社員のおしゃべり

日々の生活の中でのできごと

ただただ感心・・・そして・・・

2015-10-05 10:26:34 | 楽しく楽しく
 今日はバスで次女と広島へ・・・。 「私の針仕事展」を見に行ってきた。 副題として「布に託したメッセージ」とあったが、各作品の前で「う~ん!!」と唸りながら見てきた。 ただただ感心したひと時。 

 以前、ヨーロッパのどこの国だったかは忘れたが、結構年配の女性が眼鏡をかけて針仕事をする姿をテレビで見たことがある。 古い古い思い出の洋服から布やレース、刺しゅう部分などを切り取り、工夫してひとつの作品を作っていく。 「わあ凄いなあ・・・。 でも思い出をすべての形でとっておくのも大変。 場所も取る。 そうよねえだからほんの少しずつ綺麗なパーツを取って作品にまとめていくんだなあ。」と思って見た。

 昔から「キルト」と言えば「これだ」と思うくらい固定した思いがあったが、今回初めてキルト展を見て、その「発想の自由さ」に驚き、感動した。 「こういうものでなければいけない」と言うような思いが私にはあって、とっつきにくく、なかなか自身ではやろうとは思えなかったのだ。

 でも今回、さまざまな作品を見て、ふと気付いたことがあった。 子供の保育園に持って行かせていたお昼寝の布団カバー、あれに施していた物はまさにこれだと。 あれでいいんだと思えた。

 子供を保育園に通わすにはまだまだ幼く、可哀そうに思って、パンダが竹の葉を食べている姿を縫ってやった。 しかもその布は、亡き母の洋服の生地。 娘が生まれてすぐに他界したため何だか亡くなった母が私の代わりにそばで見守ってくれるんじゃないかと思って・・・そんな思いが込めてあったものだった。 今もってそのカバーを長女は大事にしている。

 「ああこれでいいんだ・・・。」と思えた。

 あれほどの大作も、すばらしい作品も絶対できない。 でも何かの思い、願いが込められている・・・そうした手仕事があるんだと思えた。

 
 また違ったものではお菓子の森をイメージして、お菓子の家や、ケーキ、クッキー、キャンデイーなどが展示されていたり、古布を用いて、明治・大正・昭和初期の裁縫学校の教科書の型紙から、細工物やおもちゃが作って展示してあった。

 気の遠くなるような作品群を見て、「はて、どんな事を思いながら考えながらこの作品はひと針ずつ縫って作られたんだろうか」・・・そんなことを思いながらそれぞれの作品と対峙しながら、別世界に。

 自宅のありとあらゆる思い出の品々を少しずつ整理しながら、何か作り上げれたらと思う。


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コメント
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