ただただ感心・・・そして・・・

　今日はバスで次女と広島へ・・・。　「私の針仕事展」を見に行ってきた。　副題として「布に託したメッセージ」とあったが、各作品の前で「う～ん！！」と唸りながら見てきた。　ただただ感心したひと時。　

　以前、ヨーロッパのどこの国だったかは忘れたが、結構年配の女性が眼鏡をかけて針仕事をする姿をテレビで見たことがある。　古い古い思い出の洋服から布やレース、刺しゅう部分などを切り取り、工夫してひとつの作品を作っていく。　「わあ凄いなあ・・・。　でも思い出をすべての形でとっておくのも大変。　場所も取る。　そうよねえだからほんの少しずつ綺麗なパーツを取って作品にまとめていくんだなあ。」と思って見た。

　昔から「キルト」と言えば「これだ」と思うくらい固定した思いがあったが、今回初めてキルト展を見て、その「発想の自由さ」に驚き、感動した。　「こういうものでなければいけない」と言うような思いが私にはあって、とっつきにくく、なかなか自身ではやろうとは思えなかったのだ。

　でも今回、さまざまな作品を見て、ふと気付いたことがあった。　子供の保育園に持って行かせていたお昼寝の布団カバー、あれに施していた物はまさにこれだと。　あれでいいんだと思えた。

　子供を保育園に通わすにはまだまだ幼く、可哀そうに思って、パンダが竹の葉を食べている姿を縫ってやった。　しかもその布は、亡き母の洋服の生地。　娘が生まれてすぐに他界したため何だか亡くなった母が私の代わりにそばで見守ってくれるんじゃないかと思って・・・そんな思いが込めてあったものだった。　今もってそのカバーを長女は大事にしている。

　「ああこれでいいんだ・・・。」と思えた。

　あれほどの大作も、すばらしい作品も絶対できない。　でも何かの思い、願いが込められている・・・そうした手仕事があるんだと思えた。

　
　また違ったものではお菓子の森をイメージして、お菓子の家や、ケーキ、クッキー、キャンデイーなどが展示されていたり、古布を用いて、明治・大正・昭和初期の裁縫学校の教科書の型紙から、細工物やおもちゃが作って展示してあった。

　気の遠くなるような作品群を見て、「はて、どんな事を思いながら考えながらこの作品はひと針ずつ縫って作られたんだろうか」・・・そんなことを思いながらそれぞれの作品と対峙しながら、別世界に。

　自宅のありとあらゆる思い出の品々を少しずつ整理しながら、何か作り上げれたらと思う。


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やっぱり衣替え・・・

　昨夕から急に寒さを感じて、私は薄い羽毛布団に毛布も準備して床に就いた。　やっぱり大正解。　今朝方はしっかり毛布もかぶり、ちょうどよかった。　10月になり、やはり朝夕一気に温度が下がるのか、日暮れも早く、夕方からは肌寒ささえ感じる。　長袖でいるのが似合う季節になった。

　今日は午後から主人の服を衣替え。　秋から冬への突然の変化にも間に合うように融通のきくものを出しておく。　「まだまだいいよ。」などと言っていても突然遠慮気味に「そろそろ長袖がいいねえ。」などと言ってくる。　季節の変化ごとにその繰り返しだ。　でも毎回思う。　こうやって衣替えをしてあげられる・・・嬉しいことだなあ・・・、幸せなことだなあと。　お互いが健康に過ごしてこられたから、次の季節へ向けての準備ができる。　まだまだたくさんこの機会を与えられますようにとお願いしながら今日も衣替えをした。


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癒されるなあ・・・

　私は漫画は「サザエさん」、キャラクターとしては「キューピー」が大好き。　サザエさんは私のおっちょこちょいなところがそのままで昔からの大ファン。　そしてもう20年くらい前にもなろうか、大好きな尊敬する先輩がサザエさんのファンであったという経緯もある。　職場で休み時間にサザエさんの話になったものだ。　「明日はサザエさんがあるねえ。　癒されるのよねえ。」と・・・。　でもサザエさんを見ると翌日からは激務。　だからいつだったか「サザエさん症候群」などという言葉もあったのではなかったかな。　今もって大ファンだ。　見ないと一週間が始まらない。

　そしてもう一つ好きなのが「キューピー」。あの何とも愛らしい目、表情、ポッコリのお腹。　はて何頭身？と思うような幼児の体型だ。　何ともかわいい。　お昼前にキューピーの番組で始めと終わりに踊るものがある。　めったに見ることはできないが、自宅にいるときには登場する時間を気にしながら用事を済ませ、メモの用意もしてその番組を見ることにしている。　

　それにしてもあのキャラクターを考え出した人は「凄い！！」なあ。　世界各国幼児の雰囲気はどこも同じように思う。　何の罪もないあどけない表情・・・。　

　わが家にもいくつかキューピーちゃんがいる。　お土産にいただいたものや、母の看病に付き添っていただいた方からもらったもの・・・。　どれもみんな愛おしい。　


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ゆったり・・・ゆったり・・・

　早いものでもう１０月。　今年も４分の３が過ぎてしまった。　寒いねえ、良い季節だねえ、暑いねえ・・・と言いながら、あっという間に・・・。　今日は肌寒くて服装も１枚増えた。　急に秋の装いである。　何を着ればいいだろうかと思うほどだ。

　月末で忙しく、パタパタしたのちの月初めは実にのんびりした気分になれる。　しかも今日は雨だ。　日照不足で作物の成長が懸念されるが、こうした雨の日は雨の日で不思議に気持ちも落ち着く。

　どんな変化があると言うものではないが、事務仕事をしていてもゆったりした気分になるから妙なものだ。　こんなときに思うのは、「人間って不思議だよねえ。　本人の気持ち次第でパタパタした気分にもなるし、ゆったりした気分にもなる。　いつもこんな穏やかに構えていられたらどれほど良いだろうなあ・・・」。

　どんな場面に遭遇しても自身に言い聞かせるように「落ち着け、落ち着け、どうにかなる」その構えができるようになりたいもの・・・。　私が知らず知らずのうちにふと気付くと行っているのは「深呼吸だ」。　「あっ！！　又深呼吸してる！！」と思うことがよくある。　加齢とともに、自身で自身を奮い立たせ、「さあ！　がんばろう！」なのかもしれない。　それが自然に身についたのかな・・・と昨今思う。


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