みたいと求めるのではなく。現実が変わることを求めるのではなく。

タオとコブタ

2007年08月13日 | 
タオのプーさんと対を成す(続編ではない)この本は、原題は「The Te of Piglet 」 Teとは、タオの重要原理のひとつ、徳である。小さくて、こわがりで、慎ましやかなピグレットが具現する徳とは、、、

大きいことはいいことだ!と、グイグイ繁殖、侵略、略奪を続けて成功とか、夢の実現とか浮かれている人類へ、次元の違う方向の可能性を示唆するタオ。

教科書にとりあげて欲しい本です。

ワクワク♪

2007年07月19日 | 
今、夢中になって読んでいるのが、アレグザンダー・マコール・スミスの「NO.1レディーズ探偵社、本日開業」から始まる、南部アフリカ、ボツワナ国唯一の女私立探偵、マ・ラモツエシリーズ。現在6作品発表されているが、日本語訳は3作まで。読み終わるのがもったいなくて惜しいので、家で読むのは禁じて(?)外カフェでだけ読んでいる。4作目は今年末頃翻訳が終わるようだ。

17カ国でベストセラーになって、いよいよ、「イングリッシュ・ペーシェント」の監督アンソニー・ミンゲラが映画化するそうだ。主演がネオソウルシンガー、ジル・スコット、秘書役がドリームガールズのアニカ・ノニ・ローズ。楽しみ、楽しみ♪

ジル・スコットのサマータイム、ゴキゲン!

http://www.youtube.com/watch?v=iCaPno7QChY

グラン・マザー評議会

2007年06月10日 | 
2004年11月、「子孫が生きる地球環境や平和を守りたい」と、アメリカのジェニーヌ・プレバ博士の呼びかけでマヤ族、ホピ・インディアン、アマゾンのジャングルの部族、ネパールの部族、チベットの部族、メキシコのインディオ、北極圏イヌイットなど、伝統ある部族を代表する「長老」「霊的指導者」である、グランマザー=おばあちゃん13人で開かれた会議は、世界各国で毎年2回開かれ、予言や教えをシェアしている。ネイティブ・アメリカンは行動するとき7世代に渡る影響を考えよ、と言われる。メッセージをまとめた本は、「世界を救う13人のおばあちゃんの言葉」(ゴマブックス)
http://www.goma-books.com/archives/2007/05/post_1024.html